官製(郵便)はがきと年賀はがきの違い。

この二つは『年賀』という印字がもともとあるかないかの違いだけで、

相互に使いまわすことも可能です。

つまり、官製(郵便)はがきに『年賀』と書けば年賀状として使えますし、

逆に余った年賀はがきを、官製(郵便)はがきのように懸賞応募に使うこともできます。

書き損じて投函できなくなった&未使用になってしまった年賀はがきも、

印字されている切手代が無効になるわけではないので、郵便局で官製はがきに交換してもらうことが出来ます。

・官製・郵便・通常・年賀はがきの違いは?
・私製はがきとは?
・年賀はがきと年賀状の違いとは?

などまとめてチェック!

官製(郵便)はがき・年賀はがきの違い

 

郵便局で販売しているはがきで、切手がすでに印刷されているハガキといえば

  • 「通常はがき」
  • 「官製はがき」
  • 「郵政はがき」
  • 「郵便はがき」

などなど、いろんな呼び名がある「はがき」ですが、

呼び方が違うだけで、全て同じものです

種類 概要 発行元 別途切手購入
私製はがき 私的に製作されたはがき 誰でも作成可 必要
通常はがき 「官製はがき」「郵政はがき」と同じ意味。郵便局ホームページでは「通常はがき」で呼び方を統一 郵便局 不要
官製はがき 「郵政はがき」へ改称の呼び方
郵政はがき 「官製はがき」の改定の呼び方
郵便はがき 郵便局で扱うすべての「はがき」が対象になるので意味が曖昧

関連:官製はがきはコンビニで買える?切手不要のハガキの違いも!

 

年賀はがきは、官製はがきに『年賀』と印字されたはがきなので、

年賀はがきは官製はがきの種類の一つ

と言えます。

 

それに対し、自分で切手を貼って投函するハガキは私製はがきと言うため、

「私製はがき」を、お正月の挨拶状として出せば、それは「年賀状」になります。

 

「年賀はがき」と「年賀状」の違いは?

 

ちなみに、

「年賀はがき」と「年賀状」

は多くの方が混同していますが、厳密には2つは同じ意味ではありません。

 

「年賀はがき」は郵便局が年賀状用として売り出しているはがきの商品の一つで、正式名称は

《お年玉付き年賀はがき》

と言います。

対して「年賀状」は、本来の意味としては新年の挨拶状のこと全般を意味します。

 

年賀はがき

郵便局が発行している《お年玉付き年賀はがき》の商品名の意味。

年賀状を送る専用のはがきとして日本郵便が販売。

 

年賀状

新年の挨拶状全般の意味。「年賀はがき」でも「官製はがき」でも「私製はがき」でも、年賀状と言う。

 

ほとんどの人は、年賀状を送るときは《お年玉付き年賀はがき》を使って年賀状を作成しているため、

年賀はがき=年賀状と同じ意味で表現することも多いですが、

販売側の郵便局の人はこの2つは明確に区別しています。

 

官製はがき・年賀はがきのサイズ(インチ)・値段は同じ

 

サイズ・値段(63円)は同じ

 

官製はがき・年賀はがきはサイズも全く同じ。

  • ㎜)100 × 148 ミリ
  • ㎝)10 × 14.8 センチ
  • inch)約 3.94 × 約 5.83 インチ

です。

 

2019年10月1日からの消費税10%増税に伴い、

・手紙(定形郵便物)は82円⇒84円

・はがきは62円⇒63円

・往復はがきは124円⇒126円

に、郵便料金がそれぞれ値上がりしました。

年賀はがきの値段も、2019年から1円上がり2020年用は“63円”に。

 

用途について

 

「年賀はがき」という名前の通り、通常使う場合は用途に違いがあります。

 

名称 用途
官製はがき(通常はがき・郵便はがき) 何にでも使えます(懸賞、喪中欠礼など)
年賀はがき(年賀状) 年賀状を送りたい時

官製はがきは、投函すれば365日そのまま振り分けられて配達されます。

 

いっぽう年賀はがきは、年末に事前に投函しても元旦に配達するように保管されます。

 

年賀はがきを官製はがきとして使う時

 

年賀はがきは、言ってみれば

“お正月のデザインとお年玉クジが印字された官製はがき“

と言えます。

 

なので、年賀状のシーズンを過ぎてしまっても、切手部分(料額印面)無効になることは無いので、

そのまま官製はがきのように使えます。

 

ただ、知っている人に対して(とくに喪中はがきとして)使う場合は

「格好悪い」

「マナーとして良くない」

と考える人が多いため、懸賞応募などの用途に使う人が多いようです。

 

官製はがきを年賀はがきとして使う時

 

官製はがきも、もちろん年賀状として出すことができます。

 

ただし、官製はがきで年賀状を送る際には、

表面に赤字で「年賀」

と目立つように書く(印刷も可能)のがポイントです。

年賀状

 

通常のハガキと間違われないように

  • 切手下に大きく縦に「年賀」と書く
  • 年賀状用の投函ポストに入れる

という配慮も忘れずに!

 

例1)官製はがき→年賀はがきに交換したい

 

官製(通常)はがきを、年賀状に交換はできるでしょうか。

Q)通常のはがきや切手を年賀はがきへ交換できますか?

A) 申し訳ございませんが、交換できません

郵便局・よくある質問

 

この場合は交換できませんので、年賀はがきは新規に購入する必要があります。

 

例2)使用の年賀はがきを「無料」で交換したい

 

年賀はがきを、官製はがきに無料で交換したいときは、つぎの2つのケースがあります。

 

近親者の不幸による服喪が理由の場合

 

近親者が不幸にもお亡くなりになってしまった場合、

販売期間内に申し出れば、手数料無料で交換可能です。

(※販売期間とは、毎年ごとに発表されます。例えば2018年度用は2017年11月1日~2018年1日5日まで)

交換できる切手類の種類はこちらの郵便局サイトもご参考。

 

誤って種類の年賀はがきを購入した場合

 

誤って年賀はがきを購入してしまった場合は、

未使用で、本年度の販売期間内であれば、手数料無料で他の種類の年賀はがきと交換可能です。

(四面連刷と広告付きのものは対象外)

 

例3)年賀はがき→官製はがきに交換

 

書き損じた年賀はがきだけでなく、書き損じた官製はがきやレターパック・不要の切手などは

1枚につき5円の手数料で、

所定の切手類と交換できます。

 

例えば、52円の年賀はがきを63円の官製はがきに交換したい時でも、

差額11円プラス一枚につき5円の手数料

を払わなければなりません。

 

▼交換手数料について詳しくは▼

書き損じはがき交換の手数料計算方法!切手支払いで相殺できる?

 

官製(郵便)はがき・年賀はがきの違い!サイズ(インチ)や種類まとめ

 

「官製はがき」とは、「通常はがき」「郵便はがき」とも言われ、郵便局が発行している切手が印字されたハガキのこと。

「年賀はがき」は「官製はがき」のお正月用として、年末年始に決められた期間内のみ販売されるはがきなので、官製はがきとサイズや値段は同じです。

書き損じが発生してしまっても、印字されている切手代が無効になるわけではないので、交換手数料5円はかかりますが郵便局で新しいものと交換ができます。

年賀はがきは2020年用より63円に料金改定されています。

投函時は切手部分(料額印面)を確認し、不足分の切手を忘れずに貼って投函してくださいね!

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