ピーナッツは漢名で「落花生」。
柿ピーや茹でピーナッツとしてもお馴染みのマメ科の植物です。
つい美味しくてポリポリ食べ過ぎてしまい、中毒性のある食べ物ですが、
ピーナッツはかなり高カロリー・高脂肪な食べ物。
「ピーナッツ、食べ過ぎたら鼻血がでてお腹が痛くなるよ!」
と、子供のころは母によく言われたものです。
ピーナッツの一日の適量摂取量や、食べ過ぎで引き起こす体への影響など調べてみました。
ピーナッツと落花生の違い
まず、みなさんはピーナッツと落花生の違いはご存知ですか?
単純に英語と日本語の違い?
いざ聞かれると、ハッキリしないことも。
ピーナッツと落花生の違いは「状態」だけ!
一言でそれぞれの違いを表現すると、
私は「あぁなんだそれだけのことか」と、今さら再確認してしまいました(笑)
収穫されたままの殻つきのものは「落花生」と呼びますが、
おつまみのバターピーナッツや柿ピー、パンに塗るピーナッツバターなどの加工品は「ピーナッツ」と呼ばれています。
ピーナッツ(落花生)は中毒性に注意!
私はかつて、外出先での移動中(新幹線とか)、またはお酒を飲んだ後、
後やお酒のお供に、おつまみピーナッツがないと、落ち着かない!
というピーナッツ中毒を自覚していました。
ネットで調べてみましたが、ピーナッツには中毒性のある成分が含まれている、というような文献などは見当たらなかったのですが、
私と同じように、
「ピーナッツやナッツ類を食べ出したら止められない依存症で困ってる」
という体験談の話はいくつも出てきました。
ピーナッツは根っこにできるもので、ナッツは木の果実。
実際にピーナッツはナッツ類ではないのですが、味がナッツ的なものは中毒性があって依存症になりやすいのかもしれません。
市販のピーナッツは、バターや塩を沢山使っていて、カロリーもかなり高い中毒性の食べ物。
スナック菓子のように、なかなか止められないのは仕方ないかもしれません。
ピーナッツを止められない人は、まずは殻付きの落花生にシフトして、
豆そのものの味を楽しむことから始めてみるのはいかがでしょうか。
ピーナッツ(落花生)の食べ過ぎで鼻血や腹痛は本当?
ピーナッツに限らず、どんな食材も食べ過ぎは良くありません。
とくに秋の味覚ぎんなんは、食べ過ぎて命の危険さえ伴うこともあります。
では、ピーナッツの場合はどうなのでしょうか。
ピーナッツで鼻血が出る?
「ピーナッツ食べ過ぎたら鼻血が出るから食べ過ぎちゃダメ」
と子供のころ言われた記憶があるという方は多いようです。
実際のところ…
ピーナッツで鼻血がでるかどうかの医学的な根拠は無し。
ただしピーナッツの豊富な栄養が、鼻血が出やすい環境をつくり出すのは事実
というのが正解です。
下記のような記述も見つけました
チョコレートにも(人間の神経を興奮させる働きがある)カフェインが入っているので、たくさん食べると同じように体が興奮してきます。体の中で血の巡りがよくなることで、細い血管に一度にたくさんの血が流れようとします。チョコレートに限らずピーナッツやニンニク・クルミなども食べ過ぎると同じような状態になるのであまり食べ過ぎないようにしましょう
学研キッズネット“どうしてチョコで鼻血がでる?“より一部転記
[チョコの食べ過ぎで鼻血が出るのは本当?]でも紹介しましたが、鼻の中にある血管は
・細く繊細で破れやすい
・血管の表明が外部にさらされている
・わずかな外傷や刺激に弱い
など、鼻の中は鼻血が出やすくなる条件が整っています。
ウイルスやほこりもたまりやすい場所ですから、アレルギー性鼻炎や風邪を引いて鼻をかむなど、
ちょっとしたことで鼻の粘膜は傷がついてしまい鼻血がでやすくなります。
子どもの場合は、何もしていないのに鼻血が出たように思えても、
ほとんどの場合、寝ている間や何か夢中になっている間に鼻をほじることが原因だそうです。
ただ、子どもも大人も、
「繰り返し鼻血が出る、なかなか鼻血が止まらない」
という状態であれば鼻の奥の血管が傷ついていたり、
他の疾患が隠れている場合もありますので、早めに耳鼻咽喉科で受診をおすすめします。
ピーナッツ(落花生)の食べ過ぎで腹痛は本当?
大人に多く聞かれる“ピーナッツの食べ過ぎで腹痛“という症状。
脂質・食物繊維が豊富なピーナッツは、体調によっては食べ過ぎで消化不良を起こす可能性もあります。
ピーナッツ(落花生)の栄養とカロリー・一日何個まで?
ピーナッツは、約50%が良質な脂質(油)であるオレイン酸です。
高カロリーな食べ物。もちろん食べすぎると太ってしまいます。
一粒約1グラム、手のひら(片手)分一杯、たった100gのピーナツを食べるだけで、
約580キロカロリー・約7.2gの食物繊維を摂取することに。
これは、おにぎりの約3個分にも相当し、食べ過ぎると太る原因に、
そしてお腹がゆるくなるのは明らかですね。
一般成人では、1日約30g(ピーナッツ30粒程度)が適当とされています。
ピーナッツ(落花生)はアレルギーにも要注意
ピーナッツでむしろ気をつけたいのは、食物アレルギー(フードアレルギー)です。
米国ではピーナッツ(落花生)は、鶏卵、牛乳と並ぶ3大アレルゲンのひとつとされていて、日本でも年々増加傾向にあるとのこと。
- 腹痛
- 吐き気
- 下痢
- 唇の腫れ
など人によって症状がでますが、
微量でも人によっては急性のアナフィラキシーを引き起こしやすいとされているので、注意が必要です。
ある調査では、ピーナッツアレルギーの4人に1人は、他のナッツ類にもアレルギー反応(交差反応)を示すと言われています。
・くるみ
・ピスタチオ
・アーモンド
・マカデミアナッツ
・カシューナッツ
などナッツ類は種類がたくさんありますので、
ピーナッツでアレルギー反応を起こしたことがある人は注意が必要です。
ピーナッツ(落花生)は中毒性に注意!食べ過ぎて鼻血や腹痛は本当?まとめ
高カロリー・高脂肪・食物繊維が豊富で美味しいピーナッツ。
ピーナッツ自体が直接鼻血が出る原因にはなりませんが、食べ過ぎることで血の循環が良くなりすぎるため、普段から鼻の粘膜が弱くなっている人は気をつけましょう。
ついついおつまみ用にピーナツを袋入りで大量に買ってしまいますが、一日の適量摂取量は手の平(片手)半分ほどが目安です。
おつまみの食べ過ぎといえば銀杏も要注意!こちらは毎年食べ過ぎることで中毒症状の報告があります。
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