真っ白いお米の中に、何やら黄色や茶色・黒色の小さな異物が…!?
こんな時、食べて大丈夫なのか心配になりますよね。
ちなみに、炊いたご飯(お米粒)の先にくっついてる黄色い点は
「胚芽」
といって、一番栄養のある部分。
でももし黄色~茶黒色っぽくて、もっと小さな粒々0(.5ミリ以下)だったら要注意。
お米の大好きな虫が、ウジャウジャわいてるかもしれません…!
ご飯(お米)の黄色い粒(点)って何?食べても安全?
ご飯(お米)にある黄色い粒や点々の正体は一体なんでしょうか。
- 炊いたお米の先っぽが黄色い場合は「胚芽」
- 洗って浮いてくる黄色のツブは胚芽か虫の糞
- お米自体が黄色の場合は腐敗の可能性も…
場面ごとに見ていきましょう。
胚芽(はいが)の場合
炊いたお米の先っぽの角に、0.5~1mm程の薄い黄色の粒(点)がある場合、
それは「胚芽」の一部が残っている状態の可能性が高いです。
米粒をよーくアップで見ると、欠けてる部分(凹んだ部分)が有りますよね?
本来はそこに「胚芽」が付いていて、ハズレるからくぼみになるのです。
「胚芽」は食べるのには全く問題なく、
- ビタミンE
- ビタミンB1
- ミネラル類
- 食物繊維
など沢山の栄養成分が含まれているため、
むしろ真っ白なお米よりも栄養価は高いといわれています。
あえて胚芽を残したままの「胚芽米」も通販では人気商品です
胚芽は、キレイに精米されたスーパーで購入するようなお米には滅多に見られませんが、
農家から直接仕入れたお米には残っていることが多いです。
米を研ぐと1~2mm程の黄色い小さい粒は何?
お米をといだ時に、浮き上がっていくる小さい粒。
これも、お米から剥がれ落ちた胚芽の可能性が高いでしょう。
取り除かれなかった胚芽が精米の袋詰めの時に、一緒に製品に入ってしまうことがあります。
後でお話しする、「虫」の糞の可能性もありますが、胚芽は虫の糞に比べて大きさが大きく、
白~黄色の外観が特徴です。
※胚芽と虫の比較画像(ミツハシライスHP)はこちら
黄色く変色したお米の場合
お米粒が黄色く変色してしまっている場合は
黄変米(おうへんまい)
といって、お米にカビが生えてしまった可能性があります。
お米にカビが生えると黄色い色に変色したり、お米の塊ができます。
お米も食品ですから、水に濡らしたり、湿気が多く通気性が悪い場所に保管するとカビます。
とくにお米を計量カップですくうときなどは、計量カップや手に水が付いていないことを確認しましょう。
お米の白い粒って何?
炊く前のお米粒をよーく見てみると、ほとんどのお米は透明ですが、
たまに真っ白い米粒や白い点がある米粒が混ざっています。
この違いはなんなのでしょうか?
白い米粒は「粉状質粒(ふんじょうしつりゅう)」と言われ、お米の業界では「シラタ」と呼ばれています。
これは成熟期の低温や日照不足、または極端な高温が原因で、成熟が不充分な状態で収穫され、精米されたものに見られます。
お米の真っ白い部分は、じつは未成熟であまりおいしくない部分。
完全に取り除くことは難しいため、品種問わず、どんなお米にも入っている可能性があります。
新しく米を買ってきたんですけど、こんなに白い粒多いもんですか?
さっき食べたら凄く食感悪かったです。 pic.twitter.com/JPKptJ5FCf— 絶対無敵の恐怖の大王すーたん (@hannya_kamen26) March 22, 2019
米買い占められた時、うちの親から米送ってもらったけど紙袋入ってて原産地書いてない。
見るからに透き通ってて白い粒もほぼ無い。これ間違いなく知り合い農家の新米100%のうまい奴だ🍙 pic.twitter.com/Ji5V9sEDcC— ほーねっと🐝Ixion (@hornet_klaus) March 10, 2020
実家に米をもらいに行けないから今はホームセンターの一番安い米を買ってるんだけど、びっくりするほど白い米の割合が多い。
実家からもらうのはほとんど白い粒がないやつだったから、品質はそれなりに良かったんだなー。味?
全然違いがわかりませんが、何か? pic.twitter.com/5gpJtVoro2— 桃崎@旧ヤムチン (@momozaki_ex) June 8, 2020
ご飯(お米)に黒の粒(点)は何?
お米に黒っぽい点がある粒が入っている場合は、次の原因が考えられます。
稲穂が育っている途中で、田んぼにいる虫が食べた可能性があります。
ホクレンパールライスの精米工場に原料が入庫された段階では、このようなお米が含まれている場合がありますが、
色彩選別機などの機械を利用し、なるべく入らないように選別しています。
製造過程で混入してしまうこともある黒っぽい点のあるお米。
筆者もたまにご飯を炊くとき発見します(笑)
この場合も、製造過程で完全に取り除くのは難しいですが、
中で虫がわいているわけではなく、食べても問題ありません。
ご飯(お米)に黄色や茶・黒の粒!虫がわいたらどうする?
米袋の中に黄色~茶色い0.5ミリほどの小さな粒々を発見した場合。
- コクゾウムシ(穀象虫)
- メイガ(ノシメマダラメイガ)
などの、米に発生しやすい虫の糞の可能性が高く、米袋の底にたまります。
お米の「虫」は、15℃以下ではほとんど活動しませんが、
20℃以上で発生し、23℃以上になると活動・繁殖を始めます。
人間よりも害虫は匂いに敏感ですから、気温・湿度が高くなり始める時期には、
匂いも発生しやすくなるため特にお米の管理に気を付ける必要があります。
お米に虫がわいた?!他に見てほしいポイント
虫の糞があるというこは、お米に虫がわいてしまったということ。
- お米とお米が糸の様なものでくっついていないか?
- 米袋の中に蛾(ガ)や1~2cmの幼虫がいないか?
など、注意深くお米を観察してみてください。
ちなみに、玄米と白米では「玄米」の方が糖の部分に栄養が多く増殖しやすいと言われています。
ただ、コクゾウムシのように白米部分を好んで繁殖する虫もいるので、玄米も白米も同じように取り扱い注意です。
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お米に虫がわいたら…
お米に虫がわいたら、絶対気持ち悪くて食べたくない…と思うかもしれませんね。
でも、コクゾウムシやノシメマダラメイガが発生するお米は、殺虫剤などの残留物が存在しない証明になるので、
むしろ安全で人体に悪い影響を与えることはありません。
農家の方や、昔の人ならそれほど敏感になる人は少ないので、虫は洗い流していました。
万が一、虫がわいてしまったら、お米を捨てるなんてもったいないことはせず
風通しのよく直射日光が当たらない涼しい場所に、新聞紙を広げ、
その上にお米をさらして、虫が逃げるまで放置しておけば大丈夫ですよ。
ご飯飯(お米)に虫対策はしっかり!
お米には「賞味期限」という表示は義務付けられていません。
ですが、お米は古くなるにつれて味も落ちてくるので、購入する際は「精米日」は必ずチェックしましょう。
お米の虫は23℃以上になると一気に活動・繁殖を始めます。
夏場の台所のシンク下は、湿気がひどく虫にとっては最適な環境になるので、は一気に虫がわきます。
唐辛子など虫除け対策をしても、高温多湿の場所ではその手の対策も無駄に終わります。
家庭では、冬場で約1カ月、夏場で約2週間以内を目安に食べ切ることや、
密閉容器に入れ温度の低い所(冷蔵庫の野菜室、風通しが良く涼しい場所)で保管する事がポイントです。
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「お米の守り神」は、高温・高湿度で発生するお米の匂いを脱臭・分解をすることで害虫の侵入を防ぎ、
湿度コントロールでお米の水分の変化による、乾燥やカビからお米を守ります。
ご飯(お米)の黄色や黒い粒(点)って何?虫がわいたらどうする?まとめ
ご飯(お米粒)の黄色い部分は、胚芽といって栄養たっぷりなので美味しくそのまま食べましょう。
ただ、胚芽よりもっと小さい粒で色が茶黒っぽい点は、もしかしたら虫がわいているかもしれません。
お米の保管場所をもう一度見直して、涼しい場所に保管するようにしてくださいね!