急ぎの郵便物、とにかく早く確実に届けたい時、「速達郵便」というサービスがあります。

速達は追加料金が必要になりますが、土日や祝日なども受け付けているんでしょうか。

  • 普通郵便と比べてどれぐらい早く配達される?
  • 相手には土日でも配達される?
  • ポストに入れても大丈夫?
  • そもそも速達の出し方って?

など、郵便局の窓口に持って行けば確実な速達も、自分でポストに出すとなると何かと不安があります。

速達を出すときの注意点もまとめました。

 

速達郵便・土日の出し方【郵便窓口】【ゆうゆう窓口】

 

結論、土日でも速達は出すことができます。

【郵便窓口】
【ゆうゆう窓口】
【ポスト】
【コンビニ設置ポスト】

いずれからでもOK。

 

そして、一番早いのは、【郵便窓口】【ゆうゆう窓口】に直接持参すること。

 

送りたい郵便物を持参して

「速達でお願いします」

と窓口の担当者に伝えれば、

窓口の人が重さを計って全部手続きしてくれますので、一番安心・確実で早いですよね。

 

土日祝はお休みの郵便局は沢山ありますが、「本局」「支店」と呼ばれる規模が大きい局は、

24時間365日営業というお店もあるので、速達も受け付けてくれます。

 

土日祝・夜間も営業の【ゆうゆう窓口】が便利

 

また、郵便局の中には「ゆうゆう窓口」が併設されている店舗もあって、

平日夜間、土日祝日でも24時間郵便物の受け渡しをすることができます。

(一部24時間対応していないゆうゆう窓口もあります)

 

 《ゆうゆう窓口の主な業務》

・郵便物を出す(速達や書留も可)
・切手の購入
・ゆうパックの購入
・保管郵便物や不在時預かりの郵便物の受け取り
・内容証明  他…

最寄りの「ゆうゆう窓口」は日本郵便のサイトから検索することができます。

 

速達郵便・土日の出し方【ポスト】【コンビニ設置ポスト】

 

都市部にある郵便局の一部には速達専用の「青いポスト」もたまに見かけます。

 

基本的に、速達郵便は、郵便局窓口か、土日ならゆうゆう窓口に直接持ち込むのが一番確実ですが、

  • 街中に設置している赤いポスト
  • コンビニに設置している赤いポスト

のどちらにも投函できます。

 

ただ、

土日は平日よりも集荷回数が少なく、最終の集荷時間も早く終了

というころが多いので、

郵便ポストの裏側に書かれている集荷時間案内を確認ください。

ポスト 速達

 

さらに、ポストに速達を投函するときはやらなければいけない大事なことあります。

 

  1. 速達料金を加算して切手を貼る
  2. 速達郵便物であることを示す赤い線を郵便物に付ける

の2点です。

 

1、速達料金を加算して切手を貼る

 

速達で出す時は、通常料金に速達料金を加算して切手を貼る必要があります。

郵便物(手紙・はがき)
250gまで +290円(基本料金に加算)
1kgまで +390円(基本料金に加算)
4kgまで +660円(基本料金に加算)
ゆうメール
+330円(基本運賃に加算)

参考:日本郵便 オプションサービス追加料金一覧

 

参考に、はがきや定形郵便の通常料金と速達料金の一覧表を載せておきます。

※2020年5月現在

種 類 重 さ 通常の料金 速達の料金 合計料金
通常はがき 一律 63円 290円 353円
定形郵便物 25g以内 84円 290円 374円
50g以内 94円 290円 384円
定形外郵便物

(規格内)

50g以内 120円 290円 410円
100g以内 140円 290円 430円
150g以内 210円 290円 500円
250g以内 250円 290円 540円
500g以内 390円 390円 780円
1kg以内 580円 390円 970円
定形外郵便物

(規格外)

50g以内 200円 290円 490円
100g以内 220円 290円 510円
150g以内 300円 290円 590円
250g以内 350円 290円 640円
500g以内 510円 390円 900円
1kg以内 710円 390円 1100円
2kg以内 1040円 660円 1700円
4kg以内 1350円 660円 2010円

 

料金は郵便物の重量によって変わります。

1円でも不足していると、

差出人の元へと返送されてくる、

または

受取人が不足分を受け取り時に支払う対応

になりますので、注意してくださいね。

 

2、速達のハガキや封筒の上部に赤い線を付ける

 

速達で出したいハガキや封筒の上部のふちに赤色のラインをひくことが決められています。

速達 赤線

 

引用:郵便局

約款

引用:「 内国郵便約款 」

 

太さや長さに決まりはありませんが、

封筒やはがきの上側の辺の2/3以上の長さが目安

と言われています。

 

他に空いてる部分に赤文字で「速達」と手書きやスタンプ印をつける人も多いですが、これは絶対必要ではありません。

 

心配なら書いてもいいですが、赤いラインのほうは「必須」ですので忘れずに。

 

速達郵便のメリット4つ

 

速達は、普通の配達に比べてどんなメリットや違いがあるのでしょうか。

 

①半日以上は早く配達される

 

速達は、基本的には普通郵便に比べ「半日以上」は早く配達されます。

 

例として、郵便局のホームページで案内されている「お届け予定日数」で検索してみると、

普通郵便が「翌日中の配達」となっている地域 → 速達では「翌日午前中の配達」

普通郵便が「翌々日中の配達」となっている地域 → 速達では「翌日午後の配達」

になっています。

 

都内の郵便局に午前中に出して、その日の午後中に都内の届け先に

「当日届いた」

という事も聞かれますが、それはよっぽど運が良かった場合。

地域間によりますが、大体半日~1日早く届くと考えてもよさそうです。

 

②配達時は原則手渡しになる

 

郵便局の案内によると、

速達郵便物の配達は原則手渡しとさせて頂いておりますが、ご不在時はお客さまの郵便受箱に配達することになっております。

郵便受箱に入らない大きさの場合や、書留などの場合は不在票(郵便物到着のお知らせ)を投函いたします。

-郵便局Q&A-

と案内されています。

 

普通郵便なら郵便受けにそのまま配達ですが、速達の場合は手渡し、自宅ならインターホンを鳴らしてくれるということですね。

 

ただ、不在の場合は郵便受けにそのまま投函され、ポストに入らない場合は不在表を入れて持ち帰られて、再配達をお願いすることになります。

 

③日祝も配達してくれる

 

普通郵便の配達日は、基本的に日祝はお休み(元旦やGWは例外有り)、月曜日から土曜日までとなっています。

 

しかし速達郵便は、日曜日や祝日でも配達がされるメリットがあります。

 

④郵便料金は高くなる

 

速達は

“配達局に到達した時点でいちばん早く届けられる人が配達に行く“

という配達方法。

 

早く届ける分のサービス料として、普通郵便の料金に速達料金(280円~)を追加する必要があります。

切手

 

ただ最初にお話ししたように、通常の配達より「半日以上」は相手に早く届けるようにするというサービスですので、

速達が、確実に「いつ・何時に」という確約や時間的な保証はありません。

引用:「 内国郵便約款 」

 

また、下記表にあるように、配達先によっては速達の取扱いができない地域も指定されています↓

「交通困難地・速達取扱地域外一覧

 

 

速達郵便が遅延した時は返金してもらえるの?

 

せっかく速達で送った郵便物。

受取人に届くまでの日数が、明らかに普通郵便と変わらない日か、

もしくはそれ以上の日数をかけて届いた場合、速達料金は返金されるのでしょうか。

 

答えは

「都度問合せが必要。遅延の状況と場合によるので、答えはどちらともいえない」

というのが正解のようです。

 

調べてみたところネット上の報告では

「返金できますよ」

という声と

「申し出たのに受付されなかった」

というどちらの意見もありました。

 

郵便局の約款にも「速達郵便の遅延時の返金」についての、正式な記載は見つけられませんでした。

 

遅延の理由が、例えば

「交通事情等の理由で遅れた」

であっても、

“自然災害なのか配達する人の個人的な事故なのか“

にもよりますし、

“本当に遅れて届いたときの客観的な証拠(写真など)が必要“

などなど、その時の状況によって異なるので、はっきりとした答えは出せないようですね。

 

速達郵便は追跡できる?

 

「今どこに郵便物があるのか」「相手に届いたかどうか」

などを確認できる追跡システム機能は、速達にはもともと付いていません。

 

もし追跡をつけたい場合は、

ポストに投函ではなく、窓口で「特定記録」という有料のサービスを付けてもらうと追跡番号が付けてもらえます。

 

「特定記録」とは

 

「特定記録」は、郵便物やゆうメールの引受けを記録するサービスで、配達の際は受取人の郵便受箱に配達されます。

 

個人ならオークションの商品発送、法人なら請求書の送付など、

引受けを記録するので、郵便物を差し出した記録を残したいときにおすすめです。

特定記録の料金は+160円。

詳しくは郵便局ホームページに案内があります。

 

速達郵便物はレターパックがおすすめ

 

一番早く確実に郵便物を届けたい時、

  • 速達並みに早く届く
  • コンビニで買える
  • 追跡サービスもついてる
  • 郵便窓口かポストに投函もOK
  • 信書(手紙・請求書)の同封もOK

の5拍子揃った「レターパック」が個人的には一番おすすめです。

 

レターパックは2種類あります

 

「レターパック」はA4サイズ以内で重さ4kgまでのものであれば、

レターパックの種類

「レターパクライト」は370円
「レターパックプラス」は520円

全国一律料金で、信書も送れるサービスです。

レターパック

 

※料額印面が360円または510円の旧レターパックは、10円分の切手を貼れば利用できます

レターパックライト レターパックプラス
料金 370円 520円
サイズと重さ A4サイズ以内。重量4kg以内
大きさ 厚さ3cm以内 厚さ3cm以上OK
配達方法 郵便受け 対面手渡し、受取には受領印か署名が必要
集荷サービス 無し 有り

 

「レターパックプラス」は料金が高い分、厚さが4cm以上のものを送りたい時や、確実に相手に手渡したいものがあるとき便利、

集荷にも対応しているので、近くに郵便局や郵便ポストがないときにも活躍しますね。

 

レターパックはコンビニや通販でも購入できる

 

レターパックはコンビニエンスストアでも購入できます。

  • ローソン
  • ファミリーマート
  • セブンイレブン
  • ミニストップ
  • デイリーヤマザキ
  • セイコーマート

など、ほとんどのコンビニで販売されていますが、一部取扱いの無い店舗もあります。

一部のコンビニではポストも設置してありますので、そのまま投函もできて便利です。

 

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「配達時間帯指定郵便」も使える!

 

土曜日に速達郵便で出すと、地域によりますが、速達で出せば日曜日には配達がされます。

 

でも、届け先が会社の場合、日曜日は休みで月曜日の午前中に確実に届けたい場合などは

「配達時間帯指定郵便」

というサービスもあります。

 

窓口でのみ受付、速達料金ではなく「配達時間指定郵便料」を通常の郵便料金に加算します。

郵便物(手紙・はがき)
250gまで +340円(基本料金に加算)
1kgまで +440円(基本料金に加算)
4kgまで +710円(基本料金に加算)

詳しくは郵便局案内ページ

速達の出し方・送り方!土日の郵便局窓口やコンビニポストから出せる?まとめ

 

速達郵便は、郵便局窓口か、土日ならゆうゆう窓口に直接持ち込むのが一番確実ですが、

  • 街中に設置しているポスト
  • コンビニに設置しているポスト

のどちらにも投函できます。

就職や受験・仕事上の急ぎの書類など、早く確実に郵便を出さなければならない時はたくさんあります。

速達で郵便物を出したい時、一番安心なのは郵便窓口に行くことです。

その方が、相談すれば速達以外のサービスも提案してくれるかもしれませんし、早くて確実・安心です。

また、都市部にある郵便局の一部には速達専用の「青いポスト」もあります。

コンビニや街中・郵便局の前にあるポストにも投函はできますが、

  1. 速達料金を加算して切手を貼る
  2. 速達郵便物であることを示す赤い線を郵便物に付ける
  3. 集荷時間を確認する

など、自己責任でしっかり対応する必要があります。

自分でポストに投函するときは、赤い線+速達料金分の切手を忘れずに貼ってくださいね。

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