サボテンが病気になってしまうと、
枯れたり腐ったり、変色したり斑点が現れたり、灰色や白いカビが生えたりと、症状はさまざま。
他にも害虫が原因で枯れてしまうこともあるので、日ごろからよく観察してあげることが大切です。
でも、たとえサボテンが腐っても、復活できる方法はあります!
サボテンの病気につて、原因別の対処方法や復活方法をまとめました。
サボテンの病気!原因は主に2つ
サボテンがかかる病気の原因は、大きく分けると2つあります。
- 菌(カビ)によって起きる病気
- 害虫によって起きる病気
病気の種類は、意外と沢山あり、どこの部分がどんな状態に変色するのか、具体的に紹介します
サボテンの病気!菌が原因で引き起こす5大病
サボテンがかかりやすい病気で、菌(カビ)が原因になる主な病気がこちら。
根腐れ病(赤腐れ病・黒腐れ病)
根元もしくは根っこの部分が、腐って変なニオイがし、
ブヨブヨ(ドロドロ)になる状態を「根腐れ」(ねぐされ)と言います。
根っこの色が、赤茶色になったり(赤腐れ病)、黒く変色したり(黒腐れ病)になって、
グニャグニャ柔らかくなり、次第に広がっていく病気です。
黒班病(こくはんびょう)
サボテン全体に黒い斑点がポツポツでき、次第に広がっていきます。進行すると、灰色のカビが生えることも。
黒斑病は、あらゆる野菜や植物に、黒い斑点となって表れる症状で、
病原菌は糸状菌(カビ)の一種で、被害葉に現れる黒い斑点から、さらに胞子が広がっていく病気です。
すす病
すす病は、サボテンのトゲに「すす」のようなカビが生える状態です。
すす病菌はどこにでもいて、カイガラムシやアブラムシ、コナジラミなどの害虫の排泄物や分泌物をエサにして増殖します。
植物体が、黒い「すす」を被ったような症状が現れる糸状菌(カビ)
茎枯れ病(くきがれびょう)
茎枯れ病は、茎節に黄色の斑点が現れます。
この斑点が次第に上部に広がって、やがて淡黄色~透明になって腐敗していきます。
腐敗部はグニャグニャやわらかく、腐敗部分には白色のかびを生じることも。
茎腐れ病(くきぐされびょう)
茎腐れ病は、茎節に黄色の斑点が現れます。
やがて褐色~黒褐色になって茎節を腐敗させ、湿度が高いと黒色のカビが生じます。
サボテンの病気!菌が原因の対策と予防
サボテンの、菌(カビ)が原因でかかりやすい病気を5つ紹介しました。
一度病気になってしまったら、
- 菌に感染し腐った部分を『胴切り』
- 湿度の高い場所を避けて菌の感染を防ぐ
などの対応が必要です。
変色して腐ったら『胴切り』で対応する!
『胴切り』(どうぎり)とは、サボテンなどの観葉植物の本体を切断する作業のこと。
サボテンは、厳しい環境でも生き抜ける強い生命力を持つため、
根腐れなどを起こしたときにも、健康な部分を『胴切り』して植え替え作業をすることで、
復活できるケースがあります。
『胴切り』を行うことで、病気で変色したり、根腐れで腐った部分を大胆に切除して、
きれいな部分だけを残せば、サボテンは復活させることができます。
《胴切りの手順》
・色の変わった部分を切除する
・切除部分を30分くらい日に当てる
・切除部分を日陰で数ヶ月間乾燥させる
・切除部分がしっかり乾燥したら、新聞紙で包み発芽まで待つ
・発芽したらきれいな土に植え替える
▼胴切りの詳しい手順はコチラ▼
予防対策は環境の改善しかない
サボテンは比較的強い植物なので、本来はあまり病気にはかかりません。
サボテンが病気にかかってしまう原因は、
- 水のやりすぎ
- 風通しが悪い
- 日照の減少
などがあり、環境が一番の問題なので、病気になったら今の環境を変えてあげましょう!
サボテンは湿度に弱く、湿気の多いところに置かれると菌に感染しやすくなります。
病気を避けるためには、湿度が高い梅雨や雨の時には、なるべく乾燥した風通しが良い場所に置いてあげるようにしましょう。
また、直射日光が当たりすぎると変色の原因にもなりますので、当てすぎにも注意が必要です。
サボテンの病気!害虫が原因の場合
サボテンの病気は、害虫が原因になる場合もあります。
害虫は、肉眼で見つけられるものもあるので、まずは葉っぱや根っこ部分をよく観察してみてください。
害虫は、サボテンの生育を妨げたり病原菌を媒介するものもあるので、
もし見つけた場合はすぐに駆除する必要があります。
サボテンを病気にする害虫
名前 | 大きさ | 色や寄生する場所 |
カイガラムシ | 1~5mm | 貝殻のような形の白い虫 |
ワタムシ | 1~2mm | 葉の付け根に白い線のような虫 |
ダニ | 0.5mm | サボテンにつやがなくなる。赤くなる |
線虫 | 1mm以下 | 根っこに寄生、黒褐色のコブのような物ができる 肉眼で発見不可能 |
ナメクジ | 2cm~ | 若い苗や花を食べる |
これら以外にもネジラミ・アブラムシ・アリによる被害も報告されています。
サボテンの病気!害虫が原因の対策と予防
カイガラムシやダニは空気が乾燥していると発生しやすいため、
秋や冬はサボテンが乾燥しすぎないように適度に水をやりましょう。
害虫が付いてしまった場合は専用の殺虫剤で駆除します。
常に虫がついていないか、定期的に見てあげたり、
日ごろから、虫が付きにくい効果のある多肉植物用の肥料などでの対策も大切です。
予防はお酢の霧吹きも!
ネット情報ですが、日ごろからのお手入れとして、サボテンの害虫予防にはお酢(クエン酸)も効果的なんだとか。
(害虫予防には)お酢を水で10倍薄めたものを用意してください。
薄めたお酢を霧吹きにいれ、多肉植物全体に軽く吹きかけていきます
引用:https://interior-book.jp/40905
お酢のニオイが気になる方は、クエン酸を少量混ぜた水を吹きかけても良いそうですよ!
サボテンの病気!変色や黒の斑点、白カビになる原因と対処法まとめ
サボテンの病気の種類と対策方法を紹介致しました!
サボテンの病気は大きく分けて
- 菌に感染して起きる病気
- 害虫が原因で起きる病気
の2種類。
対策方法として
菌による場合は
- 環境を変える(多湿を避けて菌の感染を防ぐ)
- 胴切りする(菌に感染して腐った部分を切除)
害虫による場合は
- 適切な殺虫剤で対応
サボテンは過酷な環境でも生き抜く生命力を持つため、育てやすい強い植物。
根腐れなどを起こしても、健康な部分を『胴切り』して植え替えることで、再び元気に復活できるケースがあります。
あなたのサボテンを元気に育てるため是非お役立てくださいね。
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