年賀はがき、往復はがき、かもめ~るなどの通常(官製)はがき、気が付けば何枚も書き損じちゃった…
なんて経験ありませんか?
書き損じたはがきや切手は、郵便局に持ち込めば一枚5円の手数料を払うことで、新品と交換してもらえます。
もちろん、お家にある昔の50円・52円のはがきや80円切手などのも交換可能。
- 住所の間違いや印字ミスのハガキ
- 期限の過ぎた未使用のお年玉ハガキ
- 間違って貼ってしまった切手
など「書き損じはがき」や「切手」は郵便局で交換可能。
手数料の計算方法や、支払いの際のちょっとした裏技も紹介します。
郵便局で交換してもらえるモノとは?
書き損じたはがきや切手とは、例として
・印字を間違えたはがき
・50円・52円・62円・82円など昔の額面のはがきや切手
・期限が過ぎたくじ引き番号付きはがき(年賀状/かもめ~る)
・未使用のはがき・切手
・間違って貼った切手
・投函の期限が過ぎた返信用はがき
などがあります。
郵便局で新品に交換してもらえるモノは
- はがき
- 切手
- 郵便書簡(ミニレターなど)
- 特定封筒(レターパックなど)
- エクスパック封筒
などがあります。
2019年10月から消費税が8%⇒10%に引き上げられたことで、
・手紙(定形郵便物)は82円⇒84円に
・はがきは62円⇒63円
・往復はがきは124円⇒126円
に、郵便料金がそれぞれ値上がりしました。
切手やはがきは、これまでも額面が頻繁に改定されているので
昔の50円や52円などはがきなど、どのお家にも1枚は必ずありそうです。
もちろん、不足分の切手を貼って投函してもOKですが、
郵便局で、新しいはがきに交換してもらうことも可能です。
書き損じとして交換できないものは?
書き損じたものは、何でも交換できるということではありません。
- 汚れがひどいもの・破れているもの
- き損した郵便切手料額印面(はがきに印字されている切手の代わりの部分)
などは対象外(無効)となることもあるので注意が必要です。
書き損じはがきや切手と交換できるもの
書き損じたはがきや切手は、郵便局では現金への交換は受け付けていません。
- 通常切手
- くじ引番号付き郵便はがき(年賀状・かもめ~る)
- その他の郵便はがき
- 郵便書簡や航空書簡
- 特殊封筒(レターパック類)
など、同じ額面分の商品を選んで交換することができるので、
たとえば、使わない往復はがきを切手に交換することもできます。
書き損じはがきや切手の交換期限はいつまで?
書き損じはがきや切手の交換期限は無いので、いつでも交換可能です。
“部屋の整理をしたら、10年以上前の50円や52円のはがきが出てきた!”
なんて時も、「書き損じ」として郵便局窓口で交換できます。
古くてボロボロ、料額印面が汚れていると交換できない場合もありますが、
まずは郵便局窓口に持参して聞いてみてくださいね。
書き損じはがきや切手の交換手数料!支払いは[現金]か[切手]で相殺OK
書き損じの交換手数料は、受取る切手やはがきの枚数に関係なく、
あなたが郵便局に持参した、はがきや切手類の種類と枚数で決まります。
通常はがき:5円/枚
通常切手:5円/枚
郵便書簡・往復はがき:10円/枚
特定封筒(レターパック):41円/枚
10円未満の切手:合計額の半額(小数点以下の切り捨て)
同じ切手でも10円未満の切手は手数料の計算方法が異なるので注意です。
※例えば2円切手10枚・5円切手10枚を交換すると切手額面合計70円の半額=35円が手数料として必要になります。
- 受け入れるもの(窓口に持参する物)
- 交換できるもの(窓口で渡す物)
について詳しくは、郵便局のホームページで確認できます。
支払いは[切手]も選べる!
意外に知らない人も多いのが、
“書き損じはがきの交換手数料の支払いは「現金」or「切手」が選べる“
ということ。
手数料を支払うために、お家に余っている額面の小さい未使用の切手などあれば使えますし、
交換として差し出した切手で最初から手数料を相殺することもできます。
例えばシンプルに使える裏ワザとして、
50円の未使用のはがき10枚(500円相当)を、切手に交換したいとき
↓
交換手数料は10枚*5円=50円が徴収されます
ですが、最初から手数料分を差し引いて(相殺して)、
450円分の切手をください
と窓口で最初から申し出れば、あなたは現金も切手も出さずに済むというわけです。
書き損じはがきや切手の交換事例と計算方法
さきほどの裏ワザのように、
書き損じのはがきや切手を、郵便局の窓口でただ「交換してください」というと、
手数料分は“現金支払い“となってしまいます。
もし、書き損じの合計額面から手数料を引いてほしい時は事前に
手数料は額面から差し引いてください
と言う必要があります。
つまり交換手数料の支払い方法として
1)交換手数料や端数は現金で支払う
2)交換手数料は家に余っていた未使用の切手で払う
3)交換手数料は最初から差し引いて、現金支払いを極力少なくする
4)最初から合計額面から差し引いて相殺してもらうことで、手持ち現金を一切ださずに交換
の4つの方法が考えられるということですね。
ここまで、交換手数料を切手額面で相殺できることをお伝えしましたが、
実際の交換時をイメージしやすいように、交換時の計算例をご紹介します。
例)50円はがきから63円はがきに交換
お家に1枚だけ出てきた50円のはがきを、最新の63円のはがきに交換したいとき。
交換手数料…5円(@5円×1枚)
がかかりますので、差額13円と合わせて、合計17円を追加で支払うことになります。
もちろん、17円分は切手で払ってもOK。
例)書き損じの年賀はがき(52円*20枚)を63円はがきに交換
ここからは応用編。
つぎは、書き損じの年賀はがき(52円*20枚)を63円のはがきに交換したいときの例を見てみましょう。
はがきの額面…1040円(52円×20)
交換手数料…100円(@5円×20枚)
パターン1)交換手数料と端数は追加現金で支払う
はがき類の額面金額 1,040円 ÷ 63円 = 16枚 と おつり現金32円分。
63円はがき16枚と48円のお釣り…と言いたいところですが、
郵便局窓口で現金は受け取れません。
ですから、この場合は、おつり現金32円分に、追加で現金31円を払い合計63円にして、
17枚の63円はがきを受け取ることになります。
交換時手数料100円と追加金額31円、
合計現金131円を支払い、63円切手17枚を受け取ります。
パターン2)交換手数料は最初から差し引き、現金支払いを極力少なくする
はがき類の額面…1040円(52円×20)
交換手数料…100円(@5円×20枚)を、額面から最初に引いてもらう。
↓
交換可能な金額 :1,040円-100円=940円分を交換対象額にします。
63円はがき×15枚= 945円で 5円不足になるので、
不足額は5円を現金で支払い、63円はがき15枚を受け取ります。
パターン3)手元現金は一円も出さずに購入切手で相殺
交換対象額の940円分を、63円ハガキ以外の端数は切手になってもいいというときは、
63円はがき ×14枚= 882円
10円切手 ×5枚 = 50円
1円切手 ×8枚 = 8円
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合計940円
とすれば現金払いは「0円」で切手類を受け取れます。
書き損じはがきや切手の換金は金券ショップへ
書き損じたはがきや切手をどうしても現金に換えたい場合は、
- 金券ショップ
- ネットオークション
- 切手買取専門業者
などに依頼する手段もあります。
お店によって条件や相場はかなり差がありますが、未使用の年賀状や書き損じはがきなら
1枚20円~40円くらいが相場
で買い取ってくれるそうですよ。
書き損じはがき交換の手料金計算方法!切手支払いで相殺OK?まとめ
書き損じたはがきや切手類は、交換手数料を払えば同じ額面分の、
- はがき
- 切手
- 郵便書簡
- 往復はがき
- レターパック
などと交換する事ができます。
交換手数料の計算は、受取りたい(交換してほしい)切手やはがきの枚数に関係なく、
郵便局に持参する書き損じた切手やはがきの枚数で決まります。
交換手数料は、
- 現金で支払う
- 未使用の切手で手数料を支払う
- 最初から合計額面から差し引いて相殺
などのやり方があります。
書き損じはがきの交換期間に期限はありませんので、お家にある昔の書き損じ切手や、
使わなくなった少額切手などはぜひ活用してみてくださいね。