みかんの皮お風呂にいれたらヒリヒリかゆくなるのはなぜ?
お風呂に入れる柑橘類といえば、「ゆず」を思い浮かべる人も多いと思いますが、
「みかんの皮」も、同じように入浴剤代わりにしてお風呂に入れて楽しむこともできます。
これは、ゆずやみかんの皮に含まれる、爽やかな香り成分「リモネン」といいう働き利用したもの。
リモネンは、油を落とす成分も含まれていてお肌の余分な汚れをとって、保湿してくれる効果があります。
ところが、人によっては皮膚がヒリヒリして赤くなったり、かゆみを伴う人も。
みかん風呂は赤ちゃんやアトピー性皮膚炎の人は要注意!
リモネンの油を落とす成分は、食器用洗剤の成分として使われるくらい強力な成分のため、
人によっては、肌の粘膜まで取れてしまう人も。
リモネンの分子が小さいために皮膚の毛穴の中にまで入り込むことで、
プチ炎症を起こした状態となり、お肌が赤くなったりヒリヒリ・ピリピリするのです。
ですから皮膚が弱い方、アレルギーがある方、肌の粘膜が薄い赤ちゃん、長時間入りすぎた場合などは、
人によってはヒリヒリすることがあります。
そんな時は、もともと体に合わないものとして、今後は利用を控えた方が良さそうです。
みかんの皮をお風呂につかうときの注意点
ミカンの皮は、ゆず湯と同じようにいい香りがして保湿効果もバツグン。
体がぽかぽかになって、香り効果でリラックスできます。
血流がよくなるため、神経痛やリウマチなどの痛みが和らぐと言われ、
みかんの精油成分が皮膚の代謝を促して全身がしっとりします。
農薬を落とす
みかんの皮をお風呂に使うときは、海外産のものは避け、まずは国産のみかんを選びましょう。
国産のみかんなら、水で洗うだけで十分に農薬は落ちますし、そのまま食べても体に害はありません。
そのまま使う
みかんの皮を、むいてそのままお風呂に入れて使うこともできます。
ふやけてモロモロになるので、お風呂の排水口が詰まらないように、三角コーナー用の不織布や、布袋に入れるといいですね。
乾かして陳皮にする
ミカンの皮を天日でカラカラに乾燥させたものを「陳皮(ちんぴ)」といいます。
「陳皮」は、生薬として漢方薬の原料でもあり、、風邪の症状改善やリラックス作用が期待できる生薬として重宝されてきました。
パラパラに砕いて冷蔵庫で長期保存ができるうえ、
料理の風味づけや、吸い口、お菓子作りなどにも幅広く使える、昔ながらの知恵です。
太陽光で殺菌されてより安全、日持ちもしますし、好きな時にいつでもミカン風呂に入ることができます。
レンジでチン
陳皮を作る時間がない!でもすぐに使いたい時は、天日干しではなくレンジでチンすることで、陳皮をつくることができます。
皮の両面を、500Wで3分ずつ、レンジで加熱すれば、ある程度カラカラに乾いた陳皮ができます。
染み出した水分には、油汚れ落としにレンジの掃除もできるので、一石二鳥ですね。
まとめ
みかんの皮はお風呂の入浴剤代わりとして、お肌の余計な汚れを落とし保湿してくれる働きがあります。
ただ、肌の弱い赤ちゃんやアトピーの方などは、ヒリヒリピリピリとかゆみを伴うことがあります。
みかんの皮をお風呂に使うときは、海外産のものは避け、国産みかんでも農薬はキレイに洗い流しましょう。
コメントを残す