炊飯器のご飯の保温っていつまでがギリギリ大丈夫なんでしょう?
たまに保温したまますっかり忘れて、炊飯器の蓋を開けたとたん、カピカピになってしまってガッカリ…
なんてこと、私はよくやってしまいます。(主婦なのにw)
そして、腐った臭いもないしカピカピでもないけど、黄色っぽく変色している場合も!
炊飯器の保温の目安時間や、保温してもご飯がいつもカピカピになる原因、
ふっくらご飯が食べたいあなたに、家庭ですぐできる予防策も教えちゃいます!
炊飯器の保温中にご飯がカピカピに固く&臭くなる原因
ご飯を炊飯器で保存しておくとカピカピ&パリパリで固くなってしまうのはなぜでしょう?
早速、炊飯器といえば、タイガーさん!
タイガー魔法瓶株式会社のホームページに、ズバリ答えを教えてくれているので紹介します
保温するとご飯がパリパリになる原因は何ですか?
- パッキンに異物が着いていることによるパッキンからの蒸気漏れ
- 最小保温容量以下での保温(5.5合炊きでは1合、1升炊きでは2合が最小容量)
- ご飯を中央に寄せて保温しなかった
- 内なべの外側やセンターセンサーに異物(ご飯粒など)がついている場合
- 内なべが変形して熱が均一に伝わらない
- 再加熱を3回以上おこなった場合
- 基板に不具合がある場合(保温温度が高くなっている場合)
- 最長保温時間を超えて保温した場合
https://support.tiger.jp>よくある質問
もしすでに、4.5年以上使っている炊飯器なら、
内なべ(内側の蓋)やパッキンの劣化が一番の原因と考えられるので、
メーカーに問い合わせて交換してもらった方がいいですね。
あるいは、思い切って新しい炊飯器を購入してしまう!という手も。
ご飯がカピカピ=お米の水分が蒸発している状態
炊飯器の保温機能というのは、お米に熱を加えて温め続けてくれるメリットがありますが、
同時に、お米の水分を飛ばし続けているというデメリットの状態でもあります。
つまり、ご飯を炊飯器で保温すればするほど、ご飯の水分が失われ、結果的にカピカピになってしまいます。
ですから、内なべ(内側の蓋)やパッキンの劣化、温め直し過ぎ、ご飯の少量炊きによる熱の行き渡りすぎなども、
ご飯の水分蒸発を早めて、結果的にご飯がカピカピ状態になってしまうということです。
炊飯器で保温したご飯がカピカピににならない方法
炊飯器でご飯を保温するのは、結構不経済で時間とともに美味しくないご飯になってしまいます。
家族みんなで炊きたてをいただくのが一番ですが、忙しい毎日、帰ってくる時間もバラバラだと現実的に難しいですよね。
炊飯器で保温しているご飯が、カピカピ&パリパリで固くなってしまう原因はいくつかありましたが、
家庭ですぐできる、できるだけお米の水分を保つ方法を紹介しましょう。
- 保温機能を選べるメーカーの炊飯器なら温度を低く設定
- ご飯をできるだけ真ん中に寄せる
- ご飯の上にペーパータオルを濡らして掛けておく
- ごはんの真ん中に、湯のみに水をいれて一緒においておく
などのアイデアが、実際に効果的とネット上に体験談があったので、試してみてはいかがでしょうか。
ただこれらの保存も「気持ち」程度のもの。
ご飯が余ったら、面倒でも1食分ずつあたたかいうちにラップにしっかりくるんで湯気ごと冷凍保存、
食べる時にレンジでチンしたほうが、より炊きたての美味しいご飯に近付きます。
炊飯器の保温は何時間が限界?
あなたは炊飯器で保温しているご飯の保存期間って何時間が限界かご存知ですか?
結論から言ってしまうと、
炊飯器の保温機能=保存期間を延ばすものではありません。
あたたかいまま保温しているといつまでも日持ちするような気がしますが、
そもそも炊飯器の保温機能で日持ちさせるという考えはNGなんです。
炊飯器のにもよりますが、保温時間の目安は
12時間~24時間が目安
というメーカーがものがほとんど。
Q)ごはんの保温は何時間まで可能?
A)炊飯器の種類によって加熱方法が違います。目安は
・IHジャー炊飯器の場合…24時間までの保温
・マイコン式炊飯器の場合…12時間までの保温がおすすめです。
パナソニック-ジャー炊飯器・よくある質問-
高機能の炊飯器だと「30時間保温可能」という賢者もいますが、それでもあまり変わりないですよね。
炊飯器の保温機能というのはあくまで、味や食感をそこそこたもったまま美味しく食べられる範囲というだけです。
炊飯器で炊きたてのおいしさを楽しめるのは、どんな炊飯器でも
2~6時間以内で食べきるのが目安。
それ以上保温しておけばどんどん風味も味も落ちていきます。
炊飯器のご飯が黄ばむ原因は腐ってるから?
炊飯器でご飯を長時間保温しておくと、ご飯がカピカピになりがちなのと、困った点がもう一つ。
それは、ご飯が腐っているわけではないのに、
黄ばみや茶色っぽくなるのは何が原因なのでしょう?
ご飯と言えば「炭水化物」ですよね。
炭水化物のもととなる「糖」と「アミノ酸」が過熱によって結合し、
褐色系の「メラノイジン」と呼ばれる物質を作り出す、
「メイラード反応」と呼ばれる化学反応が、ご飯を黄色くさせる原因です。
メイラード反応は、パンを焼いたときに小麦粉の炭水化物がきつね色になる反応と同じ。
食べても問題はありませんが、やはり見た目が良くありませんよね。
ただし、あきらかに変色して腐敗の臭いがしてご飯自体がねばつくようになったら、明らかに腐っている証拠。
なので、絶対に口にしないでくださいね!
出来れば黄ばみや茶色にならないうちにご飯を食べきるか、別の保存方法を利用することをおすすめします。
ご飯が腐ったらどうなる?
ご飯の保存についてさまざま目安はありますが、一番頼りにしなければならないのは
『自分の嗅覚・視覚・味覚』
です。
- カビが明らかに生えている
- カビが見えなくてもカビ臭い
- 変色して見た目が変(黄ばみ・赤・緑など)
- ネバネバしている
- 酸っぱい臭いがする
このような状態になってしまったら、
『農家さんごめんなさい』と心でつぶやいて潔く破棄しましょう。
食中毒になっては元も子もありませんから( ゚Д゚)
固くなったご飯はどうする?おすすめの食べ方
ご飯を保温しすぎてしまうと
- パサパサしてる
- 固くなってる
- 味と香りが落ちている
これくらいの状態なら私はもちろん食べます。
たまに
“3日前(72時間前!)放置のご飯でもヘンな臭いがしないなら食べる“
というツワモノさんもいらっしゃるようですが、それは自己責任で…。
固いごはんにはお湯を注いで、ご飯がふやけたら、
お湯を捨て再度水を入れて煮立て、雑炊の元やテキトーに刻んだ野菜・卵を入れたら玉子雑炊の完成です。
他にも
- リゾット
- チャーハン
- おかゆ
- お茶漬け
などいくらでもアレンジして食べることができますよ!
炊飯器の保温中の温度は何度?
炊いたご飯を温かく保温してくれる炊飯器。
だいたい何度くらいで保温しているかご存知ですか?
実は、炊飯器の保温温度は各メーカーによって違いがありますが、
約60℃~74℃の範囲
で設定されています。
なぜ60℃~74℃の範囲?
この60℃~74℃という範囲に設定されている理由は、雑菌の繁殖とごはんの黄ばみを抑えるためです。
60℃以下だと雑菌の繁殖が進んでしまいますし、
74℃以上だと、ごはんが黄色くなる原因の「メイラード反応」が起きてしまうからです。
60℃~74℃が雑菌の繁殖を抑えつつも、ごはんの黄ばみを抑えるのに最適な温度ということです。
保温の温度は変更できる?
炊飯器のメーカーや機種によっては、保温温度を変更できるものもあります。
ただ、温度変更が出来るといっても細かい設定ではなく
「高め保温」「通常保温」
の2パターンから選択できるものがほとんど。
細かい温度設定ができるわけではありません。
炊飯器の保温電気代は?火事の心配は?
炊飯器は「炊飯時」と「保温時」で消費電力量は異なります。
一般的に下記3つのタイプで、電気料金を基準単価27円で計算してみると次のようになります。
タイプ | 炊飯にかかる電気代 | 保温1時間にかかる電気代 |
IH炊飯ジャー | 3.89円 | 0.40円 |
圧力IH炊飯ジャー | 3.60円 | 0.43円 |
マイコン炊飯ジャー | 4.32円 | 0.51円 |
情報元:https://www.tainavi-switch.com/
通常、IHタイプよりもマイコンタイプのほうが電気代がかかります。
なるべく節電を考えている方は、炊飯器を購入する目安にしてみてくださいね。
たまに、
「保温時の電気代ももったいない!」
といって、炊飯器のコンセントごと抜いてしまう人もいますが、実はこれは節電には逆効果。
都度コンセントを抜いてしまうと、最悪は漏電して火事の原因になる可能性もあります。
そして、内臓電池の消耗により、返ってコストがかかる場合があるので要注意です!
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炊飯器のご飯の保温時間はいつまで限界?カピカピで臭い&腐る原因と対策まとめ
炊飯器の保温機能を利用すると、いつまでも温かいご飯が食べられてとても便利!
でも、保温機能はあくまで保温だけで、保存ではないことを忘れないでくださいね。
炊飯器の保温時間の目安は、12時間~24時間が目安、
炊飯器に入ったままのご飯は時間が経つにつ入れて
・黄色く変色する
・臭いが出てくる
・水分が減ってカピカピに硬くなる
・風味やツヤもなくなる
の状態に変化していきます。
保温状態が続いてしまうと、炊飯ジャーの中でもご飯が腐っていきます。
旅行などで長期不在になる場合は気をつけてくださいね!
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