会社へ結婚(入籍)報告をするときって、すごく緊張しますよね。
男女問わず、職種が違っても、就労形態(正社員、派遣、契約、パート)にかかわらず、
組織で働いている以上は、報告する相手、順番、報告のタイミング、内容など、すべてに気を遣う必要があります。
あなたの人間力を試される場でもあると言っても過言ではない会社(職場)への結婚報告。
うっかり事後報告になってしまったら、完全にマナー違反、どんな失敗が待っているのでしょう。
会社(職場)に結婚報告は入籍前にするべき3つの理由
職場への結婚報告は入籍前にするのがマナー。
結婚報告というおめでたい話なのに、
入籍の直前や入籍後では周りの人たちにはかえって迷惑な話になりかねないよう、
早めに会社に報告を済ませるのが◎です。
公的な書類上の手続きが必要
従業員が結婚すると、会社側でもいくつかの手続きが必要になります。
- 身上変更申請書
- 住所変更届
- 通勤手当区間変更届
- 住宅手当/住宅補助
- お祝い金や手当申請
- 休暇(有休)届
- 給与振込み口座の名義変更
- 慶弔申請
- 名刺の申請
など、会社によって多少違いはありますが、
福利厚生、税金、保険や年金関係など、必要な手続きは多岐にわたります。
特に姓名が変わる場合の会社関連の手続きは申請が多くなりますので、
漏れがないよう確認しておきましょう。
仕事に影響が出る可能性がある
結婚をしたら、結婚式の準備も含め、自分自身や家族の都合で、仕事への影響が少なからず発生します。
男女問わず、職種や就労形態(正社員、派遣社員など)にかかわらず、
仕事を休む理由として、今後次のようなケースが考えられるでしょう。
- 引っ越し
- 結婚式や新婚旅行などで長期休暇をもらう
- 異動や退職で仕事の引継ぎが発生
- 女性の場合いずれは妊娠、出産で退職を考えている
- (配偶者の)急な体調不良で時短や欠勤の可能性
結婚後の生活環境を整えるためにも、
組織に属している以上は、快く周りに協力してもらいながら、職場へは早めの報告が必須になります。
結婚式に招待する場合、相手に予定を空けてもらう
あなたが結婚式に上司や同僚を招待する場合は、相手のスケジュールを確保しなければいけません。
急な出席依頼はとても失礼になってしまいます。
スピーチや乾杯の発声をお願いする場合、その旨も早めに伝えておきましょう。
会社(職場)に結婚報告のベストタイミングは3~6か月前!
結婚と同時に退職希望の場合は、退職希望日の3~6ヶ月前までには、
まず直接上司に伝えて相談をしたうえ、「退職願」を提出します。
仕事をそのまま続ける場合も、遅くても結婚式や入籍の3~6ヶ月前までには職場に報告を。
会社によっては、もともと就業規則などで「○ヶ月前までに報告」と結婚報告の時期が定められていたり、
社内結婚となれば、場合、どちらかが異動・転勤・退職を求められる組織もあります。
あらかじめ社内規定(契約先の規定)を、最優先でチェックしてみてくださいね。
どんな場合であれ、社会人である以上、繁忙期をさけて早め早めに報告する配慮は必要です。
会社(職場)の上司、同僚へ結婚報告の順番と気を付けるポイント
会社へ結婚(入籍)報告をする際は、
報告する相手、順番、報告のタイミング、内容などに気を遣う必要があります。
結婚報告は直属の上司から!順番を間違えないこと
会社への結婚報告は、まず初めに直属の上司にします。
- 直属の上司
- 直属の上司の上役
- 同僚
- 取引先
の順番が良いですね。
結婚が決まってうれしい気持ちが抑えられず、仲のよい同僚や先輩、SNSでつぶやきたくなる気持ちはわかりますが、
報告の順番を間違えて、他人から上司の耳に入るのは絶対に避けましょう。
ただし、直属の上司以外への報告は、ケースバイケース。
朝礼などで一斉に行う場合もあるため、直属の上司へ結婚報告をする際に、
結婚を報告する範囲やタイミング、報告方法についてアドバイスをもらうと良いでしょう。
「結婚します」だけじゃない!結婚報告で伝えること
直属の上司へ結婚報告は、
「結婚が決まりました!!」
と伝えるだけでは不十分です。
「仕事は続けるのか・結婚式はするのか・休暇はいつとるのか」などの今後の予定を、
決めておくべき事項が意外とあるため、次の内容もあわせて伝えるようにしてください。
- いつごろ入籍するのか
- 仕事は続けるのかどうか、時短勤務などの希望は?
- 結婚式や招待の有無
- 結婚休暇を取得するか、いつ取得するのか
- 苗字は変更するのか
- その他、知っておいてほしいこと
意外と事項が多くありますので、最低でも2~30分ほどの時間を用意してもらいましょう。
できれば事前にアポイントを取って、相手が忙しくなさそうなタイミングで結婚報告を行うのがベストです。
どうやって切り出す?直属の上司への結婚報告の仕方
結婚報告のために直属の上司へアポイントを取る際は、
「お忙しいところ失礼いたします。ご相談したいことがあるので、後で2~30分ほどお時間いただけませんか?」
と直接声をかけましょう。
声をかけづらいなら、手が空いた時に声をかけてもらえるよう、メールでアポイントを取っておいてもいいですね。
上司に時間がもらえたら、会議室など落ち着いた場所で結婚報告をしてください。
「結婚が決まりました!あとでちょっとお時間いただけますか?」
など、いきなり同僚も聞こえるような場所で切り出すのは、マナー違反となります。
会社(職場)に結婚報告!入籍後に報告する際の注意点
職場での結婚(入籍)の報告は、「事後」は厳禁。
「これから結婚(入籍)します」
ということを、前もって報告するのがマナーです。
結婚式を挙げずに入籍だけの場合でも、職場への報告は必要で、
どんなに遅くても入籍の1ヶ月前までには伝えましょう。
ですが、どうしても結婚したことを事後報告となった場合、
あなたの印象をより悪くしないためにも、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
できるだけ速やかに報告を
何度かご紹介してきましたが、結婚(入籍)の報告は、
たとえ前日であっても事前に済ませておくのがセオリー。
事後報告になってしまった場合は、
「ご報告が遅くなり申し訳ございません」
と上司には最初に一言伝えましょう。
事後報告になったことで、社内手続きにも急ぎの手間や時間がかかってしまうこともあるかもしれません。
時間が経つほど、どんどん周りに悪い印象を与えてしまいますので、十分にご注意ください。
非常識だと思われてしまう覚悟を
結婚の事後報告は、あなたが非常識な人だと思われる可能性は大きく
せっかくのお祝いムードも、人によっては反感を買う恐れもあるでしょう。
あなたという人間性を試される時でもあるため、
遅れてしまう場合も、それなりの覚悟を固めて、それ以上は非常識な人と思われないように細心の注意を。
SNSで真っ先に報告するのは避ける
結婚して嬉しい気持ちを真っ先にSNSで報告してしまうと、
どうして直接報告してくれなかったのかと、余計な反感を買ってしまうかもしれません。
それは職場以外の、親しい友人の間柄であっても同じことですよね。
SNSでの報告は一番後にしておいたほうが良いでしょう。
会社(職場)に結婚報告のベストタイミングはいつ?入籍後は失敗になる理由まとめ
会社への結婚報告は、入籍前・結婚式の3~6ヶ月前には報告するのが一般的です。
なぜなら従業員の結婚にともなって、会社にはさまざまば事務手続きなどが発生するからです。
ただ、社内規定を順守し、繁忙期を避けるなどの配慮が最優先なので、
まよったら、まずは直属の上司相談するのが最も良い選択でしょう。
結婚や入籍の報告が、やむを得ず事後報告になってしまう場合は、
普通に報告するより何倍も周りに気を遣いますし、手続きに余計な手間も増やしてしまうかもしれません。
何よりも迅速な対応が必要になりますので、しっかりと心構えをしておきましょう!
周りの人や同僚に伝えるタイミングも相談するが一番かもしれません。