夏の風物詩ホタル。お尻を発光させて飛ぶ姿が美しいですね。
でも、ホタルが光らない時は…ただの黒い虫。です。
そして、夏に家に出てくる黒い虫と言えば…人類の永遠の天敵「G」!
「ホタルとゴキブリって、、ぶっちゃけ似てない?」
という、SNSでのつぶやきも…汗
結論、ホタルはゴキブリの仲間じゃありません!
おなじ夏の風物詩であるホタルとゴキブリ、
似ても似つかぬ生態の2種を改めて検証していましょう。
ホタルとゴキブリは何科?
“見た目が似てる“といわれる、ホタルとゴキブリ、
まずは生物学上はどんな種類に分けられているのでしょうか。
昆虫綱コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科 (Lampyridae)に分類される昆虫の総称。
昆虫綱ゴキブリ目(Blattodea)のうち、シロアリ以外の総称。
ホタルも分類されるコウチュウ目(鞘翅目)の仲間には、
カブトムシ、クワガタ、カミキリムシ、ゲンゴロウ等々お馴染みの昆虫がたくさん属していて、
ゴキブリはいないようです。
ほっとしました。
ゴキブリは、昆虫綱ゴキブリ目のうちシロアリ以外の総称で、
広い意味で同じ「昆虫」の節足動物の仲間ではありますが、
とにかく、2つに学問的には接点はなく、全く別の生き物のようですね!
甲虫類とは?
ホタルも属している
『甲虫類(こうちゅうるい)』
とは、昆虫綱・有翅昆虫亜綱・コウチュウ目(鞘翅目)に分類される昆虫の総称として広く使われている言葉で、
あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。
ホタル、カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、オサムシ、テントウムシ、ゾウムシ etc…
甲虫類は、非常に多種多様で、種名のあるものだけでも35万種以上が知られていて、
未だに次々と新しい種類が報告されているのだとか。
ホタルはゴキブリの生態の違い
見た目がちょっと似ているだけで、ゴキブリの仲間?と思われてしまうホタル。
ホタルとゴキブリの唯一の共通点といえば、
“湿った薄暗いところが好き”
という点くらいで、全く違う生き物、住んでいる場所や食べるものや寿命も全く違います。
ホタルは夜になると、優雅に発光しながら飛びます。
自然環境豊かな、キレイな川辺でしか生きられない蛍は、人間に対して臆病でとても弱い生き物。
もちろん自ら人間の家屋に浸入したりはしません。
エサはカワニナ (幼虫期)だけで、
成虫は、2週間しか生きることが出来ず、
葉についた露(水)だけを摂って生き延びます。
ゴキブリは知らない間に、家の中に侵入し、家の中に住み着きます。
和名の“ゴキブリ“は、「御器(ごき)かぶり」が転じて「ゴキブリ」になったと言われるように、
食器でもなんでも食い荒らす、オソロシイほどの雑食性です。
成虫からの寿命はおおよそ半年といわれていますが、
水さえ摂取していない状態でも 30- 40日は生存するといわれ、
古生代から絶滅せずに生き残ってきたことから
「人類滅亡後はゴキブリが地球を支配する」と言われるほど生命力が強い生き物です。
結論、ホタルはゴキブリの仲間じゃありません!
結論、ホタルはゴキブリとは似ても似つかない生き物です!
どうしても人間に嫌われがちな「G」。SNSで噂の退治方法は、
[キュキュット泡スプレーでゴキブリ退治してみた結果は?]もお役に立てるかもしれません…!
夏の風物詩ホタル、あなたもぜひ、夏はホタル観賞に行かれてはいかがでしょうか。
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