サボテンが枯れているかどうか判断するコツ!茶色は復活できるの?

サボテン

 

私は、人から頂いたサボテンを枯らせてしまって以来、

サボテンって枯れると二度と復活出来ないと思ってました。

でも、じつはサボテンって、

  • 茶色に変色していても
  • 根っこがブヨブヨに腐っても

適切に応急処置すれば、復活できるんです!

 

でも、そもそもサボテンって、完全に枯れてしまったかどうか判断がつきにくい植物ですよね。

水やりのタイミングもいまいち良くわかりません…

あなたの枯れてしまったかもしれない可哀想なサボテン、

ぜひこれから紹介する方法で復活させてあげてください!

 

サボテンって枯れたらどうなる?枯れてるかどうか判断するコツ

 

枯れているかどうか判断するのが、なかなか難しいサボテン。

 

明らかに茶色に変色したり、根元がふにゃふにゃしているなどの状態は、

早期発見&ケアをすれば、枯れる前に復活できる可能性が高くなります。

 

サボテンが枯れる『根腐れ』

 

 

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サボテンが枯れてしまう原因で一番多いのが

『根腐れ』(ねぐされ)

という状態。

 

根腐れした場合、根っこ部分が黒茶色に変色して、

指でつまむと柔らかく、ふにゃふにゃとした状態になります。

 

サボテンの内部から腐っていくため、栄養を吸収できずに根元が痩せて、

最終的に根がグラグラ状態になるんですね。

 

サボテンはもともと多湿状態が苦手な植物なので、

水やりのし過ぎや、風通しが悪い環境などが根腐れの原因になります。

 

枯れたサボテンの復活方法『胴切り』

 

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サボテンの復活方法で一番いいのが

『胴切り』(どうぎり)

と言う方法。

 

胴を真っ二つに…!って、名前だけ聞くと、ちょっと怖いですけど

 

『根腐れ』部分をバッサリと切り落とし、健康な部分を残して新しい根を出すために『胴切り』をします。

 

胴切りに必要な道具
  • 厚手の手袋・・トゲが刺さらない園芸用がベスト
  • 刃物・・切れ味がよいもの
  • 除菌用ウェットシート・・刃物の除菌用
  • 新聞紙・・胴切りしたサボテンを包んで捨てるため

 

胴切りのやり方

▼『根腐れ』部分を切り落とす
▼切った断面部分は30分ほど太陽光にあてる
▼切り口が乾くまで日陰で乾燥(1か月以上)
▼切り口から根が出てきたら、湿らせた新しい土に軽く差し込む
▼水やりは、根がしっかり伸びるまでやりすぎない

 

根腐れ部分の“腐敗菌”が、切った刃物から健康な根の部分につかないように、

除菌用ウェットシートなどで消毒をしながら使います。

 

変色してブヨブヨしている部分や、茶赤に変色した部分は、

菌が残り植え替えてもまた腐る可能性があるので、

健康的な断面部分を選んで、スパッと切り落とします。

 

ただ、どこまで切っても芯が空洞だったり変色がある場合は、復活は難しいかもしれません…

 

切った断面部分は、30分ほどしっかり太陽光にあてて、乾かしましょう。

 

そして、切り口を下に向けてしっかり乾くまで風通しの良い日陰で乾燥させます。

 

切り口の大きさにもよりますが、切り口が5cm程度のもので一ヶ月ほど、

完全にカラカラに乾くまで乾燥させます。

 

根が出てきたら、新しい土に霧吹きをして湿らせ、断面を軽く差し込みます。

 

涼しく風通しの良い場所を選び、根が短いうちはあまり水分を吸収できないので、

しっかりとした水やりはさらに根が出るまで待ちましょう。

11月〜3月の休眠時期は根が伸びずらいので、しっかり根が定着するまで様子を見てくださいね

 

 

サボテンが茶色に『木質化』した部分は復活できる?

 

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もう一つ、茶色に変色している状態で

『木質化』(もくしつか)

という状態もあります。

 

これは変色というよりも、サボテンの変質

 

木質化は病気ではなく、サボテンを長期間育てていると根元部分が木のように固くなり、ザラザラとした状態になること。

 

基本的に木質化はそのままでも大丈夫ですが、サボテンの上部分まで進行していくことがあるので、

見た目に気になる時は、先ほどの

『胴切り』

で応急処置してあげてください。

 

まだキレイな緑色の部分が残っている場合は、復活再生できる可能性があります。

根腐れと同じく、

  • 根を掘り起こして状態を確認
  • 胴体部分を切って中の組織が生きているか

を確認する方法があります。

 

サボテンが枯れる原因4つ

 

サボテンってどうして枯れてしまうのか?

サボテンを枯らしてしまう、代表的な原因は4つあります。

 

  1. 適切な量の水をあげていない
  2. 太陽の当て方が間違っている
  3. サボテンに適した温度管理ができていない
  4. 鉢のサイズが合っていない

 

 

水のあげすぎ

 

最初にお話しした、サボテンの『根腐れ』という状態。

 

サボテンが柔らかくぶよぶよしていたり、ドロッとした部分があったらそれは水のやりすぎです。

 

水が少ない砂漠地域で生き抜くようにできているサボテンは、

茎や葉に水を貯えるように出来ていて、さらに湿気さえも吸収して水を取り込もうとします。

 

土がまだ湿っているのに水を与え続けると、

根っこの部分で呼吸をする事が出来ず、それが枯れる原因につながります。

 

水が少なすぎる

 

逆にサボテンに「シワ」が出てきたり、収縮した感じがするという場合は、水が足りません。

 

他にも色が褪せてきた、乾燥したような茶色い色など色からも判断ができます。

 

太陽に当たりすぎ(太陽が強すぎる)

 

サボテンの

『葉焼け』(はやけ)

と言う状態です。

 

太陽に合たっている部分が(一部分でも)黄色・オレンジ、茶色っぽくなってきた場合は

太陽光が強すぎるサインです。

 

太陽に十分当たっていない

 

サボテンの形が

  • 細長く成長してきた
  • 楕円形になるはずが先が尖ってきた
  • 収縮(細く)しながら育っている

 

などの症状がみられる場合は、太陽に十分当たっていないという事が言えます。

 

サボテンの適正温度

 

太陽にあたっている日中は、サボテン自体の体温も上がります。

その上がった体温を下げる必要があるため、夜には涼しい環境を必要としています。

  • 一日中気温の高い場所に置いている
  • 夏場にクーラーをつけっぱなしで気温が低い
  • 雪が降る季節に外に出しっぱなし

なども、枯れる原因になります。

 

そもそも、鉢のサイズが合っていない

 

サボテンはたくさんの根っこを持っています。

 

その根っこがどんどん成長しているのに

鉢のサイズが小さいままだと、窒息して枯れてしまいます。

 

逆に鉢が大きすぎても、水を必要以上に吸収してしまうため根っこが腐ってしまいます。

 

プラスティックの鉢も、陶器に比べると呼吸がしにくいため、

サボテンの種類によっては枯れてしまう原因になります。

 

サボテンを枯れないようにするコツ5つ

 

 

水が多すぎた場合

 

水をあげるタイミングの目安としては以下の方法があります。

 

■木製の棒を土に刺し、土全体が乾いているか判断

 

土の表面だけが乾いていても

下の部分がまだ湿っているのなら、まだ水をあげるタイミングではありません。

 

水分量を測れるツールも市販されていますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

■鉢を持ち上げて重さで判断する

 

サボテン博士にならないと、なかなか判断しにくい方法ですが、

長年サボテンを育てている方の中には、鉢を持ち上げただけで、水やりのタイミングが分かる人もいます。

 

そろそろ水やりが必要かな。と思ったときに

一度鉢を持ち上げ重さを確認します。

 

数日後、再度持ち上げ、重さに違いが無ければ、土に水分が残っていないと判断できます。

 

 

「サボテンを枯らす一番の原因は水のやりすぎですよ!」

 

と言われている事から、水やりの難しさが伺えますね。

 

なぜなら、サボテンは

真夏にぐんッと成長する時期があり、

冬の寒い時期に成長を止め、休む時期があります。

 

これらの期間は、

水をあげる間隔をあけないといけないのですが

それを知らずに水をあげ続ける方が多いからです。

 

逆に、梅雨のシーズンは

水をあげなくてもサボテンは力強く生き抜きます。

 

雨が数日続いた日も、土全体の渇きを確認して、

サボテンを興味深く観察して水やりをすることが、とても大事なことです。

 

水やりが不十分の場合

 

もし水やりが十分でなかった場合は

鉢の底から水が溢れ出てくるくらい十分に水をあげ、

1週間ほど様子を見ましょう。

ほとんどの場合は元気を取り戻します。

 

太陽に当たりすぎた場合

 

室内の場合でも、ガラス越しの太陽の日差しが

サボテンには強すぎる場合があります。

 

すぐに日陰やブラインド越し、レースのカーテンなど

直接太陽が当足らない場所に、サボテンを移動させましょう。

 

ずっと室内で育ったサボテン(お店や自宅など)を

外に出して長時間太陽に当てると、急に環境を変えられたサボテンが

火傷して変色する場合もあります。

 

太陽が足りない場合

 

サボテンに充分太陽をあてず、細く成長してしまった場合、

その後太陽に当てたとしても、一度細く成長してしまった部分は変わりません。

 

ですが、細い部分から、健康なサボテンが成長して、いびつな形になってしまうことがあります。

 

結果、重さに耐えられず、折れてしまう事もあるので、

細く弱々しく成長してしまった部分は『胴切り』して、

サボテンが復活してくれるのを待ちましょう。

 

鉢のサイズ

 

鉢のサイズがサボテンに合っていない場合も、

枯れる原因になるため、植え替えをしてあげましょう。

 

植え替えをする際の注意点

▼手袋などを使って根っこについている土を出来るだけ落とす
▼腐っている根っこがあったら全て切り落とす
▼2.3日は風通しの良い所で乾かしてから植え替える

 

植え替える時は、サボテンの根っこを、きれいに掃除してあげることが大切です。

 

水を多く上げすぎたり、鉢が小さすぎて根っこが死んでしまっている場合、

根っこが腐ってる場合もあるので、その部分も切り落とします。

 

湿ったままだと、菌が入りやすく、病気になってしまう事もあるため、

すぐに植え替えずに、根っこをしっかり乾かします。

 

2日ほど乾燥させてから、鉢に植えましょう。

 

サボテンが枯れているかどうか判断するコツ!茶色は復活できる?まとめ

 

サボテンが枯れる一番の原因は『根腐れ』。

枯れたサボテンの復活方法は『胴切り』。

そして、茶色に固く『木質化』しても、復活できる可能性大のサボテン。

サボテンは育て方が簡単で寿命も長いイメージですが、多湿によるダメージにとても弱い植物なんですね。

サボテンが枯れる理由は他にも

  • 土や肥料があっていない
  • 害虫にやられた
  • 鉢の種類

など、他の植物と同じような理由も考えられます。

なのでまずは、お話しした主な原因から一つずつチェックしてみてくださいね!

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