年(歳)を取ると怒りっぽく&性格が悪くなるのは何故?高齢者がキレる理由

年を取る 性格-min

 

年を取るにつれて、仏様のように温厚な性格になる人がいる一方、

《キレやすい高齢者》というのが、たびたび社会問題として取り上げられます。

若いころは温和だったのに、年を取るごとに怒りっぽくキレやすい性格になって、人相まで悪くなる人もいます。

「私はゼッタイあんな風になりたくない!」と反面教師にしながらも、

もし自分がそうなってしまったらどうしよう…

と、年を取ることに恐怖心や不安を抱くこともしばしば。

なぜ人間は年を取ると、総じて怒りっぽくなる人が多いのか?メカニズムを探ってみましょう。

 

年(歳)取ると怒りっぽくなる?

 

駅やレジ、受付窓口などで、いきなり大声を出してキレる高齢者。

 

「不機嫌そうな顔をしやがって!なんだその態度は!」

「この店の対応はどうなっているんだ!店長を出せ!」

 

など、予想もしないイチャモンをつけて、いきなりスイッチが入って大声で怒鳴り出す、いわゆる

「キレやすい高齢者クレーマー」。

 

カッとなって、気づいた時にはすでに爆発、年を重ねるにつれて「怒り」のコントロールが難しくなる人たち。

 

以前から社会問題として取り上げらることも多いこの問題は、

実は脳科学者の間では、以前から「自然なこと」として認識されています。

 


年(歳)取ると性格を悪くする《怒り》の原因3つ

 

人間の感情を表す言葉として「喜怒哀楽」の4つが代表的ですよね。

 

年を取るにつれて「怒」をコントロールできない理由はなぜなんでしょう。

 

怒りの原因1)脳機能の低下

 

怒りの感情は、大脳の奥深くにある「大脳辺縁系」というところで作られます。

 

その「怒り」を抑制する役目を果たすのが、「前頭葉」という、おでこのすぐ後ろの部分。

 

前頭葉は、年齢とともに機能が低下することが分かっています。

 

つまり怒りを抑える力が弱まることで、感情のコントロールができなくなるというのですね。

 

これは、年を取ると涙もろくなるメカニズムもおなじこと

年を取る 涙もろくなる-

年(歳)を取ると涙もろくなるのは脳のせい?涙袋も垂れて老け顔の原因に!

2019年11月10日

 

体の筋肉の衰えなら、ある程度は見た目で分かりますが、脳の衰えは自分では分からないものです。

「昔のように感情が抑えられずにすぐカッとなるな…私はどうしてしまったんだろ…」

と感じたら

“脳も知らない間に衰えているんだ”と自覚することがとても大事です。

 

また、脳機能が低下するとで

  • 耳が遠くなる
  • 記憶力が衰える

など現象にもつながります。

 

結果的に、相手の話していることがうまく理解できず、

余計に感情的になってしまう悪循環が生まれてしまうのですね。

 

怒りの原因2)ストレスや不安のはけ口

 

年を取ると怒りっぽくキレやすくなる原因は、他にもあります。

 

『生活環境が変わること』や『世の中に取り残されてしまいそう』という、

不安やストレスも大きな原因となります。

 

人間はもともと集団帰属欲といって、何かの集団に属していたいという生き物。

 

たとえば、今まで会社役員として肩書があった人が、定年退職後に

「何様でもない、同世代と変わらない、ひとりのおじいちゃん」

という身分になったとき、

社会に受け入れてもらえない、必要とされていないことへの猛烈な焦りが生まれます。

 

誰かに認められて評価されていたい、という承認欲求が満たされない不安や身分の不安定さのはけ口が

《怒り》となって、些細な事でも相手に感情をぶつけてしまうのです。

 

怒りの原因3)気力と体力の低下

 

ある調査機関によれば、人が接する情報量は、1996年~2016年の10年で530倍になったとも言われていて、

確実に現在の方が、普通に生きていくだけでも、より適切な情報処理能力と適応力が求められます。

 

ところが、気力や覇気・体力というのは、普段どんなに鍛えている人であっても、誰もが加齢とともに低下していくもの。

 

若い世代とミスマッチやギャップの差を感じたり、

ネットやスマホ・SNS・キャッシュレス化のサービスの普及により、

「急速に発展する世の中の流れに追いつくことができない…!」

というのも、相当なストレスに繋がります。

 

しっかり勉強して時代の流れについていかなくちゃ!

という気持ちはあっても、なかなか前に進まず、焦りだけが膨らんでしまうのですね。

 


年(歳)取ると思わずキレそうになったら…対処法は?

 

怒りを抑えられない、つまり前頭葉がうまく働かず、ついカッとなってキレてしまうのは、

なにも高齢者だけでなく、若い世代であっても仕組みは同じ。

 

溢れ出す怒りを抑えるには、まず

『6秒待つ!』

というのが大事だそうです。

 

『6秒間』という時間は、前頭葉が怒りを抑えて、平常心を取り戻すために最低限必要な時間ということが、

実験で明らかになっているそうです。

 

まずはカッとなって何か言いそうになったら『6秒間』は待ってみる!

 

老若男女関係なく、怒りすぎて感情的になっても、メリットは一切ありません。

 

あなたも私も、怒りすぎにはご注意を!

 

 

カッとなる感情がどうしてもコントロールできない…、

とお悩みの方に。

 

中田敦彦さんのYouTube大学で、めちゃくちゃおすすめな動画があります!

 

怒りをコントロールする=『アンガ-マネジメント』について、

何故大切なのか?脳の仕組みやメカニズムを詳しく分かりやすく解説してくれています!

怒りの「正体」が分かれば、自分で対応がしやすくなります。

▼動画に登場する参考文献▼

 

年(歳)取ると怒りっぽくなる=認知症初期症状の可能性も…

 

年を取ると怒りっぽくなる現象。

  • 加齢のせいだろう
  • もともとの性格だろう
  • 何かストレスがあるんだろう

と考えて放置していて、実は「認知症の初期症状」だった、という可能性も考えられます。

 

ナイーブな問題のため、認知症を疑うのかは、難しいところではありますが、

認知症かどうかを見分ける初期症状の一つとして

《人柄が悪い方に変わる》ことも認知症かどうかを見分けるポイントだそうです

《人柄が変わる》
・些細なことで怒りっぽくなった
・周りへの気づかいがなくなり頑固になった
・自分の失敗を人のせいにする
・「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

https://kaigo.benesse-style-care.co.jp/ninchisho/find/

 

かかりつけの医師に相談できるなら一番いいのですが、

  • 「もの忘れ外来」
  • 「老年科」
  • 「心療内科」

などの診療科で相談してみるのもいいかもしれません。

 

脳のエイジングケアとは

 

最近は脳と食事の関係についての研究も進み、

脳の機能を高める食品についても明らかになってきました。

 

それが、記憶力や集中力を高めてくれる

「ブレインフード・Brain Food」

と言われる食材。

 

 

脳の機能を高める食品
  • 青魚(イワシ・サバなど)
  • サケ
  • 大豆製品(納豆・豆腐など)
  • ナッツ類(くるみなど)
  • カカオ
  • アボカド
  • ターメリック(ウコン)
  • ビーツ

これらの食品に含まれるオメガ3系の油が、脳の血流をスムーズに保ち、

脳をいつまでも若々しく、そして集中力を高める効果についても信頼性の高いデータが寄せられています。

 

散歩で五感をフル稼働

 

家で一日中じっとしているよりも、適度な運動をしたほうが、質

の良い睡眠に繋がり、若々しい脳の維持にも大切です。

 

日常での運動は散歩がダンゼンおすすめ!

 

街の音や季節によって移り変わる景色や匂い、足の感覚など、五感をフル稼働させましょう。

 

脳が刺激され、時間の経つのも遅く感じるようになります。

 

年を取る

年(歳)を取ると一年が早い!時間の経つのが遅いと感じる人との違いは?

2019年11月3日

 

1日の行動をコントロールする癖をつける

 

年を取ると時間が経つのが早い…というのは誰しも感じること。

 

30代や40代のうちから、自分の行動を監視して、コントロールするクセを身につけましょう!

 

1日の終わりに、自分の行動を書き出すのもいいですし、最初に1日の予定を書き出すも良し。

 

「こんな行動をしたから、残念な結果になったのかも…」

と自分を振り返る習慣をつけることで、自分の行動パターンを客観的に把握することができます。

 

これは、決して自分を責めるためではなく、自分をもっと向上させて考え方を前向きにする方法。

 

繰り返していくことで、気持ちや行動に変化が現れるはずですよ。

 

年を取ってイライラする人と平穏な人の違い

 

同じ年代・生活環境なのに、年を取って怒りっぽくなる人と、そうでない人の違いは何でしょう?

 

40代筆者が思うに、

過去に執着して生きるネガティブ思考の人か、未来志向でポジティブに生きていく人の違い

だと思います。

 

過去の自分に執着心がある人は、過去の自分の肩書や栄光を心のよりどころにして、

どんなにアドバイスをされようとも、自分と周囲の人の間に上下関係をつくります。

 

自分をリスペクトしてくれない相手に対して、非常にイライラしてしまうのですね。

 

一方で、過去の栄光や肩書などは「過ぎ去ったこと・無用の長物」として早々に流し、

つねに今の趣味に没頭したり、新しく何かを始めている人は、さわやかで未来志向のため、

上下関係のない新しい友達をどんどん作ることができるので、

常に新しいことを学びたいというスポンジのような吸収力も備えています。

 

イライラ感情はすべての元凶

 

言うまでもなく、イライラ感情は、体に悪い影響を与えます。

 

人間の自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」が交互に行き交うことで成り立っていて

基本的には人が起きて活動している時間帯は「交感神経」、

リラックス時や夜に寝ている時間帯は「副交感神経」が優位になるといわれています。

 

いつもイライラしている人は、常に興奮状態ですから、交感神経が優位になる時間が長くなります。

すると血管が収縮し、血圧が高くなり、成人病のリスクも高まります。

 

一方で平穏な人は、自律神経のバランスがよく、交感神経と副交感神経のスイッチを上手に切り替えることで、

食事、入浴を経てリラックスし、いい眠りにつき、当然病気のリスクも減らせるということですね。

 

年(歳)を取ると怒りっぽく&性格が悪くなるのは何故?高齢者がキレる理由まとめ

 

年を取ると怒りっぽくなる理由は、もともとその人の性格が根からの悪人ということではなく、

  • 脳機能の低下
  • ストレスや不安や焦りのはけ口
  • 気力と体力の低下
  • 認知症の初期症状

などの原因が考えられます。

私も40代になってから最近怒りっぽくなった…と心当たりが沢山あるので、

まずは《怒りを抑えられないという自分》を受け入れて反省しました。

そして、まずは『6秒待つ!』というところから実践していきたいと思います!

 

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