スーパーで売られているニンニクを見ると、ほとんどが
- 国産は青森産
- 輸入品は中国産
の二択ですが、大きさも値段も随分違いがありますよね。
それもそのはず、
- ニンニク生産量日本一は青森県
- ニンニク生産量世界一は中国
だからなんですって!
私はスーパーに行くと、ついつい3個100円の中国産を買い物カゴに入れてしまいますが、
やっぱり国産(青森産)のほうがなんとなく安心安全だし、
国産は形が大きくて、味もホクホクしておいしいんですよね。
み~んな大好きスタミナ抜群のニンニク!
生産量日本一の青森産ブランドや、意外なニンニク大量消費国も明らかに!
にんにく生産量・都道府県ランキング
ニンニクの生産量日本一といえば、ズバリ青森県。
昔から、青森県産の名物と言えばりんご、次にダンゼン『にんにく』です!
青森のニンニクは、初夏の6月下旬頃から本格的にシーズンを迎え、
越冬したニンニクは実がしまり、糖度が高くなることで知られています。
スーパーなどで見かけるものは一度乾燥させているため、
青森県産のニンニクは、ほぼ一年を通して出荷が出来るのだそうです。
出荷量ベスト5
ニンニクの、2017年の全国出荷量ベス5はこちら
都道府県 | 出荷量 | 全国シェアに対する割合 |
青森県 | 9,980t | 70% |
香川県 | 580t | 4% |
宮崎県 | 467t | 3% |
北海道 | 460t | 3% |
大分県 | 213t | 1% |
参考:農林水産省 -平成27年産野菜生産出荷統計-
合計は約14,300tのうち、青森県の9,980t、7割以上の圧倒的なシェアを誇ります。
主要産地収穫量ランキング
全国のおもなニンニク産地の収穫量の多い産地順と出荷期間はこちら
都道府県 | 主な出荷期間 |
青森県 | 一年中 |
香川県 | 5月中旬~8月中旬 |
北海道 | 8月~9月 |
宮崎県 | 5月中旬~6月 |
岩手県 | 7月 |
大分県 | 6月~10月 |
和歌山県 | 5月 |
徳島県 | 4月~6月 |
参考:農畜産業振興機構 -ベジ探-
青森県以外では、意外と南国のほうでも生産は行われていますが、
1位の青森県との差は歴然です。
『国産にんにく=青森県』
というイメージが強いのも、この収穫量を見れば当然ですね!
にんにくの有名ブランド品種
青森県を中心に栽培される『福地ホワイト六片』は、
もともと1980年頃に青森県田子町で生産されて普及したブランド品種で、
現在は青森県八戸市、十和田市、田子町、おいらせ町、五戸町、六戸町、三沢市、東北町、
そして北海道でも生産されています。
他に有名なのは『たっこ(田子)にんにく』。
これは福地ホワイト六片と同じ種類ですが、青森県田子町だけで作られているものです。
そして他にも、日本各地にニンニクご当地ブランドが多数。
「うも~て、かろ~て、くさい!」…臭い控えめの逆を行く「ハリマ王にんにく」 – http://t.co/CAtmpQUrcu @Jtown_net pic.twitter.com/DFK3FZZWW5
— Jタウンネット編集部 (@jtown_net) June 27, 2015
- 『彦一にんにく』北海道旭川市
- 『みらいにんにく』新潟県
- 『元気玉』岐阜県山県市
- 『ハリマ王にんにく』兵庫県加西市
- 『金太郎にんにく』岡山県
…ご当地ニンニクは、まだまだ日本全国にあります!
にんにく生産量の世界一はどこ?
世界の生産量ランキングをみると、ダントツはお隣の中国。
世界の総生産は年間約2,000万tで、中国が世界シェアの約80%にあたる量で圧倒的、
日本の約1500倍の生産量です。
輸入ニンニクがほぼ中国産というのもうなずけますね。
【国別生産量ランキング】
順位 | 国名 | 生産量 | 世界シェアの割合 |
1 | 中国 | 1,916万8,800t | 79.22% |
2 | インド | 125万9,000t | 5.2% |
3 | 韓国 | 41万2,250t | 1.7% |
4 | エジプト | 23万2,164t | 0.97% |
5 | ロシア | 23万2,843t | 0.96% |
11 | スペイン | 17万3,600t | 0.72% |
35 | 日本 | 2万600t | 0.09% |
参考:FAOSTAT(2013年)
日本の人口は世界の約2%を占めているにもかかわらず、
日本の「にんにく生産量」は、台湾や北朝鮮より少なく、世界の生産量のわずか約0.1%しか生産してません。
ちなみに、日本に出回っている、卸売市場での取扱量の割合は、
国内産と中国産がおおよそ半分ずつを占めています。
国内の卸売価格の1㎏当たりの価格は、
となっていて、国内産と海外産とでは、4〜6倍の価格差があります。
スペイン産にんにくとは
スペイン料理のパエリアには欠かせないニンニク。
スペインやフランスなど、ヨーロッパ地域には
- 「アホモラード」
- 「アイユローズ」
というブランド名の、
中国産よりもさらに小さく小ぶりで皮は紫色「ピンク大蒜」と呼ばれるニンニクがあるのをご存知ですか?
香り高く質の良いハーブとしてネット通販で人気となり、
最近はスーパーなどでもたまに見かけるようになりました。
小さい分、少し皮が剥きにくいという特徴がありますが、
味はとにかくマイルドで香りが良いと隠れた人気、
パスタなどを作るとき、最初にオリーブオイルでじっかくり色がつくまで火を入れることで、
香り良いニンニクオイルが作れると好評なんですよ!
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にんにく消費量世界一は韓国
ニンニクを一番食べている、ニンニク消費量が世界一の国はどこなんでしょう。
それはズバリ、お隣「韓国」です。
ニンニク消費量世界一はなんといっても韓国です。量は日本人の年間消費量一人当たり300グラムに対して20倍の6キロ。
https://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/contents/contents/0043/
日本人の20倍ものニンニクを日ごろから摂取している韓国の人たち。
韓国料理と言えば、
- ニンニク
- ゴマ
- 唐辛子
を三大調味料と呼び、どんな料理にも欠かせない大切なものです。
ニンニクが使われている韓国の調味料「ヤンニョム」は、
鍋物の味付けからチヂミのタレ、焼き肉など様々な韓国料理に使われています。
日本人は意外にニンニクを食べてない?
世界では、年間約2000万トン~2400万トンもあるといわれるニンニク生産量。
単純に世界人口約73億人とすると、一人当たり年間約3㎏消費する計算になりますが、
子供や乳幼児を省くと、実際は大人一人当たりの消費量はもっと増えると考えられます。
ちなみに、日本のニンニク生産量は毎年約4万トン(国産約2万トン、輸入品約2万トン)と言われ、
日本国民一人当たり約350gの消費、世界的に見ても、
日本人は意外とニンニクは食べない食文化なのが分かります。
私のように、ニンニク大好き人間からすれば、とても物足りない量ではありますが、
人口の多い割には「ニンニク」の生産量や消費量が非常に少ない日本。
和食には「ニンニク」を使わないという食文化が原因かもしれませんね!
にんにくの栄養は調理法で変わる
ニンニクに含まれている主な成分アリシンは、カラダに嬉しい効果が沢山あります。
細かくすりおろす、切る
ニンニクのニオイの正体アリシンは、ネギ科の野菜に含まれる共通の成分で、
殺菌・解毒作用、抗酸化作用が高く、[体の免疫アップ]が期待できます。
アリシンは、ニンニクを細かく刻むことで発生する成分なので、
調理の時はなるべくすりおろしたり切ったりするといいですよ。
また、豚肉などに多く含まれるビタミンB1と一緒に摂ることで、
筋肉中にたまった疲労物質・乳酸を分解して疲労回復を助ける働きがあるため、
レバニラ炒めなどは最高の組み合わせと言えますね!
にんにく生産量(産地)ランキング!日本一の国産地や消費量まとめ
医者いらずといわれ、肌にも良く、食べて美味しいニンニク。そこに秘められたパワーは計りしれないものがありそうで
ニンニクは、日本でも世界でも人々の体を元気にしてくれるスタミナ食材。
料理を何倍にも美味しくしてくれる疲労回復効果バツグンのハーブです。
美味しく食べて体を元気に保ちましょう!
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