蛍(ホタル)以外で光る虫6選!日本に生息する種類も!

Bioluminescent click beetle (Pyrophorini) glowing in two colors when flying off

 

光る虫ってホタル以外にどんな生き物がいるの?

ホタルなど、生物が体内で光を生成し放射する化学反応の現象を、

生物発光(せいぶつはっこう)、

英語でバイオルミネセンス(Bioluminescence)

と表現されます。

生物発光は、海(特に深海生物)や陸の無脊椎動物と魚類や菌類など多くの生き物に見られます。

身近に観察できる昆虫として代表的なものは、ホタルのほか、

  • ヒカリコメツキ(南米)
  • ヒカリキノコバエ(オーストラリア)
  • 鉄道虫(ブラジル)

などが有名です。

蛍(ホタル)以外で光る虫6選をご紹介!

Glowing Click Beetles(ヒカリコメツキ)

Bioluminescent click beetle (Pyrophorini) glowing in two colors when flying off

元動画:YouTube

【ヒカリコメツキ(光米搗)】
分類 甲虫目コメツキムシ科
英名:Glowing Click Beetles
別名: Jacknife Beetle

ヘッドライトとジェットエンジンを搭載して輝く昆虫、ヒカリコメツキ!

ヒカリコメツキは、中南米に生息するコメツキムシ (Click beetles)の仲間で、

コメツキムシは、世界で約10000種、日本で約700種が知られています。

 

ヒカリコメツキは、ある研究結果では、ホタルよりも発光する力が強いと言われていて、

まさに”光る昆虫の代表格”とも言えます。

 

ホタルの場合
  • 光る場所:お尻 2か所
  • 光り方:飛ぶスピードが遅く光が点滅
ヒカリコメツキの場合
  • 光る場所:頭とお腹の計 3か所
  • 光り方:ずっと点灯させたまま素早く飛べる

 

ヒカリコメツキは、後頭部に丸い発光器が2つあって、

英語で「ヘッドライト」「ヘッドランプ」など呼ばれ、目玉が光っているみたいですよね。

そしてもう1つはお腹部分、胸とお腹の間にも発光場所があり、

英語で「ジェットエンジン」と呼ばれ、ふだんは隠れていて、お腹を反らせたときだけ光ります。

Glowworm(ヒカリキノコバエ)

▼まるで「天空の城ラピュタ」の飛行石の洞窟のよう!

【ヒカリキノコバエ(光茸蝿)】
分類 キノコバエ科
英名:Glowworm
別名: ツチボタル(土蛍)

オーストラリア、ニュージーランドに行くと、洞窟観光ツアーなどで人気のツチボタル!

筆者もむかし、オーストラリアのツアーで見た思い出があります!

ヒカリキノコバエの幼虫は青白い光を発するため、

「ツチボタル(土蛍)」「グローワーム」の名前で知られています。

 

日本でも、同じハエ目の中では八丈島に生息するツノキノコバエ属の

ニッポンヒラタキノコバエ(Keroplatus nipponicus)

の幼虫は体全体が光り、特に頭部と尾部は強い光りを発します。

Railroad worms(鉄道虫)

▼まるで夜闇を走る列車の鉄道虫

【鉄道虫】
分類:ホノオムシ科
英名:Railroad worms

ホノオムシ科の甲虫たちは、

夜間に鉄道列車の窓からこぼれる明かりのように見えることから、

通称「鉄道虫」と呼ばれるようになりました。

ちなみに鉄道虫が光るのは、成虫のメスと幼虫だけです

ホタルなどの他の多くの発光する生物と同じように、

ルシフェリンという発光物質とルシフェラーゼという酵素が反応して、光が発せられます。

(参考記事:「ホタルの発行物質ルシフェリンの語源を紹介」)

 

ブラジルなど、北アメリカ~南アメリカに広く生息している鉄道虫は、

緑色と赤色の両方の光を発します。

 

鉄道虫は、生物発光昆虫の中でも、赤色の光を発する唯一の昆虫と言われていて、

緑色のライトが昆虫の体に沿って並んでいて、赤色のライトがその頭にあります。

赤色のライトは、捕食してくる生き物に警告したり、動揺したり脅されたりしたときに光ります。

Glowing cockroaches(光るごきぶり)

Glowing-roaches

参考:Wikipedia

お食事中の方はごめんなさい!不気味なこの光る物体。。。

「Glowing cockroaches」は名前の通り、”光るごきぶり”です!

とりあえず日本にはいないけど…台所にいたら退治しやすい…w?

正式名称:ルキホルメティカ・ルケ(Lucihormetica luckae)は、エクアドル産の巨大なゴキブリ!

南米の熱帯雨林に生息する体長約2.5センチの大型ゴキブリで、

進化の過程で、他の有毒昆虫を擬態するために発光するようになったのだそう。

 

Shiny Snails(光るカタツムリ)

Shiny Snails (=光るカタツムリ)の愛称で知られるのは、

正式名称:クアントラ・ストライアータ(Quantula striata)。

光る唯一の陸上カタツムリで、シンガポールなどの東南アジアで見られます。

卵の時には、暗闇の中で継続的に輝き、孵化すると黄緑色の光を点滅させることが出来ます。

 

Glow-in-the-Dark Millipedes(光るヤスデ)

米カリフォルニア州シエラネバダ山脈だけに生息している

Motyxia(モチキシア)属のヤスデは、

世界で唯一、体全体を発光させる盲目のヤスデです。

 

ちなみに、Motyxia属の11の種と亜種はすべて光りますが、

山の低い標高にあるものはそれほど明るく光らないのだとか。

 

ホタルの場合、腹部にある特殊器官が光りますが、

このヤスデは体全体が常に青緑色に光っていて、

体内の特殊なタンパク質が、体を覆っている硬い表皮の内側から発光します。

 

まとめ

 

ホタル観賞

蛍(ホタル)が光るのはオスメスどっち?求愛以外の意味や違いと見分け方も!

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ホタル観賞 メカニズム編

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2020年10月6日

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