毎年5月の第2日曜は母の日ですね。
母の日のプレゼントに定番の、赤いカーネーションには、
『母への愛』
という、ピッタリな花言葉があります。
そして最近は、様々な色が入り交じった、虹色のレインボーカーネーションも話題。
レインボーカーネーションの花言葉は
『感謝』
ですから、これも母の日にもってこいの花言葉ですね。
カーネーションは、赤・ピンク・白の定番から、青・黄・緑など色によっても花言葉がありますが、
中には母の日のプレゼントとしてはネガティブな意味の色も…?
是非、選ぶときの参考にしてみてください!
カーネーション(Carnation)の歴史
カーネーションの歴史は古く、原産は南ヨーロッパや西アジアの地中海沿岸。
古代ギリシアの時代から、香料として栽培されていました。
科・属 | ナデシコ科・ナデシコ属 |
和名 | カーネーション |
英名 | carnation |
学名 | Dianthus caryophyllus |
原産地 | 南ヨーロッパ、西アジア |
開花期 | 2月~5月 |
名前の由来は諸説ありますが、
古代ヨーロッパでは、神にささげる花冠を作るのに使われていた花で
シェイクスピアの時代に使われた冠飾りを意味する
コロネーション(coronation)
↓
カーネーション(carnation)
となったとされています。
母の日(Mother’s Day)にカーネーションを贈る意味や由来
カーネーションは昔から「母性愛」を象徴する花。
実はカーネーションは、キリスト教と密接な関係があります。
ヨーロッパでは、キリストが十字架に架けられて処刑されるときに、
母親である聖母マリアが流した涙のあとから生えた花
というエピソードがあるからです。
母の日(Mother’s Day)の始まりはいつ?
日頃のお母さんの苦労をねぎらい、感謝を表す母の日(ははのひ)は、
1907年アメリカから最初に始まったとされています。
1905年5月9日に亡くなったミセス・ジャービスの追悼式の教会で、
娘のアンナが母ジャービスの好きだった白いカーネーションを配ったのが、
母の日の始まりと言われています。
ミセス・ジャービスとは、アメリカの南北戦争後に、平和と女性の結束を呼びかけた偉大な女性活動家。
娘アンナの提案で、母を想いだし称える気持ちをこめて、
母が生きている人は赤いカーネーションを、
母を亡くした人は白いカーネーションを自分の胸につけるようになました。
この運動が広まり、1914年「母の日」はアメリカの記念日として正式に制定され、
日本に定着したのは1949年ごろからと言われています。
母の日(Mother’s Day)は国によって違いも
アメリカでは、毎年5月の第2日曜日に「母の日」を祝い、日本もそれを真似ていますが、
母の日の起源は世界中でさまざまあり、実は日付も異なります。
例えばスペインでは5月第1日曜日、北欧スウェーデンでは5月の最後の日曜日になっています。
母の日のプレゼントにレインボーカーネーションが人気上昇中
母の日のプレゼントに定番といえば、赤いカーネーション。
『母への愛』
という花言葉もあり、昔から不動の人気でした。
また先ほどの、母の日の始まりとなったアメリカの追悼式の教会のエピソードで、
亡くなった方に贈る風習があるという、白色のカーネーションは
『私の愛情は生きている』
という、祭壇にふさわしい花言葉があります。
そして最近は、虹色のレインボーカーネーションも話題。
レインボーカーネーションの花言葉は
『感謝』
ですから、赤いカーネーションと合わせて、母の日にもってこいの花言葉です。
引用:wikipedia (Rainbow carnation)
「レインボーカーネーション」を、品種改良に初めて成功したのはオランダの企業だそうで、
カーネーション以外にも、バラ、菊、アジサイ、蘭などの切り花も、同じ方法で着色できるんだそう!
花言葉に加えて、個性的なカーネーションを送りたい方におすすめですね。
▼一輪だけのミニブーケ!お高いですが、特別感あります
▼バラとアレンジしても最高に可愛らしいです
カーネーションの花言葉!英語では?
カーネーションは品種改良のものも含め約3000種以上はあると言われています。
カーネーション全般の花言葉は、
- 『無垢で深い愛』
西洋(英語/Language of flowers)では
- 『fascination(魅惑、魅力)』
- 『distinction(卓越、名声)』
- 『love(愛情)』
カーネーションの花言葉《赤》
真っ赤なカーネーションは、母の日の定番として、最も人気のある色。
赤いカーネーションの花言葉は、
- 『母の愛・母への愛』
西洋(英語/Language of flowers)では
- 『My heart aches for you(あなたに会いたくてたまらない)』
- 『deep love(深い愛)』
- 『admiration(敬愛、感嘆)』
カーネーションの花言葉《ピンク》
カーネーションの赤と比べてやさしい色のピンク。
こちらも母の日のプレゼントとして人気の色で、
花言葉も、感謝の気持ちが協調されていいます。
- 『感謝の心』
- 『熱愛』
- 『美しいしぐさ』
- 『気品』
西洋(英語/Language of flowers)では
- 『I’ll never forget you(あなたを決して忘れません)』
- 『a woman’s love(女性の愛)』
- 『a mother’s love(母の愛)』
カーネーションの花言葉《白》
- 『亡き母をしのぶ』
- 『私の愛情は生きている』
- 『純粋な愛』
西洋(英語/Language of flowers)では
- 『sweet and lovely(かわいくて愛らしい)』
- 『innocence(純潔)』
- 『pure love(純粋な愛)』
カーネーションの花言葉《黄》
黄色のカーネーションの花言葉は
- 『軽蔑・嫉妬』
元気が出るビタミンカラーの黄色ですが、ヨーロッパではキリストを裏切ったユダ人の服の色で、
裏切りや異端者の色とされていた歴史があるため、花によってはイメージがよくない傾向もあるようです。
西洋(英語/Language of flowers)では
- 『You have disappointed me(あなたには失望しました)』
- 『rejection(拒絶、拒否)』
- 『disdain(軽蔑)』
カーネーションの花言葉《オレンジ》
オレンジのカーネーションの花言葉は
情熱的なオレンジのカーネーションは太陽のような明るさがあります。
カーネーションの花言葉《紫》
紫のカーネーションの花言葉は
- 『誇り』
- 『気品』
西洋(英語/Language of flowers)では
- 『capriciousness(気まぐれ)』
- 『changeable(変わりやすい)』
女性らしい強さをの象徴「気品」という花言葉をもった紫色のカーネーション。
ただ、『気まぐれ』というネガティブな花言葉もあるので、
メッセージカードも一緒に添えてプレゼントすれば、誤解されずに気持ちが伝わり、喜ばれるでしょう。
赤・ピンクに近い紫色もあるので、送りたい相手に合った紫色を選ぶといいですね。
カーネーションの花言葉《青》
青いカーネーションとはあまり聞きなれないかもしれません。
花言葉は
- 『永遠の幸福』
1995年にサントリー(日本)とオーストラリアの企業が品種改良に成功したもので、世界初の青いカーネーションです。
「Moondust(ムーンダスト)」
という素敵なブランド名で、オンラインショップで購入もでき、母の日にも人気があるのだとか。
青のカーネーションは2種類?花言葉の由来とは
カーネーションを青くすためには、
の2種類が存在します。
後者の青色の花を技術的に咲かせることはとても難しく、
「もし作れたなら一生幸せになれる」
という研究者たちの長年の思いから、
- 『永遠の幸福』
という花言葉がつけられたそうですよ。
カーネーションの花言葉《絞り色・複色》
カーネーションは複色・絞り色と呼ばれる種類も沢山ありキレイですよね。
花言葉は
- 『愛の拒絶』
- 『私はあなたの奴隷になる』
- 『愛の拒絶』
と言われていますが、花言葉の由来は定かではありません。
ネガティブな意味ではありますが、
ベースの花色を考えて、ネガティブな花言葉はあまり気にしないで贈る場合もあります。
けっきょく、母の日に送るベストな色は何色?
カーネーションの花言葉を、色別で紹介しました。
カーネーション全般の花言葉は、『無垢で深い愛』。
母の日のプレゼントとして送るときは
他にも、ピンク色の花言葉だと『感謝の心』『気品』、
青色だと『永遠の幸福』という意味を持っています。
どれもお母さんに贈りたくなるような意味を持っていますね。
逆に
白の『私の愛情は生きている』=亡くなった方への感謝の気持ち
黄色の『軽蔑・嫉妬』
などは、歴史的背景や意味から母の日のプレゼントとしては敬遠されがちです。
花言葉は色々ありますが、やはりプレゼントとしてベストな色は
「お母さんのいちばん好きな色をプレゼントする」
ということではないでしょうか。
カーネーションの花言葉と色はレインボーが人気?母の日に贈る意味まとめ
相手の喜ぶ顔を浮かべて、プレゼントを選び、ともに過ごす時間。
その時間こそが、かけがえのない感謝の気持ちそのものですね。
ちなみに最近では
も母の日のプレゼントとして人気の花なのだとか。
アジサイは、きちんと手入れをすれば、翌年も花を咲かせるそうで、
思い出がずっと残ることも人気のヒミツだそうですよ。
是非参考にしてみてくださいね!
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