夜蜘蛛と朝蜘蛛の意味!縁起がいいから殺さないほうがいいのは?

 

昔からの言い伝えで

の蜘蛛は敵でも逃がせの蜘蛛は親でも殺せ

という迷信が根強く存在し、聞いた方も多いのではないでしょうか。

つまり、

  • に見る蜘蛛(朝蜘蛛)=吉・縁起が良い
  • に見る蜘蛛(夜蜘蛛)=凶・縁起が悪い

ということですが、実はこれ、諸説さまざまあり、地域や国によっても見解は異なります。

輪廻転生(りんねてんせい、りんねてんしょう)という言葉があるように、

もちろん「安易に殺してよい命」などありませんが、

どうして蜘蛛には、このような迷信や言い伝えがあるのでしょう。

蜘蛛の迷信や言い伝え

 

日本で昔から蜘蛛は、

「家の守り神」

「仏様のお使い」

という言い伝えがあり、仏教的な意味合いで極楽とこの世を糸でつなぐ生き物“と考えられてきました。

 

他にも蜘蛛は、お金に関する縁起や言い伝えは多くあり、

商売人の中では、

「朝見るとその日は商売が繁盛する」

とも言われてきました。

 

ほかにも、古代ローマの時代からヨーロッパで蜘蛛は『金運が上がる存在』とされ、

今でも“朝蜘蛛を見た日は宝くじに当たりやすい“とも言われているのだとか。

 

蜘蛛が、いつから“縁起の良い生き物“と言われるようになったのかはわかりませんが、

現代でも芥川龍之介の『蜘蛛の糸』などで、そういう印象を持つ人も多いのではないでしょうか。

 

芥川龍之介の代表作『蜘蛛の糸』とは?

 

『蜘蛛の糸』は教科書にも載っている名作。

 

1918年に童話雑誌「赤い鳥」に発表された、芥川龍之介の処女児童文学作品です。

主人公は、犍陀多(カンダタ)という大泥棒。地獄に落ちた彼の前に、お御釈迦様が現れ、

彼が以前に蜘蛛を助けていたことから、お御釈迦様によって救いの手が差し伸べられます。

 

縁起がいいから殺さないほうがいいのは?「夜の蜘蛛は親でも…」!

 

筆者自身も幼い頃、

蜘蛛は神聖な生き物、朝でも夜でも時間帯に関係なく、四六時中「家の守り神」として。

“家に居る蜘蛛は、そっとしておいて、絶対殺してはダメ!“

と親に教わってきました。

 

ところが、蜘蛛にまつわる迷信や言い伝えは以下のようなものもあります。

 

の蜘蛛は幸福が来る。の蜘蛛は盗人が来る」

の蜘蛛は金運が上がる。の蜘蛛は盗まれる

の蜘蛛は神の遣いの蜘蛛は悪魔の遣い

の蜘蛛は殺すなの蜘蛛は殺せ

の蜘蛛は敵でも逃がせの蜘蛛は親でも殺せ

の蜘蛛は親でも殺せ、昼の蜘蛛は敵でも逃がせ

 

 

「夜の蜘蛛は親でも殺せ!!」

・・・って、なかなかキツイ言葉ですね( ;∀;)

 

昔から朝蜘蛛は、お客さんをたくさん連れてきてくれたり、

待ち人が来たり、福を運んでくるといわれたりと、

朝蜘蛛=吉兆の前ぶれと考えられていました。

 

反対に、夜蜘蛛は地獄からの使者扱いとして、

盗人や敵がやってくるなど、

夜蜘蛛=不運の前兆と考えられた諺や言い伝えが多く存在するようです。

 

夜蜘蛛=不運の前兆の起源や由来は?

 

夜に見る蜘蛛=夜蜘蛛が、「親でも殺してしまえ」と言われるほど不吉と言われるようになった由来は一体なんなのでしょう?

 

一説によれば、2000年以上前の上古(古墳・飛鳥時代)時代に

 

大和朝廷側から異族視されていたまつろわぬ民達は、反乱を起こす企みをされないように、夜間の外出を禁じられました。

 

「夜の蜘蛛は親でも殺せ!」

は、つまり

夜間に外出する蜘蛛=まつろわぬ民は命令に従わない者だから殺してしまえ」

という意味。

 

“蜘蛛の子を散らすように逃げる“など、蜘蛛を人間に例えて表現する言葉は多いですが、

夜蜘蛛が『まつろわぬ民』が由来という説が本当なら、

巡り巡って“殺さなければならない存在“に転じてしまった夜蜘蛛にとっては、迷惑な話ですよね…!

海外では夜蜘蛛は縁起の良いことも!

 

夜蜘蛛が不幸の前兆といわれるようになった起源や由来についてお伝えしましたが、

「夜蜘蛛も吉兆」

「蜘蛛は朝晩関係なく神聖な生き物」

と伝わる地域もあり、謂(いわ)れについてはバラバラなのが現状です。

 

さらに、

万葉集には「蜘蛛が巣を張ると恋人が来る」

詩経には「蜘蛛が体につくと縁起いい」

などの記述もあり、

蜘蛛=縁起をあわせたことばは多く存在しますが、いずれにしても科学的根拠は全くありません。

 

蜘蛛の縁起、海外では?

 

朝蜘蛛と夜蜘蛛のジンクスについては、海外でも同じような言い伝えがあります。

例えばフランスの諺では

Araignée du matin, chagrin; araignée du soir, espoir.

直訳:朝の蜘蛛は悲しみ、夜の蜘蛛は希望

中国の俗語では、

晚上蜘蛛网时,密友来了

直訳:蜘蛛が夜に網を張ると、親しい人が来る

晚上看见蜘蛛的预兆 好事将近

直訳:蜘蛛を夜見るのは良いことが起こる前兆

として、日本とは逆に、夜蜘蛛=吉兆という考えがあります。

 

どうでしょうか。

日本に伝わる

「夜の蜘蛛は親でも殺せ!」

とは 真逆 ですよね。

朝蜘蛛と夜蜘蛛の対極でジンクスがあるというのは、国が違っても存在するのは興味深いですね

 

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蜘蛛は益虫といわれる理由

 

世界中にジンクスや諺、言い伝えがある蜘蛛。

それだけ蜘蛛は、人間にとって昔から身近な存在で、

「益虫(えきちゅう)」

として、古来から重用されてきました。

 

クモが「家の守り神」というのは、単なる迷信や言い伝えではなく、

朝蜘蛛であろうと夜蜘蛛であろうと、

私たちにとって、クモはとても有益な存在なのです。

 

蜘蛛は害虫を食べてくれる!

 

「クモは、見た目が気持ち悪い」

「家の中でみかけたらすぐに退治!」

という人も多いかもしれませんが、

じつは蜘蛛は、私たち人間の強い味方。

 

クモの餌となるのは、主に、人間にとっての害虫(ハエ、ダニ)。

そして、中にはあの、背筋も凍るほどイヤなゴキブリネズミまで食べてくれる強者もいるため、

クモを殺してしまうと、これらの害虫が大繁殖してしまう恐れだってあるのです!

 

見た目がグロテスクな蜘蛛ですが、毒蜘蛛でない限り殺さない方が吉。

(毒蜘蛛は日本には滅多にいませんが、背中が赤いセアカコケグモやクロゴケグモが有名です。)

 

蜘蛛は、実はとても臆病な生き物なので、脅かすと直ぐに逃げていきますし、

ましてや、あのおぞましいのように、ものすごい勢いで人間に立ち向かってきたりは、まずあり得ないのでご安心を…!

 

夜蜘蛛と朝蜘蛛の意味!縁起がいいから殺さないほうがいいのは?まとめ

昔から日本では、「夜の蜘蛛=縁起が悪い、朝の蜘蛛=縁起が良い」

という迷信がありますが、科学的根拠はなく、

ましてや海外では「夜の蜘蛛のほうが縁起がいい」など真逆な説もあります。

いずれにしても、蜘蛛は家の害虫を駆除してくれる益虫、家で見かけてもなるべくそっとしてあげましょう。

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