キョン(羌)の食用肉の味は?日本に来た理由と名前の由来も!

きょん

 

キョン(羌)の食用肉の味!台湾では高級食材として人気だそうですが…

シカ科の特定外来生物「キョン」が増えすぎて困るから駆除!という可哀想なニュースが後を絶ちません。

「キョンって名前が可愛い~」なんて言ってる場合じゃないほど、特に千葉県では被害が大きいのだそう。

そして、完全なる人間のエゴですが

「(シカの仲間なら)キョン肉って食用にならないの?」

という声が出るのは必須。

じっさいに、キョン肉の味わいは

柔らかくて、クセが無くて食べやすくておいしい食肉

なんだとか。

そもそもキョンはなぜ特定外来生物に?そしてこんなに増えてしまったのでしょう。

 

キョン(羌)の食用肉の味は?

 

▼(30秒動画)ジュワ~とおいしそうなキョン肉を食べる!

元動画:「キョン」 駆除して食肉へ その味は…【日テレNEWS】

「キョン(羌)の肉は食べてもいいのか?」

と言う疑問。

ズバリ、キョンは食べられます。しかも美味。

 

動画内で、食べた女性アナウンサーは

“柔らかくて、脂もさっぱり!噛むとお肉のうまみがジュワ~っと美味しい!“

と大絶賛のコメントも。

 

キョンの食用肉の味は?

キョン肉のお味は、ネットの口コミをみても

「驚くほど匂いやクセがなく柔らか!」

「食べやすくて、めっちゃおいしい」

と、かなり高評価。

 

キョン肉の味は牛肉の赤身に似ていて、中国や台湾では高級食材の一つ。

肉質は柔らかく、脂肪分も少ないため、中国の福建料理、広東料理、台湾料理などの中華料理では、日常的によく食されています。

 

キョン(羌)の食用肉の通信販売はある?

 

日本では、昔から狩猟ハンターの間では隠れた人気だったキョン肉。

 

近年のジビエ料理人気もあり、房総半島で大繁殖するキョンのジビエ化(商品化)の動きもあるとのこと。

 

Amazon楽天など、大手通販での販売取り扱いはまだ無いようですが、

もちろん販売されてる会社もあります。

こちらの猟師工房さん!

⇒https://hunters-cooperative.jp

千葉県君津市にある会社で、狩猟の有効活用について一般社団法人と提携しているようです。

イノシシ肉などの他のジビエ肉を販売したり、

シカの角などのアクセサリーなんかも作ってる様子。

 

その他、ネットでさがしたところ、こちらの「ジビエ市場」という千葉県大網白里市の会社もキョン肉の取り扱いがあるようです↓

 

ジビエブームで、味もお墨付きのキョン肉、

千葉ジビエ肉の名産にすればいいのでは?

という声もありますが、あくまで《特定外来生物撲滅》が目的のキョン食肉。

 

商業利用すれば、それだけキョンを増やしてしまう結果にも繋がる恐れもあるため、

なかなか安定的供給することは難しいようです。

 

キョンの皮も利用

 

キョンは、食肉としての通販は取り扱いがないものの、

「キョンセーム」(=キョン皮)はキメがとても細かいため、セーム革(※)の中でも最高級品として人気が高い商品。

楽器やカメラレンズ、骨董品などの手入れや、理美容用品の素材としても使われて、

日本でも中国からの輸入品として、長年使用されてきました。

※セーム皮とはシカ,ヤギなどの皮の銀面を落として加工した革のこと

▼人気のキョンセームを見てみる

 

キョン(羌)の名前の由来・漢字名は?

 

和名 キョン(羌)
英名 Reeves’s muntjac
中国名 小麂、山羌 など
属性 シカ科ホエジカ属に分類されるシカの一種
体長 70~100cm
体重 10~15kg
自然分布国 中国東部、台湾・日本(房総半島、伊豆大島)イギリス

日本の環境省指定の特定外来生物「キョン」は、漢字で書くと「羌」!

「羌」を台湾語で読んだ

「kiong(キオン)」

に由来し、中国では「羌族」という民族の人名にも使われる漢字だそう。

 

キョンは体高40〜50㎝、体長70〜100㎝、体重は10㎏程度の小型動物で、犬に似た鳴き声をします。

 

野生のキョンの生息地は、日本では千葉県と伊豆大島のみです。

キョンのメスは生後半年から妊娠可能で、出産した翌日には再び妊娠でき、

強力な繁殖力もあり、あっという間に増殖してしまうのです。

 

キョン(羌)はなぜ増えた?日本に来た理由

キョン

Margoz.2008.Muntiacus reevesi

「特定外来生物」とは、「外来生物」の中でも、特に生態系に悪影響を及ぼすと考えられる生物を「特定外来生物」として、農林水産省が定めた生き物。

 

日本でキョンが外来生物法により特定外来生物に指定されのは、2005年。

「特定外来生物」なので、在来の生物を補食したり、生態系に害を及ぼす可能性がある生物です。

 

キョンが日本で増えてしまったきっかけは、

1980年代に千葉県勝浦市の動植物園『行川(なめがわ)アイランド』(2001年閉園)で飼育されていたキョンが、

脱走して野生化してしまったことが始まりと言われています

人間の飼育ミスよって引き起こしてしまった事態だったのですね

 

キョン(羌)は10年で15倍も増え続けている!

 

キョンが野生化した千葉などの地域は、気候が温暖で餌にも恵まれていたこともあり、その数は年々増加。

 

1990年頃から野生のキョンの生息が確認・問題視されるようになり

千葉県内で確認されているだけでも

  • 2007年には3,400頭
  • 2014年には47,000頭
  • 2020年には50,300頭

と、爆発的に増え続けています。

 

特に被害が大きいのは千葉県と伊豆大島。

キョンによるイネ、トマト、カキ、ミカン、スイカなどが食い荒らされ、

一般家庭にまで侵入して樹木や花を食べたりする農作物被害が深刻です。

 

野生化して繁殖を重ねたキョンは、現在は原産地で見られない独自の性質も身に付けていて、

恐ろしいことに、本来のキョンは草食性のはずのキョンが、

千葉県内では肉類を原材料としたドッグフードを食べている姿も多く目撃されているというのです。

 

キョン(羌)の食用肉の味は?日本に来た理由と名前の由来まとめ

初めて聞いた「キョン」は、小さいシカで思ったより可愛い感じだったので、

なんだか駆除されるというのはちょっと切ない気がしました。

鹿に似ていて皮も使えるというなら、命をありがたく利用して、

うまく調理してキョン肉を食用化する方向になれば、千葉の新しい名産品が生まれるかもしれませんよね。

どちらにしても、人間のミスによって増え続けてしまったのですから、

うまく共存できるようにしていきたいものです。

キョン(羌) 鹿(ニホンジカ)

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2022年3月4日

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