免疫力を高める飲み物(ドリンク)12選!体温を上げる理由も!

免疫力

 

  • 腸は第2の脳
  • 免疫力の7割は腸にある

と言われ、腸内環境を整える事こそ、免疫力アップの最大の近道です。

秋から冬にかけて空気が乾燥してくると、ウイルスが活動しやすく、感染症も多く流行します。

病原体を跳ねのけられるような強い体を作るためには、

何といっても普段から体の免疫力を鍛えておく必要があります。

『免疫力を上げる飲み物』

をまとめました。

体温が1度下がると免疫力は30%落ちる!?

 

[免疫を上げる食事]といえば、発酵食品などが有力選手ですが、条件として

  • 体温を上げる(冷やさない)もの
  • 腸の環境を整えるもの
  • 抗酸化力のあるもの

などを満たしていることがポイントになります。

 

“体温が1度下がると免疫力は30%低下”

“体温が1度下がるとエネルギー代謝が12%低下”

と昔から言われているように、

体温と免疫力は密接な関係があります。

 

特に女性に多いと言われる冷え性。

“冷えは万病のもと“と言われるように、免疫力にも大きくかかわってきます。

 

自分の普段の体温=「平熱」を上げるために、

普段の生活においては、身体を冷やすものを避け、身体を温める食材・飲み物を選びたいものです。

 

免疫力を上げるために!体を温めるものを飲もう

 

水・炭酸系・お茶・アルコール類など飲み物にもさまざまありますが、

“温度をキンキンに冷やした状態”を好む人は多いと思います。

 

冷たい飲み物は、一瞬とてもスッキリした気分になりますが、

実は体の内臓にとってはその都度大きな負担がかかり、体を冷やすことにつながります。

水の温度 目安 体への水分吸収速度 胃腸への負担
冷たい水(5℃~15℃) 冷蔵庫で冷やした温度 ○:速い ×:大きい
常温の水(20℃~35℃) 蛇口から出てくる水温度 △:ゆっくり △:ほとんどない
温かい水(60℃~80℃) 自販機の温かい飲み物とほぼ同じ ×:遅い ○:無し

 

「冷たいもので一瞬体を冷やすくらい免疫力とは関係ないのでは?」

…と思うかもしれませんが、

毎日のように何回も冷たいものを飲む人と飲まない人では大きな差になっていきます。

せめて水やお茶は常温か温かいものを飲むように意識したいですね。

 

免疫力を上げる飲み物の条件

 

まず、免疫力を鍛えるための基本の飲み物は「植物性の飲み物」です。

  • お茶
  • 野菜
  • 果物

などの自然由来100%のものが大前提、

砂糖や添加物たっぷりの、野菜ジュース、オレンジジュース、コーヒーやコーラ、炭酸飲料…等ではありません。

 

市販のスポーツドリンクも、水分補給や体力回復には適していますが、

糖分を多く含んでいるため、免疫力を鍛えるという目的ではあまり良い選択にはなりません。

 

体を温める飲み物にする万能食材といえば「ショウガ」

生姜

体を温める代表食材で、どんな飲み物とも相性が良い食材と言えば

「生姜」

です。

 

すりおろして

  • 紅茶
  • お茶
  • スープ
  • 豆乳
  • 甘酒

など、何にでもチョイ足しできるのがうれしいですね。

 

都度すりおろすのが面倒なときは、すりおろしたものを冷凍してストックしておいてもいいですし、

便利なチューブタイプも売られています。

 

生姜をプラスすることで、もとの素材の風味を引き立ててくれますし、体を芯から温めて免疫力アップも期待できますよ。

 

免疫力UPのキーワード1)ポリフェノール豊富な飲み物6選

 

[免疫力は測定できる]でもご紹介しましたが、自分の免疫力は、

免疫細胞がどれくらい活発に働いているかを測定することで、目に見える形で数値化することができます。

 

免疫細胞の大半を占めているのが血液の中にある白血球ですが、

この白血球の働きを活性化する役割が期待できるのが

「ポリフェノール」

という成分。

 

ポリフェノールとは、植物が光合成によってできる自然の苦味や渋み・色素のことで、強い抗酸化作用をもっています。

 

5000種類以上もあるとされているポリフェノールは、

有名なポリフェノール
  • ワインやお茶の「カテキン」
  • ブルーベリー・ブドウ皮の「アントシアニン」
  • 大豆製品の「イソフラボン」

などが代表的で、これらを総称してポリフェノールと呼んでいます。

 

ポリフェノールは、植物が太陽の光から自分の身を守るために生成されるものですから、

人間がポリフェノールを摂取することは、体を丈夫にし、体の酸化を防ぐことに繋がります。

 

ポリフェノールが多い飲み物1)お茶

ポリフェノール お茶

ポリフェノールの「カテキン」が多いお茶としては

  • 緑茶
  • 紅茶
  • ルイボスティー

などが代表的です。

 

中でも緑茶には、カテキンが特に多く含まれていて、免疫力を上げるためには

1日約1グラムのカテキンが適量

とされていて、だいたい4,5杯ほどの緑茶を飲めば1日に必要なカテキンを摂取できます。

 

また、カテキンには殺菌効果もあるため、ウイルスなどを体に侵入するのを防いでくれます。

“緑茶うがい“は医学的にも効果のある風邪対策として知られています。

 

ポリフェノールが多い飲み物2)ココア

 

ココアは、生姜と同様に体を芯からポカポカ温める働きがあります。

ココアに含まれるカカオポリフェノールには、リグニンという不溶性の食物繊維によって、

腸内環境を整える働きもあるため、ココアを飲むことで便秘解消が期待できます。

 

森永製菓の最新の研究結果によれば、

ココアはインフルエンザウイルスに対して、強い感染抑制効果が明らかになっていて、

今後ますます、ココアと免疫の関係には注目が集まりそうです。

 

ポリフェノールが多い飲み物3)ワイン

ワイン ポリフェノール

ワインに含まれているポリフェノールは有名ですが、

ポリフェノールは白ワインより赤ワインに多く含まれています。

 

ホットワインにすればアルコールも抑えられて体も冷やさず効果的ですが、

あくまでお酒ですので、飲みすぎはNG、一日グラス2杯くらいまでが適量です。

 

寝る前のアルコールは睡眠の質が落ちて浅い眠りになってしまうので、飲む時間帯や量には気を付けましょう。

 

ポリフェノールが多い飲み物4)豆乳

豆乳 ポリフェノール イソフラボン

ポリフェノールの一つ、大豆にはイソフラボンというポリフェノールが多く含まれているため、

大豆加工品である豆乳も免疫力を鍛えてくれます。

 

食品安全委員会の「2006年大豆イソフラボンを含む特定保険用食品の安全性評価の基本的な考え方」によれば、摂取目安量は、

一日あたり70~75mgのイソフラボン

が望ましいとされています。

 

イソフラボンの目安量(mg)

納豆(1パック45g) 2パック=71mg
豆腐 1丁まるごと300g=80mg
豆乳(1パック200g)2パック=82mg
きな粉(大1で6g)大さじ8杯=77mg
みそ汁一杯(1杯20g)=6mg

大豆は体に良いからと、1日に納豆を3パック食べて豆乳もガブガブ飲む…という人は、

明らかにイソフラボンの摂りすぎで、体に負担をかけています。

 

特に日本人は大豆製品を普段から多く食べているため、逆に摂りすぎにならないよう注意が必要です。

免疫力UPのキーワード2)抗酸化力が強くミネラル豊富な飲み物4選

 

ポリフェノールに続いて、免疫力を上げるもう一つのキーワードは

「カロテノイド」

です。

カロテノイド

カロテノイドは、一言で言うと、ポリフェノールと同じく、

植物が光合成によってできる自然の苦味や渋み・色素のことで、

自然界に存在するさまざまな色「赤・オレンジ・黄・緑・紫」などの天然色素のことです。

 

カロテノイドは、とくに緑黄色野菜に多く含まれ、

全体的にビタミン・ミネラルなどの栄養価も高く抗酸化作用が強いのが特徴です。

 

青汁・スムージー・野菜ジュース

野菜ジュース スムージー

 

緑黄色野菜や果物を丸ごと使って作る

  • 青汁
  • スムージー
  • 野菜ジュース

などは、免疫力アップに最適。

 

ただし市販のものは、加工される時点で熱を加えることで栄養素が壊れていることも多く、

味を整えるために添加物も沢山含まれているため、飲み過ぎには注意が必要です。

 

酵素ドリンク

野菜 酵素 緑黄色野菜

 

野菜や果物、発酵食品にも多く含まれている酵素。

 

酵素は、働きによって消化酵素、代謝酵素、食物酵素に分類されますが、

身体の中で作られるたんぱく質の一種・食べ物の消化・吸収などを助ける働きがあるため、

腸内環境や免疫力とも深くかかわっています。

 

現代人は野菜不足の上、肉類など[消化に負担がかかるもの]を多く食べる人が増えてしまっているため、

同時に慢性的な酵素不足とも言われています。

 

酵素は、熱に弱いという性質もあるため、生野菜やフルーツを毎日たっぷり食べるのは難しいという人は、

酵素ドリンクで補うことも一つかもしれません。

 

ただ、酵素ドリンクはたくさん市販されていますが、中には添加物がたくさん含まれていて、ジュースと変わりないものもあるので注意が必要です。

 

免疫力を高めるおすすめ飲み物2選

 

免疫力を高めてくれるおすすめの飲み物で、身近に取り入れられるドリンクを、あと2つ紹介しましょう。

 

甘酒

米麹 甘酒

 

甘酒は日本生まれの発酵食品の一つで「飲む点滴」とも言われます。

甘酒の栄養
  • ビタミンB群(B1 ビタミンB2 ビタミンB6 葉酸)
  • 食物繊維
  • ブドウ糖
  • 必須アミノ酸
  • ミネラル類(ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム 鉄)

甘酒は、お米を米麹で発酵させる過程で、お米のでんぷんがブドウ糖に分解され、独特の自然な甘みが出ます。

 

美容効果、疲労回復、熱中症対策、風邪予防&免疫力アップ

…などとにかく栄養豊富で、体への吸収力も優れたスーパードリンク!一年中飲みたい飲み物です。

 

生姜を入れると体を温めるだけでなく、味もより一層美味しくいただけますよ。

 

水

 

飲み物の基本といえば「水」。

 

水は、誰しもいちばん身近にある飲み物なため、見過ごしてしまいがちですが、免疫力を高めるためには、大切な飲み物。

 

体の60%~70%は水で出来ていますので、体のもと・血液のもとになるものです。

 

どれだけ栄養価の高いものを摂取したとしても、ドロドロの血液では、

体の老廃物をキレイに取り除くことが出来ないため、

体のすみずみまで栄養をうまく届けることが出来ず、疲労がたまってどんどん免疫力は下がってしまいます。

 

個人差はありますが、

一日1.2ℓ~1.5ℓ程度の水分補給量

が理想とされています。

 

もちろん、キンキンに冷やした水ではなく常温以上で飲むようにしましょう。

 

免疫力を高める飲み物(ドリンク)12選まとめ

 

免疫力を上げるには、体の粘膜そのものを強化する必要があるため、

ビタミン(A・Cなど)、ミネラル(亜鉛など)の栄養素を中心に、

・野菜・果物・お茶など植物由来の抗酸化作用のあるもの
・胃腸の調子を整える発酵食品
・冷たくないもの
・体を温めるもの

を意識しながら[免疫力を上げる食べ物]を基本として、ウイルスに負けない強い体を作りましょう!

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