ハクモクレンとコブシの違い!見分け方は葉や蕾(つぼみ)や時期にあり?

ハクモクレン コブシ

 

春の訪れを感じる木々といえば梅や桜。

その他にも、陽春の3月~4月にかけて白い花も多く咲き乱れます。

代表的なものが

「ハクモクレン(白木蓮)」

「コブシ(辛夷)」。

ところが、

「見た目が似すぎて区別がつかない!」

とお困りの方に、一瞬でカンタンに見分ける方法を伝授いたします。

実は、蕾(つぼみ)や花を見れば、違いは一目瞭然。

見分け方をおさえて、一緒に春の花を愛でる大切な人にも教えてあげましょう!

 

ハクモクレン・コブシがソックリで似てる!

ハクモクレンとコブシ、まずは、写真で簡単に比較してみましょう。

ハクモクレン コブシ

 

ハクモクレン コブシ

引用:wikipedia

 

 名前  ハクモクレン コブシ
種別 モクレン科モクレン属 モクレン科モクレン属
原産地 中国 日本
見ごろ時期 3月から4月 3月から5月
花の色
花の形 丸くてぷっくり 全開状態でバラバラ
花の向き 常に上向き 横・上・下など自由奔放
花びらの厚み 分厚くてしっかり 薄くてペラペラ
花びらの枚数 9枚  6枚
花の大きさ 8~10cm  4~5cm
花言葉  『気高さ・高潔な心』  『友情・愛らしさ』
葉っぱの特長 花の付け根に一枚の葉っぱ
実(つぼみ)の大きさ 大きめ 小さめ

 

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ハクモクレンとコブシは開花するまで違いが分からない

 

ハクモクレンとコブシ、共に、早春に開花し冬の終わりを告げる花とされています。

 

見た目がソックリで似ている理由は、

 

どちらも、モクレン科モクレン属(=マグノリア属)

だから。

つまりご先祖は同じ仲間なんですね。

葉っぱも、樹皮もほぼ同じなため、違いが明確になるのは開花してから。

 

ちなみにモクレン属は100種類以上あるといわれ、

  • タイサンボク
  • ホオノキ
  • オオヤマレンゲ
  • タムシバ
  • シデコブシ

などといった木花は、皆モクレン属。

日本のいたるところでよい香りを漂わせています。

 

モクレン(木蓮)とは

 

モクレンは漢字で書くと「木蓮」。

 

昔の人は、木に咲く蓮の花のように見えたことからその名前が付けられたとされています。

 

本来モクレンといえば「紫木蓮(シモクレン)」といって、花は紫色

 

ハクモクレンは字の通り、白い木蓮。

 

木蓮というのは本来は「紫色」ですが、日本では木蓮というと白木蓮の方が存在感が強いためか、

現在は「木蓮」というと「白木蓮」を指すことが多くなっています。

 

モクレンは中国原産で、平安時代以前に日本に渡来したと言われていて、

平安時代に編纂された『和名類聚抄』にはすでにモクレンについての記述があります。

 

モクレンは当初、漢方薬として中国から伝わりましたが、

モクレンの蕾=「辛夷」

という薬名でした。

 

ただ、モクレンが渡来する以前に、代用品として、日本原産のコブシが使用されていたため、

現在、辛夷をコブシに当てて表記するようになっています。

コブシ(辛夷・拳)とは

 

コブシは日本原産。

 

漢字は「辛夷」のほかに「拳」とも書きます。

 

コブシの名前の由来は、種子や蕾の形がボコボコして「拳」のようだからとも言われています。

学名はそのまま「Kobus」。

 

コブシは別名

『ヤマアララギ』

『コブシハジカミ』

ともよばれ、

花を咲かせる季節が桜より早いことから、

『ヒキザクラ』

『ヤチザクラ』

『シキザクラ』

などと呼ばれ、別名が沢山あります。

それだけ、日本で広く愛されている春の花の一つです。

 


ハクモクレンとコブシの違い(花・葉・蕾)

 

見た目が似ているハクモクレンとコブシは、一体どんな違いがあるのでしょう。

 

遠くから見て同じような姿でも、決定的な違いは

「花の形」

です。

 

明かにすぐわかる見分け方は

ハクモクレンはこんもり丸く、フワッと上品に上を向いて咲いています。

一方のコブシは花びらの向きがバラバラ・横向いたり下を向いています。

 

花の色・形

 

こぶしと白木蓮の花の色はどちらも「白」

ハクモクレン コブシ

 

しかし、ハクモクレンの花の形はチューリップのようにこんもり半開きですが、

コブシの花は完全に全開状態です。

 

花の向きと花言葉

 

ハクモクレンはきちんと上を向いてます

『園芸種』ということもあり上品に手入れがされているイメージでしょうか。

 

一方コブシはというと…あっちこっちに開いて向いてます。

もともと『野生種』なので、マイペースで自由奔放、そして力強さを感じます。

 

ちなみにハクモクレンの花言葉

『気高さ』『高潔な心』

一途に一方向を向き、恥ずかしがりやで奥ゆかしい感じ。

 

コブシは、

『友情』『愛らしさ』

愛嬌を全力でいろいろなところに振りまいているのでしょうか。

 

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花びらの厚み

ハクモクレン コブシ

 

ハクモクレンとコブシの花びらの厚さを比べてみると…

ハクモクレンの花びらは分厚くてしっかりしているのに対し、

コブシの花びらはハクモクレンと比べて薄くペラペラという感じです。

 

花びらの枚数

 

花びらの枚数にも違いがあります。

ハクモクレンの花びらは9枚なのに対し、コブシの花びらは6枚

 

葉っぱの違い(花の付け根部分)

 

ハクモクレンは、花が咲いている時、花の付け根に葉っぱがありません。

 

それに対して、コブシは、花の下に一枚葉っぱがちょろっとついています

ハクモクレン コブシ

 

コブシは、このチャーミングなワンポイントがあるので、

花の付け根に葉っぱがあるかないかも見分けるポイントになりますね。

 

花の大きさ

 

ハクモクレンの花の大きさは8~10cm、大きくてずっしり、花びらの幅も広く、厚みがあります。

コブシの花の大きさは、4~5cm、花びらの幅が狭く、より薄くなっています。

 

実・蕾(つぼみ)の違い

 

ふたつを比べると実(つぼみ)や葉の大きさにも違いがあります。

ハクモクレンのほうが、コブシよりも大きめです。

ハクモクレン コブシ

 

ハクモクレンとコブシの見ごろ時期

 

ハクモクレンの咲く時期は3月から4月、コブシの咲く時期は3月から5月。

 

ほぼ同時期ですが、コブシの方が比較的長く丈夫に咲きます。

モクレンもコブシも寒さに強いため、北海道では、どちらも元気に育ちます。

 

余談ですがこぶしと言えば、千昌夫センセイのの「北国の春」の一節。

白樺・青空南風 こぶし咲くあの丘 北国の ああ 北国の春

季節が都会ではわからないだろうと 届いたおふくろの小さな包み

あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな~♪

のフレーズが有名ですね。

(昭和生まれのあなたなら思わず口ずさんだはず笑)

 

ハクモクレンとコブシの名所はどこ?

 

ハクモクレンとコブシは全国各地の公園やお寺、公共施設などで見ることが出来ます。

 

同じ場所に咲いていることも多いですが、有名な観光地・名所は次の通り。

 

【ハクモクレンの名所】

・北見フラワーパラダイス(北海道北見市)
・県民健康福祉村(埼玉県越谷市)
・円覚寺、東慶寺(神奈川 鎌倉)
・新宿御苑(東京都)
・京王フローラルガーデン(東京都調布市)
・高崎公園(群馬県)

 

【コブシの名所】

・北見フラワーパラダイス(北海道北見市)
・茨城県五霞町山王・中の島公園
・県民健康福祉村(埼玉県越谷市)
・京王フローラルガーデン(東京都調布市)

ハクモクレンとコブシの違い!見分け方は葉や蕾(つぼみ)や時期まとめ

 

春の訪れを知らせてくれる、二つの白い花について紹介しました。

●同じモクレン科モクレン属、樹皮や葉はほぼ見分けがつかない
●モクレンとは本来紫色をしている
●白い木蓮とコブシは、開花すると鼻の見た目が全然違う
●白木蓮は開花の間は葉っぱ無し、コブシは葉っぱあり
●白木蓮は花弁が9枚、コブシは6枚
●白木蓮は上に向いて咲き、コブシはあちこち自由な方向に咲く
●白木蓮は花弁が肉厚で上品

どちらも、上品で甘い香りを放つ春の花々。

ぜひお近くの公園に探しに行ってみませんか。

 

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