“ネクストタピオカ”と言われている「タロイモドリンク」の原料タロイモ。
さっそく、実際にタロイモだけを蒸して食べてみたところ、
タロイモ=マロン(栗)のような優しい甘さに
「こんなおいしいお芋があったなんて!」
と大感動、すっかりタロイモに魅了されてしまった筆者。
日本ではあまり馴染みのないタロイモですが、
ハワイではダイエット効果バツグンのソウルフードとして、昔から親しまれています。
タロイモの味わいや、里芋・ヤムイモとの違い、料理として代用できるかなどもご紹介!
タロイモとは?
“ネクストタピオカ”の「タロイモドリンク」の原料タロイモ。
エスニック料理でもよく登場するタロイモは、いくつか種類はありますが、
じつは、日本人になじみ深い
「サトイモ(里芋)」
も、実はタロイモと同じ仲間の芋。
そして、京都の料理のおばんざいとしても有名な、
「エビイモ(海老芋)」
「カラノイモ(唐芋)」
も、タロイモの一種なんです。
タロイモの栄養価(栄養素)
タロイモの主成分(栄養価・栄養素)は、
- 炭水化物(糖質)
- たんぱく質
- ミネラル(カリウム特に多い)
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
- 食物繊維
なども豊富に含まれていて、
タロイモ・里芋・ヤムイモともに、栄養成分に大きく違いはありません。
タロイモは味は甘いにもかかわらず、芋類の中でも低カロリー。
さつまいもより低カロリーで、食物繊維はさつまいもの2倍以上含まれています。
タロイモ(生・100 gあたりの主な栄養価) | |
エネルギー | 112 kcal |
炭水化物 | 26.46 g(糖分0.4 g 食物繊維 4.1 g) |
タンパク質 | 1.5 g |
ビタミンC | 4.5 mg |
カリウム | 591 mg |
引用:wikipedia
たんぱく質
たんぱく質、炭水化物、脂質はで3大栄養素といわれ、人間に必ず必要な栄養素。
タロイモは質の良い植物性たんぱく質がたっぷり!
タロイモ独特のねばねば成分は「粘液糖たんぱく質」と言われ、
胃壁を保護したり、傷ついた粘膜を修復する働きがあります。
腸の働きを活発にする作用もあるので、便秘改善にも期待されます。
カリウム
ミネラルの一つカリウムは、体の余分な水分やむくみを取り除いてくれる働きがあります。
塩分を日ごろから摂りすぎている現代人が、積極的に取りたい栄養素。
利尿作用を高めるカリウムを摂取することで、塩分(ナトリウム)の排出を促しむくみを予防に効果があります。
ビタミンC・B
美肌を助けるビタミン類。
ビタミンCは、細胞の代謝を促し、肌を整える作用で、美肌へ導き、
ビタミンBは、成人病の予防や抗酸化作用も期待できます。
タロイモの発祥
タロイモはナイジェリアでの生産量がもっとも多いお芋で、国別の生産量ベスト5はこちら
1位 ナイジェリア
2位 中国
3位 カメルーン
4位 ガーナ
5位 マダガスカル
タロイモは、畑で生産するだけでなく、水田耕作でも栽培することができるお芋。
日本でも一部の地域で栽培されていて、おなじみの里芋、海老芋、たけのこ芋、カラノイモなどもタロイモの一種です。
タロイモの味!里芋との違いや代用はOK?
一番気になるタロイモのお味!
私が実際に食べてみた感想ですが、タロイモは里芋と同じ仲間だけあって、食感は里芋によく似ています。
▼見た目は巨大な里芋というイメージのタロイモ!一個の重さは1キロ以上になるものも!
▼厚さ2センチくらいを輪切りにして皮ごと蒸せば、皮をグルッと包丁でカンタンに剥けます
タロイモの味は、
- 里芋
- トウモロコシ
- 栗
- さつまいも
- かぼちゃ
これらの優しい甘さを掛け合わせたような味、
タロイモ=「甘みと粘りが強く、その実は柔らか、ほくほくで、食感はねばり気のつよいお芋」
という印象でした!
▼ホロホロと実は柔らかく、崩れやすいです
私はこの潰したタロイモを、スイートポテトの要領で、バターと牛乳を混ぜてトースターで焼きました!メチャウマ!
タロイモは、味にクセやエグミも無いので、ふかしてマッシュポテトのように潰してもいいですし、ポテトフライのように揚げてもOK!
もちろん里芋の代用として、煮物にしても美味しいですが、
タロイモはとにかく実が柔らかいため、個人的には煮物には不向きかな?と思いました。
幅広い料理に使えて、おかずからスイーツまで幅広くつかえますよ。
タロイモ・里芋・ヤムイモの違い
タロイモと、外見も味もよく似た食材といわれる里芋やヤムイモ。
いったい何が違うのでしょう。
和名 | 属性 | 英名 | 原産 |
タロイモ | サトイモ科 | taro | マレー地方 |
里芋 | サトイモ科サトイモ属 | Eddoe | 東南アジア |
ヤムイモ | ヤマノイモ科ヤマノイモ属 | yam | 熱帯アジア原産(日本原産のヤマノイモが有名)
日本のナガイモやジネンジョと同じ仲間。 |
タロイモは、サトイモ科サトイモ属の植物の中で根茎などを食用とする栽培植物の総称。
世界的に見ると、タロイモの品種は何千種類にもおよび、各国地域や、民族に独特な品種があります。
日本で栽培されるタロイモの仲間で一番有名なのは、ご存知「里芋」。
タロイモと里芋は “何が違う” というわけではなく、どちらも同じサトイモ科という芋の種類です。
タロイモとのヤムイモの大きな違いは、
- タロイモ…サトイモ科
- ヤムイモ…ヤマノイモ科
という属性、そもそも分類が違うお芋なんですね。
タロイモもヤムイモも、熱帯アジアや西インド諸島、さらにアフリカで広く食べられています。
タロイモを主食にしている国
日本では「いも」と言えば
- じゃがいも
- さつまいも
などが挙げられますが、
「いも=タロイモ」
という国や地域もあります。
タロイモはもともと、熱帯アジアやオセアニアなどで広く食べられていて、
現在でも、東南アジアなどでは栄養価の高さから主食として親しまれています。
ポリネシアでは、タロイモから作る『ポイ』というペースト状の食品が主食、
ハワイでは、タロイモは『カロ・kalo』と呼ばれ、先住民の神話でも登場するほど、昔から大切に食されてきました。
タロイモとセンネンボクの葉で包まれた蒸し焼き料理、ラウラウ(Laulau)は、ハワイの代表的な郷土料理です。
▼ラウラウ(Laulau)
タロイモの栄養価(素)とは?里芋・ヤムイモとの違いや味や代用まとめ
タロイモは、お芋の中でも低カロリーで食物繊維やカリウム・ビタミン類が特に豊富。
美肌とダイエットの強い味方です。
あなたもぜひ、タロイモを見かけたらその味わい試してみてくださいね!
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