あの世界三大美女の楊貴妃も好んで食べていたというナツメ。
中国でも昔から
《一日食三棗、終生不顕老》(1日3個ナツメを食べると歳をとらない)
と言い伝えられているほどです。
ナツメは日本ではあまり馴染みのないですが、中国や韓国ではとてもポピュラーな食べ物で
最近は《ナツメ茶》として、韓国産のものが日本でも人気が高まっています。
なつめ(棗)ってどんな味?
なつめ(棗)は、生で食べると姫リンゴのような味と食感の果物。
漢方・薬膳の中でも代表的な食材で、
果実を乾燥させて(干しナツメ)ドライフルーツとして食したり、
漢方の生薬として緩和、鎮静、強壮、利尿関係に効果的とされています。
一般的には乾物の状態として売られていることが多く、ドライフルーツとしてそのまま食べても美味しいです。
ドライフルーツにしたナツメの味は、酸っぱさはなく、
ドライイチジクのような、ふんわり優しい甘さ。
水につければ水分を吸ってふっくらとした形に戻ります。
ドライフルーツにしたなつめ(棗)の楽しみ方
ドライフルーツにしたナツメは、もちろんそのままでも美味しくいただけます。
他にも、薬膳がゆとして、あわやもち米と一緒に炊いたり、
赤ワインとお砂糖で煮て、ちょっとしたお茶請けのデザートにしたり、
ミキサーにかけて、砂糖の代用としてヘルシーな甘味としてお菓子作りに使ったり、
楽しみ方はさまざまです。
日本で売られているなつめ(棗)
日本で販売されているナツメは、主に原産国の中国産や韓国産の乾物が圧倒的。
日本でも、昔は庭にナツメの木を植えたりして、日本では奈良時代からすでに食べられていたことが
確認されています。現在は国産だと「福井県産」が有名なようです。
果実を砂糖と醤油で甘露煮にし、おかずとして食卓に並ぶ風習が、今でも飛騨地方(岐阜県)で残っているのだとか。
ナツメ茶といえば韓国!
ナツメ茶と言えば韓国。
韓国では、薬膳料理として日本でも人気のサムゲタンの材料に使われたり
砂糖・蜂蜜と煮たものを「テチュ茶(ナツメ茶)」と称して、温かくして飲用する習慣があります。
ナツメ茶の味はというと、実そのものが優しくて甘いお味。苦味などは全くありません。
「茶」と言っても「茶葉」を使ってるわけではないので、もちろんノンカフェイン、
「ナツメのシロップ液」と表現したほうがいいかもしれませんね。
ナツメ茶の効果効能
ナツメ茶が多くの韓国女性に愛される理由、
それははやりデトックスの効能が抜群という点ではないでしょうか。
ナツメ茶を飲むと体の中にある老廃物を洗い出し、
むくみを改善して体中を綺麗にしてくれます。
「テチュ茶(ナツメ茶)」は、乾燥ナツメをそのまま煎じたものをお湯に溶かしたり、
実をそのまま煮込んで作ったりと、わりと飲み方はさまざま。
通販で売られている「ナツメ茶」は、だいたいは粉末状にされて、砂糖などの甘味で味を調えたものが多く
味はもちろんほっこりするような優しい甘さ。
ナツメ茶の効能
ナツメ茶の効能は、神経系に働きかけて神経衰弱や精神安定、不眠症などに対して有効とされています。
神経の疲れや高ぶっているとき、ストレスが溜まって寝付けないな~というときにピッタリですね。
夜寝る前にナツメ茶を飲む習慣が出来ていると寝ている間に
体の中の老廃物が排出されるようになり朝はスッキリ目覚めることができるでしょう。
ただし、カリウムが豊富なため、利尿作用もあるナツメ茶は、
飲み過ぎると、トイレが近くなったり、腹痛を誘発する可能性もありますので、
飲みすぎには注意してくださいね。
なつめ(棗)ってどんな味?韓国美女のヒミツはナツメ茶にあり?
なつめ(棗)はふんわりとした優しい甘さで、ドライフルーツはちょっとしたおやつにも最適。
体のホルモンバランスを整えてくれて、
ダイエット&アンチエイジング効果もバツグン!とくれば女性にとってはもう手放せない食材ですね。
しかし、何事も撮りすぎ食べすぎはよくありません。
まずは楊貴妃を目指すべく、あなたも一日3粒のナツメでキレイを始めてみませんか?
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