世界三大奇虫ヒヨケムシ・サソリモドキ・ウデムシの大きさや日本で販売・飼育は?

世界三大奇虫

 

ヒヨケムシ(日避虫)・サソリモドキ(蠍擬)・ウデムシ(腕虫)の3種類は、

見た目の奇怪さから

『世界三大奇虫(きちゅう)』

という不名誉な称号を与えられた虫たち。

なかでも、ヒヨケムシ(日避虫)は、

2017年12月日本で初めて生きた状態で新潟県の住宅地で発見され、大騒ぎになったことも。

ヒヨケムシ(日避虫)・サソリモドキ(蠍擬)・ウデムシ(腕虫)の

日本での生息地や飼育状況、そして毒を持っている虫たちなんでしょうか?

世界三大奇虫・その姿やいかに!

世界三大奇虫とは

 

地球上には、約100万種もの虫が生息し、地球上の全動物の4分の3にあたります。

人間よりもはるかに数が多い、虫天国の地球。

 

そんな虫たちのなかで「世界三大奇虫」と呼ばれる虫がいます。

最恐昆虫大百科』(岡島秀治・監修)によれば、

世界三大奇虫とは

  • ヒヨケムシ(日避虫)
  • サソリモドキ(蠍擬)
  • ウデムシ(腕虫)

の3種。

 

「昆虫」というと、一般的な定義はが6本“六脚亜門昆虫綱“という名前に属する虫のこと。

実はこの3種類は脚が8本あるため、

正確には「昆虫」ではなく、「蜘蛛(クモ)」に近い生き物なのです。

 

3種の共通点

 

ヒヨケムシ(日避虫)・サソリモドキ(蠍擬)・ウデムシ(腕虫)の3種類は、

ともに肉食性で、小型の昆虫や、トカゲなどを食べます。

 

しかしどれも人間に直接被害を及ぼすような、毒を持った生物ではありません。

『飼育用・ペット用』

として売られているものもあり

いわゆる

“奇蟲(きちゅう)ファン“

といわれる方たちの間では、とても人気が高いのだとか( ゚Д゚)

 

日本での飼育・繁殖は?

 

ネットで探した情報によると

  • サソリモドキ(蠍擬)
  • ウデムシ(腕虫)

は飼育が比較的カンタンで繁殖方法も確立しつつあるそうです。

しかし、2017年に今回日本で初めて発見された

  • ヒヨケムシ(日避虫)

だけは飼育が難しく、非常に手に入りにくい種なのだそうです。

 

ヒヨケムシ(日避虫)【動画】

 

名前 ヒヨケムシ(日避虫)
学名 Solifugae
分類 節足動物門鋏角亜門クモ綱ヒヨケムシ目
分布 アフリカや南米など熱帯・亜熱帯に約1000種。毒を持つものもいる
大きさ 大きなものは10センチ以上
食べ物(エサ) 昆虫、クモ、サソリなど

 

ヒヨケムシ(日避虫)は、英語では通称

・ウィンド・スコーピオン(動きが速いので“風サソリ“)
・キャメル・スパイダー(“ラクダのクモ“)

と呼ばれています。

学名の

「Solifugae(=太陽から逃げる者)」

の意味の通り、名前は巣穴や日当りのない場所に身を隠す習性に由来します。

 

毒はある?

 

ヒヨケムシ(日避虫)は、いたずらに刺激すると噛み付いて防御し、

その力は人間の皮膚を貫通できるほどの力強い種も存在します。

 

もともと攻撃的な性格で、基本的には昆虫類をたべますが、

時には共食いもあり、トカゲ、ヘビ、鳥を襲うこともあります。

 

ただ、基本的には無毒で人間を自発的に襲うことはなく、基本的には無害の動物とされています。

 

脚が10本って本当?

 

ヒヨケムシ(日避虫)は、「クモの仲間なのに脚が10本」と表現されることもあります。

 

しかし正確には、頭の先端の2本は、昆虫で言う触覚にあたる部分で『触肢』という名前で、脚ではありません。

頭胸部から8本の脚がはえて、その先端に触肢が2本生えているのです。

 

そして、ヒヨケムシ(日避虫)はの最大のチャームポイントは、

体長の3分の1程を占める大きくて強力なアゴ(鋏角・きょうかく)!

上下に動く爪を備えた鋏(はさみ)になっていて、これで獲物をガブっと捕らえます。

 

アリ(蟻)を尾行して食べる?!

 

ヒヨケムシの研究はまだ少なく、生態面にまだ不明点の多い動物。

アリを自発的に追いかける習性が知られています。

 

日本での飼育・販売は?

 

ヒヨケムシ(日避虫)は、もともと販売もしていない虫。

飼育方法も日本では確立されておらず、なかなか長生きしないと言われています。

 

ヒヨケムシが日本で見つかった場所は?

 

2017年12月、日本で初めて見つかったヒヨケムシは新潟県柏崎市豊町のとある住宅地。

 

体長約1.5センチの小型種でしたが、

住宅輸入材に付着して日本に来た可能性が高く、繁殖した様子はなかったのだとか。

 

すぐに捕獲され、現在は、柏崎市立博物館で厳重に保護・管理されているそうです。

 

サソリモドキ(蠍擬)【動画】

 

名前 サソリモドキ(蠍擬)
学名 Thelyphonida
分類 節足動物門鋏角亜門クモ綱サソリモドキ目
別名 ビネガロン・ムチサソリ
分布 ヨーロッパ、オーストラリアを除く世界各地の熱帯、亜熱帯に約70種生息。日本は九州南部から沖縄にかけて、八重山諸島に2種類存在
大きさ 数cmから10cmを越える種もある
食べ物(エサ) 昆虫・ヤスデ

 

「〇〇モドキ」とは、「〇〇に似てる」という意味です。

なのでサソリモドキ(蠍擬)は、「サソリに似てる虫」という意味ではありますが、

生物学上は、ヤイトムシ・ウデムシ・クモに近縁で、サソリとは別系統の生き物。

 

ヒヨケムシ(日避虫)・サソリモドキ(蠍擬)・ウデムシ(腕虫)の3種類の中で唯一、日本に生息していると言われています。

 

ちょっと劣化したサソリのような短いハサミと長い鞭(むち)のようなしっぽ。

昆虫や小動物を捕食とし、共食いする性質もあります。

 

6本の脚に長い触角が生えているようにも見えて昆虫と誤解されやすいですが、長い触角は実は長ーい前脚。

 

別名はビネガロン!

 

サソリモドキ(蠍擬)んは、毒腺はないものの、付け根に肛門腺をもち、

両側の開き目から酢酸・カプリル酸の混合物を噴射する得意技があります。

 

サソリのように刺してくることはありませんが、危険を感じると自衛用の酸性の液体を吹きかけてきて、素手で触ると皮膚がヤケドのような炎症をおこします。

 

このニオイがお酢(ビネガー・vinegar) のようであるため、

“vinegaroon” ・ビネガロン

という仮面ライダー怪人みたいな名前がついています。

 

日本での飼育・販売

 

サソリモドキ(蠍擬)は、「酸」にさえ気をつければ、ウデムシ(腕虫)と同じく飼育はでき、

湿度・温度にさえ気をつければこちらも繁殖が可能とされています。

 

ウデムシ(腕虫)【動画】

 

名前 ウデムシ(腕虫)
学名 Amblypygi
分類 節足動物門鋏角亜門クモ綱ウデムシ目
別名 カニムシモドキ
分布 世界中に70種類いるとされ熱帯に生息。日本には分布しない
大きさ 小さいものでは体長5mm程度。大きいものは体長4cmを越て、足は体長の2〜4倍以上
食べ物(エサ) 昆虫のほか、トカゲやハチドリ、まれに共食いなどの習性を持つ種類も

 

ウデムシは、扁平で手足の長い節足動物。

例えるなら

・クモの姿をした平たいカマキリ

・クモとサソリとタガメをトランスフォームさせて、ぐっちゃり踏み潰しちゃった感じ

などなど、いろいろ好き勝手に言われてしまっていますが、

たしかに奇妙で異様なプロポーションで、迫力あります!

 

ウデムシ(腕虫)の毒性

 

ウデムシ(腕虫)は、見た目とは裏腹に、性格は極めて大人しく臆病で、毒線は持ちません。

大きなカマのような口で昆虫をつかまえて食べます。

 

日本で飼育も可能?

 

日本には分布していないウデムシ(腕虫)ですが、日本でも飼育販売されていて、

十分な高さのあるケージでペア飼育すれば、繁殖させることも可能だそうです。

 

多くの種類の寿命は不明なものの、飼育下では10年以上も生きることもあるのだとか!

 

世界三大奇虫ヒヨケムシ・サソリモドキ・ウデムシとは?まとめ

 

世界三大奇虫のヒヨケムシ(日避虫)・サソリモドキ(蠍擬)・ウデムシ(腕虫)。

サソリともクモともカマキリとも違うなんとも不思議なその姿。

日本に生息しないはずのヒヨケムシ(日避虫)には驚きましたが、

ヒアリなど、外来種として日本で発見される虫は、時には人間を襲ったり生態系を壊すこともあるので、

今後も展開が気になるところですね!

【世界三大奇虫・著書紹介】

恐いけれど、見てみたい!身近に潜む恐ろしい昆虫や、奇妙な生態をもつ昆虫など、最恐、最強、最驚の80種を掲載。恐るべき昆虫の世界を存分に味わえる一冊です。

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