いんげんの筋の切り方(取り方)と茹で時間は?離乳食にもおすすめ!

インゲン

 

インゲンって“絹さや”みたいに筋取りが上手にできないし、茹で時間もよく分からない…

インゲンは、冷凍保存もOK・栄養満点で離乳食にも最適。

ただ、インゲンに欠点(=下処理がメンドクサイ点)があるとすれば

“生食に向かないため、筋取りと下茹で処理が必要”

ということ!

年中手に入りやすく、彩り鮮やかなインゲンの下処理が出来れば、

ストック野菜として大いに役立ちますし、レシピの幅も広がります。

インゲンの筋取りや、美味しく仕上げる上手な茹で方・保存方法もご紹介!

 

いんげんが料理に使いやすい理由

いんげん

鮮やかな緑が料理をひきたたせ、味にクセもなく独特の食感が人気のインゲン。

 

インゲンは「サヤインゲン/鞘隠元」とも言われますが、

関西方面では「三度豆」「インゲン豆」とも呼ばれます。

※この記事では「インゲン」と統一しますね!

 

 

年中栽培されているので一年中手に入りますが、

6月~9月までが旬の夏に美味しい野菜です。

  • 炒め物
  • 和え物
  • サラダ
  • パスタや炒飯の具材
  • 素焼き
  • 煮物
  • 肉料理・魚料理のつけあわせ

などなど茹でる・炒める・煮るなどさまざまな料理に使えます。

・調理法問わず幅広い料理に使える
・鮮やかな緑色で見た目も良い
・独特の食感で料理のアクセントに
・保存期間も比較的長い
・ビタミンやなどの栄養価も高い

など、とにかくインゲンは便利な万能野菜!

 

炒めるときも「茹で」は必要?

 

じつはインゲンは、生で食べるのはあまりおいしくありません。

 

炒め物はもちろん、和え物・ソテー・煮物などに使用するときも

「下ゆで」

をしておくことで、独特の青臭さが取りのぞけます。

 

下ゆですることで、インゲンから余計な水分を出さずに、

料理で火を通す時間も、短時間で済むからです。

 

早速、インゲンの筋取り~茹で方について見ていきましょう。

 

いんげんの筋の取り方・見分け方

 

下処理は豆の「スジ(筋)」を取ることで、スナップえんどう絹さやとおなじ要領。

 

ただ最近は、インゲンについては品種改良でスジのないタイプ(ストリングレス)が主流になっていて、

じつは、市場の9割がスジなしインゲンといわれています。

最初は筋取りが上手にできない!と思ってたんですが、私が買ってきたインゲンも、もともと“スジ無しインゲン”でした!
いんげん

 

筋あり筋なしの見分け方

ヘタ(頭)の方(もしくは真ん中でも)を、ぽきっと折ってみて、へたに糸のような筋がついてくれば、筋ありインゲンです。

コツは力を入れすぎて早く引っ張らないこと。途中で筋が切れてしまいます。

 

もしあなたが買ってきたインゲンが、筋ありだったとしても、

大概は筋が柔らかいので、食べても気になりません。

 

ですから、インゲンの筋取りについては、そこまで神経質にならなくても大丈夫です!

 

いんげんの茹で時間は約2分

 

インゲンの筋の下ごしらえをしたら、次は茹でていきましょう。

一般的には塩ゆでをしますが、キュウリやオクラ同様、

先に塩で軽く板ずりをして熱湯でゆでると、より緑が濃くなり、細かいうぶ毛が取れて食感が良くなります。

いんげん

 

インゲンの茹で方
  1. ヘタ部分を切り落とす
  2. 鍋にたっぷりお湯を沸かし、なめると塩気が感じられる程の塩を入れる。水1Lで小さじ2(10g)が目安
  3. 沸騰したらインゲン投入。茹で時間は約2分が目安
  4. ザルにあげて氷水で急冷、または2-3度水を取替え冷水で冷ます
  5. 水っぽくならないように水気をふき取る

 

沸騰したお鍋に入れてから、一連の作業をササッと行うことが、

栄養の流出を防いで水っぽくならず、あざやかな緑色と食感を保つ秘訣です。

 

野菜を茹でるときに塩を入れるのはなぜ?

いんげん

 

インゲンの他、ほうれん草やブロッコリー、小松菜などの青い野菜を茹でるとき、

塩を入れたほうが良いのは、

野菜のクロロフィル(葉緑素)が、塩のナトリウムイオンによって安定するから。

 

塩の効果によって、酸化酵素を抑えて鮮やかな緑を保ち、栄養成分が水に流れ出るのを防ぎつつ、

余計な水分を引き出し野菜のうまみもアップさせる効果もあります。

 

塩で茹でたインゲンは、ふっくらとして野菜の甘さがたっぷりで本当に美味しいですよね!

 

いんげんの冷凍保存なら茹で時間は1分以下

 

冷凍保存する場合には、

茹で時間は20秒~1分以下で十分です。

 

茹ですぎると、解凍した時にびちゃっと水っぽくなるので注意しましょう。

 

下茹でして冷凍保存すれば、色や風味を保ったまま長期保存ができます。

茹でて粗熱を取ったら、ジップロックやラップに包んで冷凍庫へ。

いんげん

 

使うときは解凍せずに、ポキポキ折ってつかえますし、そのまま煮物のお鍋に投入もOK。

長くても1ヶ月ほどで食べきりましょう!

 

いんげんの下茹ではレンジもOK

 

お湯を沸かして下茹でが面倒な時は、電子レンジでの加熱処理もできます。

 

茹でる時と同じく、筋がある場合は取り除きヘタの部分を切り落とします。

 

タッパーやお皿の耐熱容器にいれてラップをしたら

100gあたり

・500Wなら2分30秒
・600Wなら2分

を目安でレンジで加熱します。

 

ヤケドに気を付けてレンジから熱いうちに取り出したら、

一気に氷水などで冷まし粗熱がとれたらザルにあげて水気を切りましょう。

 

いんげんを離乳食で使うとき

 

インゲンは、離乳食初期から食べられる食材です。

 

ただ、赤ちゃんに大豆アレルギーがある場合もあるので、

・ごく少量から
・柔らかく茹でてつぶして裏ごしする

など、様子をみながら進めてくださいね!

 

美味しいいんげんの選び方・見分け方

 

おいしいインゲンは

・表面にツヤがあり色鮮やかなもの

・さやの先がピンとしているもの

・豆の形の凹凸の少ないもの

が良品です。

 

ボコボコとしてはっきり豆の形が出すぎているものは、育ちすぎていて皮が固くなっている証拠。食感が悪くなります。

 

また、新鮮なものは曲げるとポキッと折れ、中は水分で湿っています。

購入後に、試してみてくださいね。

 

いんげんの保存期間!冷蔵では3・4日

 

インゲンは生のままの場合は、痛んだものは取り除き、新聞紙やラップ・またはジップ付き袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存し、一週間程度を目安に早めに食べるようにします。

茹でて下処理したインゲンも、3-4日を目安に食べきりましょう。

 

いんげんの栄養

いんげん

インゲンは、βカロテンやビタミンB群を豊富に含む緑黄色野菜。

食物繊維もたっぷりで、アスパラガスに多く含まれるアスパラギンというアミノ酸も含むため、疲労回復効果や肌や皮膚を整える働きを持っています。

 

 

βカロテンは油と一緒に摂ると吸収がよくなりますので、免疫力を活性化してがん予防効果も期待できるため、炒めものや揚げ物がオススメです。

いんげんの筋の切り方(取り方)と茹で時間は?離乳食にもおすすめまとめ

 

市場に出回る約90%は筋無しインゲンで、筋有りでも柔らかい筋の場合が多いため、

インゲンの筋取りについては、そこまで神経質になることはありません。

ただし「下茹で」は、どんな調理でも必要です。

茹で時間は2分、冷凍する場合は1分ほどで十分。

硬めに茹でて、保存袋に入れ冷凍庫へ入れておけば、凍ったまま汁物や炒め物に、

または冷蔵庫で半解凍させて和え物になど、多様な料理で楽しむことができます。

ぜひインゲンを一年中活用してください!

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