・部屋を真っ暗にすると眠れない
・電気を消しても暗闇でずーっとスマホいじり
・今日もテレビをつけっぱなしで寝落ちしちゃった…
誰しも経験があるのではないでしょうか。
そして
「寝ても寝ても疲れが取れない」
「日中集中できない」
と感じている人も多いと思います。
その「疲れ・だるさ・眠気」は、もしかしたら
寝るときに電気を一晩中つけっぱなしが原因かもしれません。
・真っ暗ではコワくて…
・明るいほうが寝やすいから
・夜中トイレにいくから
・防犯になるから
などの理由で、あえて電気を消さないで寝る人も結構多いようですが…
これを読めばあなたは今日から電気を消して寝たくなりますよ!
電気を付けたまま寝落ち対策
気が付いたら電気を付けたまま寝落ちしてしまう…
そんなお悩みの方に、寝落ちしないようにする方法や対策はあります!
対策1)生活習慣の見直し
うっかり寝落ちしてしまわないためには、まずは生活習慣の見直しが早道。
・起きる時間を毎日一定にする
・朝起きたら光を浴びる
・朝食をしっかりたべる
・適度な運動を心がける
・夜はなるべく光を浴びない
・就寝前のテレビ・PC・スマホなどは避ける
などは、基本的なことだと分っていても、ついつい忘れてしまうことばかりですよね。
対策2)リモコン付きタイマー設定で強制的に電気を消す
「もともと、暗いところで寝るのが苦手なんです」
という人も中にはいると思います。
そんな人は、リモコン付き照明にオフタイマーを入れておくといいですよ。
リモコン無しの普通の電気スイッチ照明の人は、
寝落ちしそうな時間に携帯アラームをセットしておくなど、
タイマー&アラームで、強制的なチカラを借りて電気を消すようにするのが良いでしょう。
対策3)体をリラックスさせながら慣れさせていく
「真っ暗だと逆に寝付けない」
「子供が怖がって寝てくれない」
という人におすすめなのは、だんだんと光の量を調節して、少しずつ体を慣らしていくことです。
現在は、部屋の電気の明るさや色を、細かく調節できる照明が主流ですし、
タイマー設定・豆電球・リビング光・間接照明などを使って、徐々に体を慣らしていきましょう。
ヒーリング音楽をかけて、脳をリラックスさせることも効果的ですよ。
電気をつけたまま寝ることのリスク8つ
電気をつけたまま眠るということは、たとえ目を閉じていても、脳が「昼間だ」と誤解したまま眠るということ。
いわずもがな、睡眠の質が下がることで、さまざまな健康リスクも生じます。
- 睡眠障害
- 疲れやすさ
- 太りやすさ
- うつ症状
- 頭痛
- 集中力低下
- 認知症
- 老化の促進
といった、あらゆるリスクを招いてしまうといわれています。
明るいところで寝ることが、なぜこのような健康被害に繋がるのか、次で詳しく見て行きましょう
睡眠リズムを整えるカギは「メラトニン」
気が付いたらいつも寝落ちしてしまう人は、日ごろから相当お疲れの人。
そんな人は、日ごろからのメラトニン対策が必要です。
メラトニンとは、体のさまざまな働きを調節している化学物質「ホルモン」の一種。
ホルモンといえば、女性ホルモン・甲状腺ホルモンなどが有名ですが、
人間のホルモンは現在100種類以上もあると言われていて、
そのうち、睡眠のリズムに大きく関係するのは
「メラトニン」
というホルモンです。
メラトニンは、体内時計に働きかけ、覚醒と睡眠を切り替えて自然な眠りを誘う作用があり、
別名
「睡眠ホルモン」
「若返りホルモン」
とも呼ばれています。
メラトニン=睡眠ホルモン
人は眠りにつくとき、メラトニンが体温・血圧などを低下させることで、睡眠の準備OKと体に認識させます。
ただ、メラトニンが夜に正しく分泌されるためには
- 日中適度な朝日を浴びること
- 夜寝るときは光がないこと
という条件があります。
メラトニンは
“今は体を活動させるための昼ですよ“
“今は体を休める夜ですよ“
ということを、光を感じることで脳に知らせています。
夜間の明るい光は、体内時計を狂わせメラトニンの分泌を抑制してしまうので、
体のバランスが崩れる原因になります。
メラトニンを正常に働かせるためには、まずは規則正しい生活をするということが大前提です。
メラトニン=若返りホルモン
メラトニンは「睡眠ホルモン」のほかにも「若返りホルモン」ともいわれています。
~メラトニンの働きの流れ~
抗酸化作用で体のサビを防止
↓
細胞の新陳代謝を促進
↓
疲労回復に役立つ
↓
老化防止・アンチエイジング
↓
病気の予防(ガンや高血圧)
メラトニンの健康維持に欠かせない働きが、いかに私たちのカラダに重要なのかが分かりますね。
メラトニンの乱れで起こる病気
24時間フル稼働のストレス社会と言われる現代は、
・夜更かし
・暴飲暴食
・運動不足
などの生活習慣で、ただでさえ体内時計が乱れやすい環境にあるといえます。
“電気をつけっぱなしで寝る“ということは、
せっかくメラトニンが分泌される時間帯に、あえて働きを阻害しているということ。
メラトニンの分泌が減ることで
- 不眠症
- 肥満
- 不妊症リスクが高まる
- うつ病
- 集中力の低下
など、あらゆる不調につながります。
不眠症
体内時計の乱れが続くと、睡眠と覚醒のリズムが乱れてメラトニンの分泌が少なくなり、不眠症の原因になります。
ある調査では、電気をつけて眠る人は、真っ暗で眠る人に比べてメラトニンが5分の1しか作られないのだとか。
これは、スマートフォンの灯りや豆電球でも同じ。
せっかく電気を消して真っ暗にしても、暗闇の中でスマホを触る習慣がある人は、逆効果になってしまいます。
睡眠不足がつづくと、頭痛がしたり余計に身体が疲れる原因にもなります。
肥満で太る原因に
メラトニンは新陳代謝もつかさどるホルモン。
分泌が抑制されるということは、代謝も悪くし、肥満のリスクも高まります。
気になるお腹周りや太ももをスッキリさせたいなら、毎日きちんと電気を消して夜更かしせずに寝る必要があります。
不妊症リスクが高まる
電気をつけたままで眠ることは不妊症リスクも高まると言われています。
卵子を守る役割をするのが、メラトニンだからです。
うつ病
うつ傾向の人は、特に朝起きられないという特徴があり、メラトニンの生成が大きくかかわっています。
もし、電気のつけっぱなしで寝ることや朝日を浴びる生活をしていないようであれば、
改善することで快方に向かうヒントになるかもしれません。
集中力の低下
ぐっすり眠れた翌朝は、昨日の嫌なことは忘れてスッキリ爽快!という経験はありませんか?
質の良い睡眠は
・身体の疲れ
・心の不安や乱れ
・脳が収集したあらゆる情報
などを、いったんリセット&整理するという大事な役割があります。
余計な光や音が入ったまま寝てしまうと、
『レム睡眠(浅い眠り)』
の時間が増え、脳が十分に休息を取ることができず、疲れも翌日に持ち越してしまうのです。
電気を付けっぱなしの電気料金は安い?
電気をつけっぱなしで寝るのは体に良くないだけでなく、お財布にも良くありません。
電気代については、蛍光灯とLEDでは電気料金は変わってきますが、
たとえば、
70Wの蛍光灯を使用する場合、電気料金を25円とすると、
1時間つけっぱなし時の電気代…約1.75円
-@niftyでんき調べ-
夜通し毎日8時間つけっぱなしとすると、
一年間で5000円以上もの節約につながります。
電気を消して寝るように!と何度注意しても聞かないお子さんには、
「電気、消し忘れたら1回100円お小遣い減らしちゃうよ!」
と伝えることで分かってもらえるかもしれませんね。笑
どちらにしても、節約・節電には「不要な電気は消す」が基本となります。
電気をつけたまま寝落ち対策!明るいところで寝ると太る&頭痛原因に?まとめ
電気をつけっぱなしで寝ることのリスクは、健康的・精神的・金銭的すべてに影響が及びます。
ストレス・暴飲暴食・運動不足など、普段の生活でメラトニンの働きを抑えてしまう原因はたくさんあります。
睡眠ホルモンといわれるメラトニンは
・披露の軽減
・肥満防止対策
・アンチエイジング対策
など、睡眠以外にも健康維持に必要不可欠なホルモンです。
これまで電気をつけっぱなしで寝ることが習慣になっている人は
「今夜もメラトニンをどんどん増やすぞ~!」
というテンションで意識的に調整を。
そもそも人間は生物学上、朝起きて明るいうちに活動し、夜は暗い所で寝るという生き物。
タイマー&アラーム機能を活用したり、明るさを段階的に減らして体を慣らしていくなどして
徐々に体のリズムを本来の姿に戻してあげましょう。
もちろん、テレビの強い光を浴びたまま寝てしまうというのはもってのほか。
体も心も脳も休息が必要です。しっかりと休ませてあげてくださいね。
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