「逆マタニティマーク」は名前の通り、マタニティマークの逆バージョン。
2020年12月、電車やバスのなかで妊婦さんに席を譲りたい人のため新しいマークができました!
正式名称は「席ゆずりますマーク」。
「逆マタニティマーク」と言って啓蒙活動を行っているのは、
“まずは妊婦さんに席を譲ることから始めよう!”
という発案者の方の思いがあるからです。
席譲りますマーク(逆マタニティマークが欲しい方、購入できる販売店や金額もご紹介!
席譲りますマーク(逆マタニティマーク)とは?
電車やバスで妊婦さんに席を譲りたい人が、意思表示のためカバンなどに身に付ける
「席ゆずりますマーク」
がSNSを中心に話題です。
「席ゆずりますマーク」は、お腹に赤ちゃんがいる「マタニティマーク」のイラストに、
「席ゆずります 声かけてください」
と書いてあるため、マタニティマークに気づかれず、辛い経験をする女性は多く、
席を譲る側も、気持ちがあってもシャイなために声をかけられなかったりすることもあります。
通勤電車などで譲ってほしい人に対して、譲りたい人が意思を示すことで、
知らない人同士が遠慮なく声を掛け合えるきっかけになるのが、このマーク。
「席ゆずりますマーク」は、将来的には、妊娠中の方だけでなく、高齢者や障害がある人など、
公共の場で席を必要としている全員が、周りの配慮を得られるようなマークに発展することを目的としています。
席譲りますマークの考案者
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逆ヘルプマークを考案されたのは、育児休暇だった会社員の
椎野祐輔(しいのゆうすけ)さん。
きっかけは、奥さまが妊娠9か月のときでした。
ご夫婦で電車に乗った際、あいにく車内の座席はいっぱいだったところ、
席をゆずってくれたのは、優先席に座っていたお年寄りの女性だったとか。
このとき、椎野さんは
「周りには若い人も座っていのに、なぜ彼らは席をゆずってくれなかったんだろう?」
と考えるうち、
「声をかける勇気がなかったのかもしれない」
「言いだすのにタイミングが悪かったり、勇気が出なかったり、そういう人たちのほうが多いんじゃないか」
と思うようになったそうです。
「譲られる側の立場から『譲ってください』と声をかけるのは、とてつもない勇気が必要。
一方、座っている側の人も決して『譲りたくない』と思っているわけではなく、実は譲るのにも勇気が必要です」
「この経験をきっかけに、妊婦さんが席に座りやすくなる、座っている人も席を譲りやすくなるにはどうすればいいかを考え、『妊婦に席を譲りますマーク』を思いつきました」
http://sekiwoyuzuru.starfree.jp/
譲ってほしい人はマタニティ―マークで意思表示をしているのに、
譲りたい人は、その気持ちを発信できずにいる。
そんなミスマッチな状態を埋めるため、お互いに声を掛けやすくしようと思い立った椎野さん。
2019年12月、逆マタニティ―マークを考案したところ、SNSを中心に共感の輪が広がっていきました。
椎野さん曰く、このマークは、妊婦さんだけが対象ではありません。
妊婦さんだけではなく、高齢者・乳幼児連れ・身体が不自由な方など、
席を必要としている皆さんが救われるマークへ発展することを、将来の目標にしています。
席ゆずりますマークの販売や欲しい時の購入先は?
逆マタニティマークは、「マタニティーマーク」の利用許可を厚生労働省から得てデザインに採用し、非営利で運営しています。
【拡散して頂けたら嬉しいです🙇🏻店舗さんに届きますように🙏】
席ゆずりますマーク店舗販売企画‼️
多くの方に知って頂けますように🙇🏻✨✅費用は販売するマーク代以外かからない!
✅返品可!在庫リスクなし💮現在、18店舗さんにご協力頂けております🙌🏻✨
ご連絡、心よりお待ちしております🙇🏻✨ pic.twitter.com/GBEAByeouU
— 席ゆずリますマーク (@sekiwoyuzuru) July 14, 2020
現段階では、個人的に運営するネットサイト
は個人で1個づつ作成されているため、ニュースなどで紹介されたとたんに売り切れ状態になるそう。
「席譲りますマーク」の公式販売店はこちら。
お支払いも、クレジットカード、後払いも受付けています。
将来的には、楽天やAmazonなどでも購入できるようになるといいですよね。
また、今後、企業や自治体単位でも支援の輪が広がって、
「ヘルプマーク」のように、駅や公共機関で無料配布されるなど、
もっと気軽に手に入れることができるようになるといいですね!
席ゆずりますマークの金額
逆マタニティ―マークのデザインは、基本的に1種類のみ。
妊娠中を示すマタニティーマークの利用許可を厚生労働省から取得しデザインに採用。
「席ゆずります 声かけてください」
とメッセージを添え、関東や関西の鉄道路線のイメージカラーに合わせたバージョンもあるようです。
アクリル素材のタグ型のキーホルダーで、実費380円+送料120円で、実費相当分の非営利で取り扱っています。
他にも、寄付が一緒にできる500円の商品や、大サイズ580円など、
活動の輪が広がるほど、今後さらに商品ラインナップは増えそうですね。
席譲りますマークと同じ趣旨マークは他にもある!
マタニティマークを兼用するマークとして、赤色のヘルプマークがあります。
「ヘルプマーク」は、JIS(案内用図記号)にも登録されて、関連グッズなどもネット販売されています。
ヘルプマークは、電車など公共の場で
- 義足や人工関節の人
- 妊娠初期の人
- 知的障害のある人
- 精神疾患の人
など、外見からの不自由さが分からない方々全般に、周りの人が支援の声を掛けやすくするためのもの。
そして、その“逆”である
「席を譲ります。気軽に声を掛けてくださいね」
という、助けたい側の気持ちを周りに伝えるマークは、実は他にも沢山あります。
サポートマーク
サポートマークは、ヘルプマークの逆バージョン。
『困っている人を助けたい!』
という気持ちを表すサポートマーク、
「席譲りますマーク」と趣旨は同じですね。
サポートマークのお問い合わせいただきありがとうございます。
お申込みは下記ページからお願い致します。
⏬https://t.co/2eqRqmIomg⏬クレジット決済の方https://t.co/Z0u7lbg1rP
宜しくお願い致します😊 https://t.co/ih8dsN6jTv pic.twitter.com/pSBIn8xAQ1
— 特定非営利活動法人日本サポートマーク普及協会 (@supportmarkjp) July 1, 2021
逆ヘルプマーク(まだ考案段階)
赤色のヘルプマークの逆バージョンとして、緑色の逆ヘルプマークも、現在考案中。
発案者は、静岡県在住の小学生の女の子で、すでに静岡県議会の本会議では前向きに検討中なんだとか。
ただ、赤色のヘルプマークの著作権が東京都あることなどもあり、現在は考案の段階です。
▼詳しくはコチラ▼
席譲りますマークが欲しい声多数!世間の反応は?
今日電車に乗ってたら男性が「席ゆずりますマーク」なるものを付けてるのを発見した!(その方は座ってなかったのですが)
なかなか声かけるのも勇気いると思うので、こんなアプローチも広まるといいな〜!https://t.co/JHeWQrcpbe pic.twitter.com/lUSbJuU0Zq— なかなさん。 (@nakanasan_n) June 24, 2021
マタニティマーク付けててマタハラに合うみたいなエピソードあるけど、マークつけてないと譲りにくいよな。
外から見て分かりづらい妊娠初期の方がしんどいことあるって聞くし。
お腹に赤ちゃんがいるとか、小さい子供抱っこしてるとか、積極的に席を譲りたいと思ってる。— moca (@kinu0507) June 29, 2021
#席ゆずりますマーク 届きました!
あまり公共交通機関を使う機会がないので役立てられないかもしれませんが
それでも用意する事に意味がある!という事でこれ見た人はみんな買おうね!( •̀ω•́ )✧ pic.twitter.com/vDFtjp6N7L
— 柴犬のフラッフィー (@FluffyPuppyJP) February 28, 2020
逆マタニティ―マークは、ニュースで取り上げられて以来、多くの方が賛同。
購入したい!という声が多く広がっています。
これからも、もっと多くの方に知ってもらうようにしたいですね。
席譲りますマーク(逆マタニティマーク)はどこでもらえる?購入先まとめ
「助けたい側」の気持を代弁するツールとして、まずは知名度のあるマタニティ―マークに絞ったことで、
SNSを中心に多くの共感を呼んでいる、逆マタニティ―マークこと「席ゆずりますマーク」。
現在はまだ無料配布などはしておらず、公式販売ショップや、サロンなど一部店頭販売のみの取り扱いですが、
どんな形やマークであれ、何かがきっかけになって思いやりの気持の輪が広がることは素晴らしいことですね!
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