必須アミノ酸は、健康・美容・運動など体の機能すべてに関係している栄養素。
アミノ酸というとアミノシャンプー・アミノサプリなど、アミノ○○という商品名は良く聞きますが、
安眠効果が期待できる《トリプトファン》、スポーツドリンクの《BCAA》などもアミノ酸のひとつ。
ややこしいアミン酸の名前のカンタンな覚え方&たゴロ合わせを中心に
・必須アミノ酸の名前
・アミノ酸のはたらき
をご紹介!舌をカミそうな名前ばかりですが、これできっと大丈夫!
この記事でわかること
アミノ酸はカラダの原材料
人間が生きていく上で絶対に必要な栄養素には、五大栄養素として
があります。
そして、アミノ酸は、タンパク質の原材料となる成分。
人の体は
・約60%~70%が水分
・約30%~40%のタンパク質
で出来ているので、アミノ酸は筋肉、皮膚、髪の毛すべての素となる大事な栄養素です。
アミノ酸の化学式
ちなみに《アミノ酸》は、化学の分野でみると
- NH2(アミノ基)
- COOH(カルボキシル基)
の両方をもつ有機化合物の総称。
アミノ酸は、タンパク質を構成するアミノ酸(20種類)に限定する場合に、多く使われます。

アミノ酸はタンパク質のもと

- 必須アミノ酸…体中で作ることができないアミノ酸
- 非必須アミノ酸…体内で合成できるアミノ酸
タンパク質は、10万種類以上もの種類がありますが、
分子単位でみると、わずか20種類のアミノ酸の組み合わせによって形成されています。
アミノ酸20種類のうち、体中で作ることができないために、食べ物から摂取しなければいけないアミノ酸を
「必須アミノ酸」
と言います。
一般的には、必須アミノ酸は9種類とされていますが、
「アルギニン」も入れて10種類と紹介される文献もありますので、今回は
必須アミノ酸10種類の覚え方と語呂合わせ
を紹介します♪
必須アミノ酸10種類の覚え方!語呂(ゴロ)合わせ
「アル」:アルギニン
「ヒ」:ヒスチジン
「リシ」:リシン(リジン)
「バ」:バリン
「イ」:イソロイシン
「トレ」トレオニン(スレオニン)
「メチ」:メチオニン
「フェ」:フェニルアラニン
「ロ」:ロイシン
「トリプ」:トリプトファン


必須アミノ酸を多く含む食材とは?

必須アミノ酸を豊富に含む食品といえば、
たまご・肉・魚・じゃがいも・米・大豆
などが代表的、どれも身近な存在ですね。

お米を主食にメインのおかず(主菜)を肉や魚にして、昔ながらの一汁三菜の献立であれば、
しっかりバランスよく必須アミノ酸を摂ることができます。
必須ミネラルのなかでも、たびたび話題になる、代表的なアミノ酸と働きを紹介しましょう。
トリプトファン
トリプトファンは、神経をリラックスさせるアミノ酸。
体内で脳内物質のセロトニン・メラトニンの材料となり、神経の安定を促し、安眠作用があります。
バナナ・牛乳や乳製品・豆乳・納豆などに多く含まれています。
バリン・ロイシン・イソロイシンはBCAA

必須アミノ酸のバリン・ロイシン・イソロイシンは筋肉のエネルギー源で、3つ合わせて
「分岐鎖アミノ酸(BCAA)」Branched Chain Amino Acids
といい、これはスポーツドリンクの成分でもよく聞きますね。
アルギニン・ヒスチジン
必須アミノ酸の中でも、子供の成長に欠かせないのがアルギニン・ヒスチジンの2つ。
アルギニン・ヒスチジンが他の必須アミノ酸と違うのは、
大人になると体内で合成できるようになるという点です。
子供のうちは合成することができないので、
特に育ち盛りのお子さんにはイワシ・さんまなどの青魚を積極的に食べさせると良いですね。
必須アミノ酸10種類の覚え方!語呂(ゴロ)合わせと働きまとめ
タンパク質の原材料である必須アミノ酸。
英語でタンパク質を意味する【プロテインprotein】は、【第一のもの】を語源とする言葉で、
由来の通り、体のために最も重要な栄養素がアミノ酸です。
アミノ酸は、筋肉や内臓、骨、皮膚。髪など、体をつくる主成分のほか、
代謝を促しホルモンバランスを整えるなど、あらゆる要素の原料です。
不足させないためにも、良質なタンパク質を日ごろから意識的に摂りましょう。
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