いざというときの災害時や非常事態に、絶対に必要になる非常食。
日ごろから非常食を意識して備蓄しておくことは、自然災害の多い日本では必須です。
とはいえ、何から揃えておけばいいのか、意外と迷うもの。
あなたとあなたの大事なご家族を守るためにも、目安として、
家族の人数*3日間分の量
は最低限揃えておきたい非常食ですが、
迷わなくても意外とスーパーやコンビニでも手軽に買い揃えておくことが出来ますよ。
いつかは揃えておこう…ではなく、「非常食、ちゃんと揃えよう!」と思った日が吉日。
さっそくスーパ―でも買える非常食を紹介します!
非常食ってどんなもの?
「非常食」というと、乾パンや氷砂糖など、ひと昔前までは
非常食=美味しくないし食べ辛い…
というイメージがありましたが、今は考え方もずいぶん変わってきました。
いまは
非常食=日常的に食べているもので、美味しくて一定期間保存ができるもの
という考えのもと、多種多様な非常食(保存食・備蓄食品・防災食)が大活躍!
非常食は何日分必要?
大災害時に、ライフライン(電気・ガス・水道・通信・交通など)がおおむね復旧するには、
一般的に「3日間はかかる」と言われています。
一人分で3日分の目安なら
- 水…9L
- ご飯…4~5食分
- レトルト食品…6~8食分
- 板チョコ…2~3枚
- 缶詰…2~3個
家族全員分だと結構な量になりそうですね。
非常食は最低3日分以上、余裕があれば1週間分以上は備蓄しておきたいところです。
非常食はどのくらい日持ちする?
非常食を準備しておく時は、賞味期限がどのくらいか、
日持ち年数も選ぶ際に大きなポイントです。
- 飲料水…2~5年
- ご飯…5年
- レトルト食品や缶詰…2~3年
くらいが目安。
基本的に賞味期限は平均2~5年といわれる非常食。
何事もなく、無事にそのまま賞味期限まで使わずに備蓄しておけることが一番ですから、
なるべく長期保存出来るものを選びたいですね。
非常食は「ローリングストック」が基本
いざというときに必要な保存食。
ところが
「1年以上も賞味期限が切れてた…!」
とついなりがちです。
そうならないために、何がどれくらいあるのかを定期的にチェックしたり、日常生活の中で順次消費しながら一定の保存食を確保する
「ローリングストック法」
が推奨されています。
備蓄(ストック)を回転(ローリング)させる、という意味ですね。
▼トップバリューが推奨するローリングストックのやり方動画、分かりやすいのでぜひ参考にしてみてください
「非常食を実際に食べてみたら口にあわなかった」
という例も少なくありませんし、
普段から非常食の備蓄を意識するうえでも、食べ慣れて口にあうものを選んでおけば、災害時にも抵抗なく食べることができます。
非常食も、お家の冷蔵庫同様、順次消費しながら、何がどれくらいあるのかを日ごろから把握して、
消費⇒補充を繰り返しながら鮮度を保っておけば、いざというときに慌てずに安心して食べることができるのです。
スーパー・コンビニでも買える非常食おすすめ6選
最近は、スーパーやホームセンターでも、災害備蓄用の商品が置いてあるお店も増えてきました。
ただほとんどの場合、防災用具はあっても、肝心な缶詰やレトルトコーナーは別の場所に陳列されているので、見逃してしまいがち。
どこのスーパーやコンビニでも手軽に買える非常食といえば
などが定番です。
詳しく見ていきましょう
お水
非常用の備蓄といえば、まずは「お水」。
- 飲料水用
- 手を洗う用
- 体を拭く用
など、常に必要になりますよね。
必要な目安量は、一人当たり1日3リットル程度。
家族4人なら1日で12リットル。3日分だと36リットルとなり、かなりの量になります。
2リットルの大きなペットボトルだけでなく、携帯用として500ミリリットルの小型サイズのものも確保が必要です。
水の大量購入なら、
- ホームセンター
- 業務スーパー
- ドラッグストア
を利用するのもおすすめです。
▼国内最長の保存水はなんと15年!
▼一般的に非常用の水の保存期間は5年~7年
また、大災害時に被災地の様子をテレビで見ていると、断水時にポンプ車が来ていても、
水を入れて運ぶための大きな容器が無いとご苦労されている方も多くニュースで見かけました。
そんな時には、10リットル以上も一度に入れて運べる、折りたたみ式水タンクを用意しておくと安心です。
カロリーメイトなどの栄養補助食品
栄養バランス食品として昔からロングセラーなのが大塚製薬の「カロリーメイト」。
小さくて軽くて持ち運びしやすく、少量でも一日に必要な栄養をバランスよく配合されていて、
偏りがちな非常食の食事をサポートしてくれます。
プレーン味のほか、チーズ、フルーツ、チョコレート、メープルなどブロックタイプは種類も豊富。
ドリンクタイプやゼリータイプもあるため、咀嚼力や呑み込みの力が弱っているご高齢の方がいる家庭では、
介護食としても使えて、水分も一緒に摂取することができるのでおすすめです。
缶詰類
缶詰類も、長期保存ができるので非常食の定番ですね。
フルーツ缶・ツナや魚や焼き鳥などのおかず缶を始め、
最近はスーパーやコンビニでも、パンやご飯の缶詰を取り扱っていることが多く見かけるようになりました。
また、変わり種としてはおでん缶やラーメン缶などユニークな商品もあります。
いずれも、お湯やお水も不要で、しっかり味付けに工夫がされていて美味しくて飽きませんし、開けたらすぐに食べられて便利です。
フタも缶切り不要で開けられるものが多く、温めて食べるのが一般的ですが、冷めた状態でも食べることができます。
賞味期限は製造日から3年~5年程度。
ホームセンターやスーパーなどでも、品数多く発売されているところもあるので、一度チェックしてみてください。
フリーズドライのスープ
コンビニでも多く見かけますが、お湯をかけるだけで美味しいスープやお味噌汁が飲める、
フリーズドライ製法のスープも非常食には便利です。
非常食用のフリーズドライは、5年ほど保存できるように、密閉パックでしっかりと作られています。
避難生活では、精神的ストレスも重なって食欲もなくなりがち。
乾いたものや、固形物がなかなか喉を通らない人や、ご高齢の方にもオススメです。
▼お中元や父の日母の日にも!非常食にも使えるフリーズドライスープはいかがですか?
レトルトご飯やおかゆ
レトルトご飯も非常食としても使える定番です。
レトルトご飯というと、電子レンジでチンして食べるものがほとんどですが、
レトルトパウチになっているものは、湯煎して温めるか、そのままでも美味しくたべられるものがあるので、
非常食として災害時にもおすすめです。
▼味の素のおかゆシリーズは「温めなくても食べられる」がキャッチコピー
アルファ化米
日本人ならやっぱり「ごはん」が食べたい!
レトルトご飯として最近じわじわ人気なのが、お湯を入れて15分ほど待つだけで食べられる「アルファ米」。
「アルファ米」もいろんなメーカーが出していて、時間がかかるものの(60分ほど)、常温の水を入れても食べられるものなどさまざま。
とくに尾西食品のアルファ米シリーズは、非常食の定番で大人気。
- 水でも作れる
- 5年保存
- 移し替えの容器不要
で、おいしい三角形のおにぎりが勝手にできあがる「携帯おにぎり」は、
『がっちりマンデー』でも紹介され、新しい非常食のトレンドとなっています。
非常食はスーパーで買える!備蓄量の目安やおすすめの缶詰やお菓子もまとめ
非常食といっても、普段私たちが食べているものをストックして使いまわす
「ローリングストック」という考え方がもっとも重要です。
まずは、お近くのスーパーやコンビニでも十分買えるもので揃えることができます。
ネット通販なら「1人分*7日分の非常食」というように、分かりやすいセット販売もされてるため、
どれを何個買おうかと迷うことなく購入できます。
ローリングストック法を基本に、常に内容を入れ替えながら、自分にあった備蓄をしてくださいね。
牛丼好き必見!食べ慣れた味を非常食に!吉野家の「ご飯缶詰」がおすすめ!
「緊急時だからこそ、美味しくていつも食べ慣れた味でホッとしたい」
という方におすすめなのが、牛丼チェーン吉野家史上初、常温で食べられる非常用保存食!
温めなくてもおいしい「ご飯缶詰」は、なんと賞味期限3年。
牛丼の缶詰をはじめとして、豚丼や焼鶏、牛焼肉や豚しょうが焼きなど、お店の味を完全に再現しています。
必要なモノがひとまとめになった防災セットも!
「いちいち非常食とか持出品や備蓄品を買い揃えるのは面倒だなぁ……。」
という方におすすめなのが、これらが最低限一つにまとまっている防災セットのリュック!
1人用から一つ一つ考えなくても、30点以上の必要なものが揃えられます。
⇒非常食カレー賞味期限5年以上!水&レンジ不要の6選はこちら