根深ネギ(白ネギ・長ネギ)の有名品種16種類!特徴やおすすめの食べ方や通販も!

ネギ

ネギの代表3品種とは?

日本でネギの品種は500以上あると言われていて、

  • 加賀群(根深ネギ)
  • 千住群(根深ネギ)
  • 九条群葉ネギ

という3つに大別されます。

分類 主な可食部分 出荷時期 産地
加賀 白い葉鞘(ようしょう)部 東日本
千住 白い葉鞘(ようしょう)部 秋冬 東日本
九条 緑の葉の部分 通年 関西圏

 

ネギの生産は、愛知県あたりを境に、

東日本では土を寄せて日光をさえぎり白くなった部分を食する千住群や加賀群の根深ネギ、

西日本では緑色の部分を食べる九条群の葉ネギに分かれています。

加賀群ネギの特徴

 

加賀群のネギは、白い部分が太く、耐寒性に優れています。

夏に成長し、冬になると地上部が枯れて休眠するため、耐寒性が強く、積雪下の越冬率が高い品種群です。

下仁田ネギなどがこの品種群に該当します。

 

千住群ネギの特徴

 

千住は太ネギ(根深ネギ)で秋冬に多く出荷さます。

関東地方を中心に成立した品種群で、根深ネギ(白ネギ)として用います。

黒柄系、合柄系、その中間の合黒系などさまざまあり、

市販されている根深ネギはほとんどが千住群の品種です。

 

九条群ネギの特徴

 

九条群は、青ネギ・葉ネギとも呼ばれていて、京都が発祥地とされ、西日本で多く栽培されています。

低温・高温に強いため、1年を通して栽培されています。

京都が発祥地とされ、西日本で多く栽培されています。

分げつ数が多くて葉が細く、葉鞘(白い部分)は短いものの、

葉身(緑色の部分)は長く、やわらかで辛みが少ない品種です。

 

ネギは見た目で「根深ネギ」と「葉ネギ」に分けられる

 

ネギの品種は、加賀、千住、九条の3つに分類されるとご説明しましたが、

見た目の食べる部分の違いによって

  • 根深ネギ(加賀、千住)
  • 葉ネギ(九条)

と二分したほうが、消費者の私たちにとっては分かりやすいかもしれません。

 

根深ネギとは、別名「長ネギ」「白ネギ」とも呼ばれる関東地方で多く出回っている系統で、主に白い部分を食用します。

もう一つは西日本を中心に出回っている細くて主に緑の葉の部分が中心の「葉ネギ」です。

 

根深ネギ有名ブランド16種!

今回は、根深ネギのなかで、コチラの有名ブランド16種類を紹介します

主な根深ネギの品種一覧
  • 深谷ねぎ
  • 下仁田ネギ
  • 上州ネギ
  • 千住葱
  • 越谷ねぎ
  • 矢切ねぎ
  • 株ネギ
  • 西谷ねぎ
  • 赤ねぎ…3種
  • 大和太ネギ
  • 曲がりねぎ…4種

 

1)深谷ねぎ

品種名 深谷ねぎ
産地 埼玉県深谷市
収穫時期 通年

埼玉県のブランドネギといえば深谷ねぎ!

おもに埼玉県深谷市を中心に栽培されている根深ネギの銘柄の総称です。

深谷ねぎは一年中収穫されますが、旬は12月頃、冬の寒さで甘さがグン増して、

薬味、鍋物、煮物などに向いています。

 

妻沼ねぎ

品種名 妻沼ねぎ
産地 埼玉県熊谷市
収穫時期 秋冬

妻沼ねぎは、 埼玉県熊谷市妻沼の利根川沿いで育てられる銘柄。

深谷ねぎと同一品種なものの、深谷ねぎが深谷市限定の地域ブランドとして認定されたため、改名せざるを得なくなったそう。

2)下仁田ネギ

品種名 下仁田ネギ
産地 群馬県下仁田町
収穫時期 12月~1月

下仁田ネギ は、群馬県下仁田町の名産で、別名「殿様ねぎ」ともよばれています。

生では辛味がありますが、太くて、甘くて、柔らかく、すき焼きなどにはピッタリ!

3)上州ネギ


群馬県産 上州ねぎ

品種名 上州ネギ
産地 群馬県下仁田町
収穫時期 12月~1月

上州ネギは、下仁田ネギと長ネギをかけた、太めの1本ネギ!

葉鞘部分が長くて白く、煮込むと甘みが出るのが特徴的。

すき焼きにすると最高ですよ~!

4)千住葱

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品種名 千住葱
産地 東京都千住
収穫時期 秋冬

千住葱(せんじゅねぎ)は、東京都足立区を中心に栽培されていた江戸野菜。

現在も少量ながら生産されていて、東京都足立区千住河原町付近にある市場で取引されていた葱の総称です。

かつてはその質の良さから、蕎麦屋を始めとした業界筋からは

「千住葱でなければ!」

と評されるほどの品質を保っていました。

5)越谷ねぎ

 

品種名 越谷ねぎ
産地 埼玉県越谷市
収穫時期 通年

越谷ねぎは、 埼玉県越谷市の銘柄。

白身がしっかりとしまっていて、甘みと辛みのバランスが良いため、薬味だけでなく、

煮る、焼く、揚げるなど様々な調理法で美味しく食べることができます。

現在も、高級食材として名高く、都内の有名料亭や蕎麦屋などでも使われています。

通年出荷されていますが、秋から冬にかけてが一番多くなります。

6)矢切ねぎ


【ふるさと納税】矢切ねぎ

品種名 矢切ねぎ
産地 千葉県松戸市
収穫時期 11月~3月

矢切ねぎ(やぎりねぎ)は、「幻の矢切ねぎ」と言われるほど入手困難な高級ねぎ。

特においしい時期は1月~2月と言われています。

一般的な“ねぎ”と比較して、長くて太く、甘味が強いため、料亭用や贈答用としても人気です。

7)株ネギ

品種名 株ネギ
産地 神奈川県相模原市
収穫時期 11月 – 4月

株ネギは、相模原市で明治・大正から栽培されているネギの品種。

柔らかく、辛みが弱いため、生食に向いています。

8)西谷ねぎ

品種名 西谷ねぎ
産地 神奈川県横浜市
収穫時期 4月

西谷ねぎは、 神奈川県横浜市保土ケ谷区に伝わる伝統野菜の一つ。

普通のネギが約8ヶ月で収穫できるところ、西谷ネギは1年半かけて栽培される珍しい品種で、手間と時間を必要とします。

とにかく柔らかくて甘いのが特徴です。

一度は食べてみたい「西谷ネギ」の旬は4月。ネギ焼きやヌタにすると最高なんだとか。

9)赤ねぎ3種

赤ネギ

玉ねぎに“赤玉ねぎ“があるように、ネギにも“赤ねぎ“があります。

アントシアニンという赤い色素に持つため赤紫の皮があるのが特徴ですが、

皮をむくと中は白く、加熱すると独特な甘みが出ます。

赤ヒゲネギ

ねぎ 赤ひげ 抜き苗 30本

品種名 赤ヒゲネギ(レッドポアロー)
産地 茨城県水戸地方
収穫時期 11月頃

赤ヒゲネギは、茨城県水戸地方で作られている伝統野菜の赤ねぎを品種改良したもので、

「レッドポアロー」という名称で出荷されています。

やわらかく、甘みがあり、すき焼き、煮物、ぬた、焼き鳥、生食(サラダ・薬味)など、

何でもおいしくいただけます。

 

平田赤ネギ

品種名 平田赤ネギ
産地 山形県庄内地方
収穫時期 10月から12月頃まで

平田赤ネギは、 山形県庄内地方の赤ネギ品種の伝統野菜。

太くずんぐりした一本のネギで、栽培期間が1年半と長く、生食はやや辛みがありますが、

熱を通すと一転してトロリと甘い口当たりとなり、柔らかく苦味が少ないのが特徴です。

 

ひたち紅っこ

品種名 ひたち紅っこ
産地 茨城県
収穫時期 10月ごろ

ひたちべにっこは、 茨城県の赤ネギ品種。

やわらかくて加熱すると甘みが増すため、鍋物に最適です。

10)大和太ネギ

品種名 大和太ネギ
産地 奈良県天理市など
収穫時期 10月ごろ

大和(やまと)太ネギは、奈良県の品種で、奈良県が「大和野菜」と認定した野菜の一つです。

ふつうの長ネギにくらべて、白根部分が短く太く、タンパク質や辛味成分が多く含まれています。

熱を加えることで特有の甘みと風味が出て、葉先まで美味しく食べられます。

11)曲がりねぎ4種

秋田、仙台、福島、栃木などでは、「曲がりねぎ」という栽培法で作られたブランドネギがあります。

「曲がりねぎ」は、あえて斜めに植え付けるため、自然に斜めに立ち上がって曲がった形になるネギのこと。

「曲がりねぎ」は、土の層が薄かったり地下水位が高い土地で、深く作れないために考え出された栽培方法で、

途中で一度ネギを抜き、斜めに埋めなおして育てるため、斜めに曲がった形になるのです

 

新里ねぎ(栃木県)

栃木県の特産品である「新里(にっさと)ねぎ」は、宇都宮市新里町で古く江戸時代から自家採種栽培されてきた在来種の曲がりねぎです。

柔らかく、甘みが強く、青葉も美味しく、生で食べても辛味が少ないのが特徴です。

 

仙台曲がりネギ(仙台市)

 

曲がりねぎの発祥の地ともいわれる仙台曲がりねぎ。

東北の伝統種で宮城県仙台市の銘柄。柔らかくて甘みがあります。

 

阿久津曲がりねぎ(福島県)

 

粘土が強く、作土が少ない阿久津で生まれた阿久津曲がりねぎ。

明治30年頃、武田鹿太郎氏が富山の薬売りが運んで来た「加賀ネギ群」の種を播いて栽培したのが始まりといわれ、

アミノ酸量が多く、糖度も高くおいしいネギです。

 

横沢曲がりねぎ(秋田県)

 

秋田県大仙市が産地の横沢曲がりねぎ。

江戸時代に、角館(かくのだて)の佐竹北家の殿様も好んだと言われ、

常々この曲がりねぎが食前に供されたとも伝えられています。

 

根深ネギ(白ネギ・長ネギ)の有名品種16種類まとめ

【参考文献】

◆代表的品種が3種類について┃農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1606/01.html

◆ネギ│Wikipedia

(2021年11月時点)

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