“3000回も加熱冷凍OK!何度も洗って使い回せる!”
のシリコン保存袋「stasher(スタッシャー)」。
エコ&節約大好き、ポンコツ主婦歴15年の筆者、
使い捨てのラップやフリーザーバッグ、もったいないな~
と日ごろから感じていたので
スタッシャーは、低温調理や冷凍用に使うフリーザーバッグの代用として購入しました。
機能的で丈夫なスタッシャーでしたが
「スタッシャー、(思っていたより)使いにくかった…」
という結果に。
これからスタッシャーを購入しようと思っているあなたに、
スタッシャーを実際に使ってみて「使いにくい」と感じた率直な感想や、便利な使い方もレビューします!
スタッシャーは多機能でサイズも色も豊富!
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スタッシャーは電子レンジ、湯せん調理、オーブン使用も可能なシリコン製バッグ。
耐熱温度は-18~250℃まで対応しています。
特に市販の保存袋とは比べ物にならないほど、耐熱性・耐久性にすぐれているのが魅力的ですね。
カラーバリエーションも豊富で、キッチン以外にも防水用バッグや小物入れとしても使えます。
自立できる「スタンドアップ」型タイプなら、ミニ、ミディアム、メガの3つの大きさ。
袋型タイプなら、S、M、L、ポケットサイズの4つのサイズがあります。(2020年1月現在)
▼購入したのはこの2つ。
¥2,300【本体サイズ】縦18×横21.6×マチ9cm/容量1.6L
●Mサイズ【色】シトラス
¥1,500【本体サイズ】縦18.5×横19.3×マチ2.6cm/容量450ml
普段はおもに、切って余った野菜を入れたり、お肉の下味用に使っているスタッシャー。
使いかけの野菜も、冷蔵庫で迷子にならずに助かってます(笑)
シリコン製バッグってほかのメーカーも数々ありますが、
スタッシャーが特にいいなと思った点は「ジッパー」の部分▼
「ピンチロックシステム」と言うスシャッター独自の特許技術らしく、
複雑に食い込む構造になっていて、
片手でもぎゅっぎゅっと、簡単に密閉できて、液漏れしません。
とくに調理中はすごく助かります。
機能的で丈夫なスタッシャー、総合的には、もちろん買って大正解ではありますが、
自分が想像していたよりも「使いずらいな」と感じた点があったので、次で紹介していきます。
使いにくい点1)お肉や魚の低温調理用バッグとして
お肉や魚の低温調理に使う真空パックやジップロックの代用として購入したスタッシャー。
低温調理は、素材の入った袋を、真空状態にするために水圧を利用して空気を抜き、袋を鍋底に沈めておくのが一般的ですが、
スタッシャーで真空状態を作るのは、構造上、難しいことが分かりました。
先日、ローストビーフを作ってみたんですが、
“最初に生肉を低温調理してから、フライパンで焼き目を付ける”
といういつもの工程が失敗の元でした。
スタッシャーは素材が分厚いので、どうやっても底の「まち」部分に空気が入ってしまって密閉状態ならず
スタッシャーが浮いてきてしまい、空気の層にどんどん生肉の汁が溜まってべちゃべちゃに。
1)先に肉を焼いて肉汁を出さないようにする
× 生肉を低温調理 →フライパンで焼く
〇 フライパンで先に生肉を焼く→低温調理
2)密封状態になるべく近づける
つけ汁やソースなど「液体」となるものを一緒に入れておくと、
密封状態を作りやすくなります。
スタッシャーの公式サイトでも、低温調理レシピがたくさん載ってるので、是非チェックしてみてくださいね(^^♪
使いにくい点2)蒸し料理はルクエのスチーマーに軍配
蒸し料理が電子レンジで作れる調理器具「ルクエ」のスチーマーの代用としても、
スタッシャーは、使いにくい商品だと感じました。
「使う前に想像すればわかるじゃん!」と自分であとから反省しましたが、
スタッシャーを電子レンジで調理すると、熱い蒸気がプシューッとでるし、
横に倒すと汁がこぼれやすい点も、扱いにくさを感じました。
▼ルクエのスチーマーは10年以上愛用していますが、丈夫で洗いやすいです
電子レンジで蒸し料理をしたいときは、平たくて蒸気が循環しやすい形が、いちばん理想的。
特に形が崩れやすい白身魚や、汁気が多く出るキノコ類などは、ルクエのシリコンスチーマーの方が
- 形が扱いやすい
- 運びやすい
- 洗いやすい
という点で、ルクエに軍配が上がりました。
使いにくい点3)小分け冷凍には不向き
スタッシャーをフリーザーバッグとして使うとき、小分け冷凍用には不向きです。
我が家では、ほうれん草などの青菜を小分けにして冷凍していているのですが、
スタッシャーは、丈夫で固いシリコンでできているため、
もとの形を折り曲げたり「変形」して冷凍するのは難しいです。
▼特にジッパーの部分は、硬いので折り曲げられないです
スタッシャーは、冷凍するとシリコンがさらにカチカチになるため、
結局、冷凍庫内で場所をとる存在になってしまいます。
スタッシャーをフリーザーバッグとして使うなら、
小分け用ではなく、1食分のスープ専用などとして使うのがお勧めです
使いにくい点4)洗いにくい口コミあり!正しい洗い方は
洗って約3000回も繰り返し使えるが売りのスタッシャー。
もちろん食洗機も使用OKなのですが、一番の懸念は
「洗いにくそう」
というイメージがあること。
スタッシャーいいよって聞きますが、洗いにくそうだし、食卓にそのまま出して食べられなさそうだしで、購入はなさそうです…。
やっぱりジップロックシリーズが使いやすい気がします。— シェンフェン@Dサバ (@xianfeng_D) December 9, 2019
スタッシャー気になっています💡
洗いづらいのではと思い、購入を躊躇しています😶— おりか✳︎ぶりこらぁじゅを意識して暮らす (@orikaor) August 30, 2020
スタッシャー使ってます😊
冷凍庫で使用ですが、Mだと容量不足、Lだと冷凍庫の収まり悪いです💦ミゾはお察しのとおり、洗いにくいですよ〜😗
(タッパーのパッキンよりは洗いやすいですが←フォロー😅)まだまだ発展途上のアイテムなんでしょうね😁
— 🍜しまむすガラパゴス (@soulfull3211) September 6, 2020
▼ネットの声でも多かったのですが、もっとも気になるのがジッパー部分▼
白く見えるのは汚れではなくて、内側のシリコンがむき出しになっている部分。
実際に、一番汚れが溜まるし、洗いにくいです。
溝が多く複雑な作りなため、液漏れの心配はないものの、
力をいれるとジッパー部分が避けそうな設計なので、
乱暴には扱うことはNG、もちろん、裏返して洗ったりするのもNGです。
スタッシャーの正しい洗い方
スタッシャーは、もちろん食洗器にも対応していますが、
口を密閉して洗剤と水を入れてじゃぶじゃぶ振り洗いするだけで、ほとんどキレイになります。
油汚れがひどいときは、熱湯と食器用洗剤を入れてよく振り、
しばらく置いてから柔らかいスポンジで洗うときれいに落ちます。
乾かすときは、ジッパーを下にして口を開き、食器洗いかごやグラススタンドなどで乾かしています。
使いにくい点5)使用後に匂いうつりも…
シリコン製のスタッシャー、匂いも気になるところですが、
商品自体にプラスチックっぽい匂いはなくほぼ無臭です。
ただ、良く乾かさないと、匂いが中にこもって残りやすいので、
洗ったらしっかり乾かすのは鉄則です。
ニンニクなど匂いのキツいものを入れると、洗剤ではなかなか落ちにくいため、
匂いが気になるときは
- 台所用漂白剤に浸けてから洗い流す
- 重曹につけ置きする
- レモンスライスを入れて一晩置く
などすれば大丈夫!
経済的に余裕があるのなら、いくつかスタッシャーを用意して、
お肉用、野菜用、収納用など使い分けるのが一番かもしれませんね。
使いにくい点6)スマホの操作ボタンの反応が悪い
スタッシャーの魅力は何と言っても、片手で密閉できて、しっかり防水できること。
お風呂やレジャーに、スマホの防水ケースとしてもバッチリです。
ただ、画面タッチの反応については、残念ながらあまりスムーズではありませんでした。
ボタンを押すのも、やや強く押さないと反応せず、
ましてや、サクサク文字入力するというのは厳しいかもしれません。
スタッシャーの安全や衛生面について
スタッシャーは、アメリカ・カリフォルニア州で誕生したプラスチックフリーの食品用保存容器。
原料は食品用品質として認められているピュアプラチナシリコーン100%で、
多くの医療用器具や乳幼児用の製品に使用されているほど、安全な素材なんですよ。
調理器具としてスタッシャーを使う場合、もっとも危惧するのは、やはり衛生面。
スタッシャーは、熱湯・煮沸消毒はもちろん、食洗機も使えるため、安心して使えます。
もし心配な時は、パストリーゼをシュッとしておけばOK!
パストリーゼは、食品の上からも直接シュッとかけられるのが特徴の、除菌・殺菌・防カビ剤。
お弁当のおかず上にも直接シュッ!とできて、おいしさを保ってくれるため、
コロナ禍でSNSを中心に人気が爆発した、アルコール除菌剤です。
スタッシャー(シリコン保存袋)は使いにくい口コミあり?匂わない洗い方まとめ
スタッシャーを使ってみた率直な感想をお伝えしました。
・小分け冷凍には不向き
・レンジでの水気の多い蒸し料理はルクエの方が便利
・分解して洗えないので匂いがこもりやすい
・防水ケースとしては完璧、画面タッチの反応は△
などなど、思った以上に使いこなしに苦戦していますが、
やはり、使い回すことに抵抗が無く、経済的にもお得というのが一番うれしいですよね。
使い捨てのフリーザバックと違い、丈夫な素材で、安定良くすっきり収まるのもうれしいポイント。
サイズも使い方も色々あるスタッシャーの使い方は人それぞれ、
これからもスタッシャーを使って、元を取るべく使いこなしていきたいと思います!