ドラッグストアで安く買いだめして、未開封のまま1.2年前の目薬が使用期限切れになってたり、

いつ開封したか分からないカバンの中の目薬も「もったいないから使い切ろう」と思ってしまう筆者。

あなたも、食品と同じように目薬にも使用期限があることを忘れて、大事な目のケアをしたつもりになっていませんか?

目薬は、普段の保存方法や使い方を間違ってしまうと、腐敗を早める原因にもなってしまいます。

目薬の使用期限や、開封後はどれくらい日持ちする者なのか調べてみました。

 

薬っていつまで使えるの?

 

全日本民主医療機関連合会」の公式サイトによれば、

目薬・胃腸薬・風邪薬…など、

どんなお薬でも、全て使用期限があり、期間を過ぎたら捨てるのが基本。

 

とくに病院で処方された薬は、今の症状に合わせて個人用に調合されています。

「あの時と似たような症状だから、前に余った薬を使っても大丈夫!」

という自己判断は禁物で、家族同士で使いまわすなんて絶対にNG!

 

できるだけ、処方されたその時にしっかり使い切る&飲み切るが原則です。

 

もし余ってしまったら、他の薬と間違えたり子供が誤飲しないように、早めに処分するようにしてください。

 

目薬

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2019年12月19日

 

目薬にも使用期限がある!医療用目薬の場合

 

全日本民主医療機関連合会」の公式サイトによれば、

お医者さんから処方される医療用目薬は、使用期限が記載されています。

 

一度開封した目薬は、開封後1カ月で使い切るか、余ったものは処分したほうが良いですね。

ほとんどの医療用目薬は、1本を1日2回使用して、1カ月で使い切る量に調整されています。

 

目薬にも使用期限がある!開封後の市販目薬の場合

 

市販の目薬にも、使用期限があります。

全日本民主医療機関連合会」の公式サイトによれば、

一度開封した市販の目薬は、約3カ月程度でなるべく早く使い切るか、余ってしまったら潔く処分を。

 

ほとんどの市販の目薬は、1本あたりの容量が12~15mL、

1回2~3滴、1日5~6回使用して、2~3カ月で使い切る量に調整されています。

目薬

市販の目薬の保存期間が過ぎたら(切れてたら)?

 

気を付けなければいけないのは、ドラッグストアなどで市販されている

《第2類医薬品》などと表示のある

「一般用医薬品(OTC医薬品)」

の目薬の使用期限(保存期間)は、あくまで“未開封状態”での期限のこと。

 

 

薬の種類によって様々ですが、多くの場合、外箱に使用期限(保存期間)が記載されていて、

6カ月~3年ほどに設定されています。

 

使用期限以内であっても、どんな目薬でも一度開封してしまったら、湿気や温度などの影響を受けやすなります。

 

医療用でも市販でも、空気に触れることで薬液が劣化していくため、

一度開封したら、目薬の先端部分に触れないようにすることも大切です。

 

眼球などに触れると、そこからばい菌が増殖する可能性があるため、

使用前には必ず、目薬の色の変化や浮遊物などに注意してください。

 

目薬の保存方法は冷蔵庫でもOK?

 

ネット上の声を見てみると目薬の保管場所はまちまちで、

「冷たい目薬を差したら気持ちがいいから冷蔵庫に保管」

「基本机に置きっぱなし…」

「薬箱にいれて保存してる」

といった声が上がっています。

冷蔵庫に入れたほうが使用期限も延ばせる気がするんだけど…?

 

結論からいうと、多くの目薬は冷蔵庫に保管しても構いませんが、

中には冷蔵庫に入れないほうがいい点眼薬もあります。

花粉症治療に使われるリザベン点眼液は長期間冷蔵庫に入れておくと結晶が析出するため、冷蔵庫へ入れることは推奨されていません。

引用:慶応義塾大学病院

 

そして、

冷蔵庫に入れていい目薬であっても、使用期限が伸びることはありません。

目薬
「ラフェルサEX」15m取説より
目薬の注意書きをよく見ると

「湿気・日光・高温な場所は避けて保存してください」

と必ず記載があり、『冷蔵』との指示はありません。

つまり、ほとんどの点眼薬は室温(1℃~30℃)常温保存ができます。

 

冷蔵庫の送風口の近くに置いてうっかり凍らせてしまったり、

真夏の窓際や車のダッシュボードは、高温になりやすい場所。

 

普段バッグに入れて持ち歩いたり、旅行に持っていく程度であれば、神経質にならなくても大丈夫ですが、

小さい子どもの手の届かない安全な場所に置くのが大前提です。

 

目薬にも使用期限がある!防腐剤有り無しで違う?

 

目薬の成分はほとんど水でできていて、開封した瞬間から空気中の雑菌やカビと触れることで、

目薬が汚染されるリスクが出てきます。

 

これらの雑菌やカビなどによる眼の汚染リスクを下げるため、

病院で処方される目薬も、市販で買える目薬も、

《防腐剤無添加》と表示がない限りは、ほぼ防腐剤が添加されています。

 

(すでにお話ししたように、防腐剤が添加されているものであれば病院処方薬で開封後約1ヶ月、

市販薬で約3ヶ月が使用期限であるものが多いです。)

 

防腐剤無しは開封後10日前後だけど…

 

『防腐剤無添加』『防腐剤無し』の目薬は、それだけ腐敗やカビ増殖のリスクが高まるため

一般的には開封後10日前後で使い切るのが理想とされています。

 

ただ、中には、防腐剤無しでも、防腐剤入りの他目薬と同様に日持ちする目薬もあって、

ライオンの「スマイルの防腐剤無添加シリーズ」などが有名です

 

※防腐剤(ベンザルコニウム塩化物など)を配合していません
※なるべく早く(1~2ヶ月を目安に)ご使用ください

目薬が使い切れない?使用頻度別で選ぶおすすめの防腐剤無しの目薬

 

市販の目薬で防腐剤不使用商品は、次の3タイプの容器で販売されています。

  1. 《使い切りタイプ》(0.4mL×30など)
  2. 《小分けタイプ》(5mL×4など)
  3. 《通常用量タイプ》(15mLなど)

 

「防腐剤不使用」タイプは、開封してから使い切るまでの期間が短ければ短いほど安全で、

安全度の順番でいくと、こんな感じ

 

使い切り > 小分け > 通常用量

 

防腐剤無しの目薬を、10日で使い切ると考えた場合、それぞれ1日何回差せるか計算してみてください。

ご自身の使用頻度に合った目薬を購入すると良いと思います。

 

通常、1滴は約0.05mlですので、

《通常タイプ》の内容量15mlだと、300滴(両目150回)

⇒⇒1日片目に15回滴ずつ

 

《小分けタイプ》の内容量5mlだと、100滴(両目50回)

⇒1日に5滴ずつ

 

いつも目薬を使いきれないけど、念のためバッグに入れておきたい人は、

《使い切りタイプ》を選んでも良さそうですね。

 

▼ドライアイに使い切りタイプ!コンタクトしたままOK▼

目薬は使用期限が切れたら(過ぎたら)未開封でも捨てる?冷蔵庫に入れてOK?まとめ

 

目薬を正しく保管するポイントは

  • 使用期限切れのものは処分
  • 先端分が眼球に触れないように注意
  • 処方目薬は約1か月程度、市販の目薬は約3ヶ月で使い切る
  • 直射日光NG
  • 冷蔵庫に入れても使用期限が伸びることはない

薬の使用期限は、あくまで未開封の状態での期限です。

医療機関で処方された目薬は、その時に使い切るか、余った場合は処分。

市販の目薬も、どんなに長くても開封後半年を目途に処分しましょう。

湿気・温度・直射日光に弱いので、保管には十分に気を付けてくださいね!

 

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