電子レンジって電磁波が体に悪い?仕組みや食品への影響は?

電子レンジ-

 

電子レンジについては、昔から

「料理の温めや調理に絶対欠かせないし便利」という“推進派

「栄養素を崩壊するし、電磁波が体に悪い」という“反対派

の二つの考え方あり、賛否両論となっています。

昔、テレビのトーク番組でも、今は女優を引退された江角マキコさんも、

「電子レンジは絶対使わないし家にない!」

と豪語されてたのを覚えています。(彼女の場合は手作りにこだわりがあるとかで、冷凍食品さえも買わないとか!)

そんな筆者は、毎日電子レンジにお世話になってる身で、電子レンジが無い生活は考えられないのですが、

二極化している対立した意見、一体どちらが正しいのでしょうか。

 

電子レンジで食品に与える影響や仕組み

電子レンジ

電子レンジに飲食物を入れて、スイッチを押すだけで、すぐに温められる電子レンジ。

水や食材などの物質を温められる仕組みは、

外からエネルギーを加えて、食品の分子に振動を与えるているから。

電子レンジは、電磁波(マイクロ派・マイクロウェイブ)の作用によって

食物の中の水の分子に直接振動を与える、という方法で加熱しています。

 

電子レンジは電磁波を使って温める

 

食べ物や飲み物を温めるとき、電子レンジのなかには

マイクロ波(マイクロウェイブ)

という電磁波が飛んでいます。

 

このマイクロ波とは一体なんでしょう。そしてなぜ電磁波で温めることができるのでしょうか。

 

電磁波って一体なに?

 

マイクロ波とは、周波数帯の波長が短い「電磁波」のこと。

 

電磁波とは空間に存在する電界(でんかい)と磁界(じかい)と呼ばれるものが、

お互いに影響し合いながら作られる波で、マイクロ波もそその電磁波の仲間です。

 

マイクロ波は、水に吸収される特徴があり、この特徴を利用したのが電子レンジです。

 

マイクロ波が食品の「水分」を振動させる!

 

電子レンジには、「マグネトロン」という電子管(でんしかん)があり、

そこから発生したマイクロ波を発生させて、食べ物や飲み物が持つ「水分」を振動させ、

水分子が振動し、こすれ合うことで熱を発します。

 

この熱は、摩擦熱(まさつねつ)と呼ばれ、手をこすり合わせると、温かくなる原理と同じ。

 

水分子同士の摩擦熱によって、食べ物や飲み物が温まるのです。

 

電子レンジ推進派の主張

 

筆者も当たり前のように毎日使ってる電子レンジですが、手放せない推進派の主張として

「電子レンジは時短料理の強い味方」

「ビタミンCなど熱に弱い栄養素を破壊するという意見はむしろ逆、

レンジなら栄養素破壊を最小限に抑えることができるから通常の調理より栄養を保持しやすい」

などの意見があります。

 

電子レンジ反対派の主張

 

電子レンジ反対派の意見として、安全性を疑問視する声は根強く、かなり強烈なメッセージもあります。

 

「電磁波が食材に与える振動こそが問題。一秒間に数億回という激しい振動はそもそも自然界には存在しないもの。

よってそれを自然界の産物である食材にあたえることは、耐えることができるはずがなく、

細胞組織も栄養も壊れてしまう。結果、せっかくの食材がもつ抗酸化作用も栄養価も失われてしまう」

 

「電子レンジから漏れ出る電磁波こそ大問題。人体に悪影響を及ぼす危険性があり、

ガンを引き起こす原因にもなりやすい」

 

電子レンジから発生する電磁波については、

「電子レンジから数センチ離れていれば人体に問題ない」

「電子レンジ内の電磁波は、そもそも外に強い電磁波が漏れることはないから大丈夫」

という賛成派の楽観的な意見もありますが、

反対派の意見は根強く、

電子レンジの窓ガラスに貼るだけで、気になる電磁波をカットできるシートも販売されているのが現状です。

 

で、結局どちらが正しいの?

疑問?

 

総務省統計局が5年に一度実施している全国消費実態調査によると、

世帯人数に関係なく、ほぼ一世帯に一台ある電子レンジ。

 

にもかかわらず、反対派の意見は根強くあり、

実際にどれだけ調べてみても、いろんな意見があり賛否両論です。

 

実はこの議論については、現時点ではまだ結論が出ていません。



科学的な検証が進んでいないというのが現状です。

 

電子レンジって電磁波が体に悪い?仕組みや食品への影響まとめ

ちなみに私の場合、電子レンジは毎日必ず使うものというわけではありませんが

現実的に忙しい毎日のなかで、少しでも家事の時間を短縮してくれるお助けツールとしては、

やはり欠かせない存在です。

結果が分からないまま、不安な気持ちだけで電子レンジを使わずにいるのも

結局それがストレスの原因になってしまっては本末転倒。

何より大事なことは、自分や周りの大切な人の健康のために、

常に何ができるか気を配りながら学んでいくことではないでしょうか。

電子レンジ反対意見の研究結果の行方は、今後も見守っていきたいと思います。

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