さやいんげん・さやえんどう・絹さや・三度豆・グリーンピースの違いとは?

インゲン えんどう

 

え!?絹さやグリーンピースって、元は同じエンドウ豆って本当?

家庭料理で使うことが多い

「見た目が鮮やかなグリーンの豆」

といえば、エンドウ豆やインゲン豆。

とくにエンドウ豆は種類が豊富で、

さやえんどう・絹さや・グリーンピース、スナップエンドウなどもエンドウ豆の仲間のため、

明確な違いは?と言われると区別がつきにくいですよね。

また豆には、グリーンピースや大豆など、豆だけを食べる種類もあれば

さやいんげん、さやえんどうなど、“莢“(さや)ごと食べる種類もあります。

今回は、数多くある豆の中でもエンドウ豆やインゲン豆について、違いを詳しく解説します!

豆の種類【品種の違い】

 

多種多様な豆類。大きく分類すると

  • 属性の違い
  • 食べる部分の違い(実と莢)
  • 収穫時期の違い(未熟&完熟)

によってグループ分けすることが出来ます。

マメ科の属性とは?
  • インゲンマメ属
  • エンドウ属
  • ダイズ属
  • ヒヨコマメ属
  • フジマメ属
  • ナタマメ属
  • シカクマメ属
  • ササゲ属 etc…

とくにインゲンマメ属エンドウ属については、

いんげん豆、えんどう豆、絹さや、三度豆、スナップエンドウ、グリーンピースなど

“鮮やかなグリーンの豆“

という、見た目で区別がつきにくいものが多くあり、しかも

“同じ品種でも、収穫のタイミングや加工によって呼び分ける豆“

もあるため、違いをしっかり押さえておきたいですよね。

 

家庭料理に使うことが多いインゲンマメ属とエンドウ属の豆、

そもそも何が違うのでしょうか?

 

インゲンマメ属(bean)の豆

Snijboon peulen Phaseolus vulgaris
引用:Wikimedia

名前 インゲンマメ(隠元豆)
属性 マメ科インゲンマメ属の一年草
英名 common bean
別名 サイトウ(菜豆)、サンドマメ(三度豆)

インゲンマメ属の豆は、莢(さや)が細長く、豆粒は楕円形で平たく大粒という特徴が多い傾向があります。

 

中南米原産で、17世紀に中国から日本に伝わったインゲンマメ。

明からの帰化僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)が日本に持ち込んだとされることから

「インゲンマメ」という名前がついたのだとか。

インゲン豆の仲間としては

  • 金時豆(赤インゲン豆)
  • うずら豆
  • 大福豆(白インゲン豆)

などが有名な栽培品種です。

英語で”bean”は、ソラ豆・インゲン豆・大豆などの総称です

エンドウ属(pea)の豆

Doperwt rijserwt peulen Pisum sativum
引用:wikimedia

名前 エンドウ(豌豆)
属性 マメ科エンドウ属の一・二年草
英名 pea

エンドウ属の豆粒の見た目は、全体的に丸形で小粒という特徴の豆が多い傾向があります。

 

エンドウ豆の仲間としては

  • グリーンピース
  • キヌサヤエンドウ(絹さや・サヤエンドウ)
  • スナップエンドウ

などがあります。(後述)

英語で、えんどうのような丸い豆は”bean”ではなく”pea”と総称されます

 

さやいんげんとさやえんどうの「莢」とは?【食べる部分の違い】

 

えんどう豆とさやえんどう、いんげん豆とさやいんげん。

「莢(さや)」

とはそもそも一体何なのでしょう?

 

マメは食用になる部分として

  • 実の部分
  • 莢(さや)…種子が入っている殻の部分

の2つに分類されます。

 

つまり、名称に”さや”がついているものは、さやごと食べる種類ということです。

 

さやいんげん

さやいんげん【莢隠元】 は、

インゲンマメの未熟果を若い莢(さや)のまま食用にするインゲンマメのこと。

種子が小さく、さやは細長い形をしています。

さやえんどう

さやえんどう【莢豌豆】は、

エンドウマメの未熟果を若い莢(さや)のまま食用にするエンドウのこと。

サヤエンドウを代表するものが、「絹さや」です。

  • えんどう豆といんげん豆→実である豆を食べる
  • さやえんどうやさやいんげん→豆の入った莢(さや)ごと食べる

 

エンドウ豆(絹さや・グリーンピース・スナップエンドウ)【収穫時期の違い】

 

エンドウ豆は、収穫時期によって豆の呼び方や種類が豊富にあります。

豆を食べる“実えんどう”と、豆が大きくなる前に若取りし、さやごと食べる“さやえんどう”に2分されます。

 

若い実だけを食べる実エンドウの種類
  • 実エンドウ(グリーンピース)
  • ウスイエンドウ(うすい豆)
莢ごと食べるサヤエンドウの種類
  • キヌサヤエンドウ(絹さや・サヤエンドウ)
  • オランダエンドウ(オランダ豆)
  • スナップエンドウ
  • 砂糖さやえんどう

絹さや(サヤエンドウ)

 

さやえんどうの中でもっとも代表的な品種が「絹さや」。

一般的には、さやえんどう=絹さやのことで、

平べったい形をしていて味噌汁や炒め物、煮物の彩りなど幅広く使われます。

ちなみに、絹さやは関東での呼び名、サヤエンドウは関西での呼び名で分かれているようですね

グリーンピース(実エンドウ)

 

グリーンピース=エンドウ豆の未熟種子を食用とする呼び方。

一般的には、実エンドウ=グリーンピースのことです。

スナップエンドウは違う種類

 

スナップエンドウは、アメリカ生まれでエンドウを改良品種したもので、

絹さややグリーンピースと違う種類になります。

豆が成長して大きくなってもサヤが硬くならないため、サヤごと食べられるのが特徴です。

エンドウとエンドウ豆の意味の違いは?【未熟と完熟】

 

エンドウとエンドウ豆は、基本的に「エンドウ属の豆類」という意味では同じモノを指します。

 

ただ、先ほどお話しした通り、細かく掘り下げると未熟と完熟で言い方に違いがあります。

 

完熟した実を乾燥させたものを総称して「えんどう(エンドウ豆)」、

食用の未熟な実を総称して「実えんどう(グリーンピース)」と呼んで区別しています。

エンドウマメは、漢字にすると「豌豆豆」。「豆」の重複表現ですが、誤用ではなく「重言」として国語辞典にも掲載されています♪

インゲンとインゲン豆の意味の違いは?【未熟と完熟】

 

インゲンとインゲン豆の違い。

こちらも基本的に「インゲン属の豆類」という意味で同じモノをを指しますが、

エンドウと同様、未熟と完熟によって下記の違いがあります。

 

インゲン=さやいんげん

 

スーパーの野菜コーナーで出回っている「いんげん」。

一般的に「いんげん」とだけ言うと、

インゲン豆の未熟果をサヤごと食用に品種改良された「さやいんげん」のことを指します。

 

インゲン豆=完熟豆

 

「インゲン豆」と言うと「さやいんげん」を指す場合もありますが、

インゲン豆の完熟果(鞘を除いて熟した豆だけを食用にする)を指す場合の方が多いようです。

金時豆(赤インゲン豆)、うずら豆、大福豆(白インゲン豆)が、インゲン豆に含まれます。

 

さやいんげん・さやえんどう・絹さや・三度豆・グリーンピースの違いまとめ

 

  • インゲンマメ属とエンドウ属に分類
  • インゲン=インゲン豆=三度豆のこと
  • 莢(さや)とは、種子が入っている殻の部分
  • インゲン豆を若いサヤの状態で収穫→「絹さや」「サヤインゲン」
  • エンドウ豆を未成熟の状態で収穫→「グリーンピース」
  • エンドウ豆が完全に熟した豆として収穫→「エンドウ豆」

 

 

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