幸せの青い鳥ならぬ「幸せの青い卵・アローカナ」。
チリ原産のアローカナ(Araucana)という鶏が産む、青い卵をご存知ですか?
アローカナ卵は、青色なので見た目は美しいものの、食べるのは少し抵抗があるように思いますが、
実はグルメな食通の人を中心に、ネット通販でも人気があるんです。
それもそのはず、アローカナ卵は、普通の卵の黄身よりも大きくてコクがあり栄養価が高く、とてもおいしい卵なんだそう。
そもそも、なぜアローカナの卵は青いんでしょう。
アローカナ鶏の原産国と名前の由来
アローカナ (Araucana) は、南アメリカのチリ原産のニワトリの品種、殻の色が薄い緑色~青色をした卵を産みます。
全体的にカラダがずんぐりむっくり、尾羽が無くて、ほっぺに大きな飾り羽(耳羽)があるのが特徴です。
まんまるのお尻が可愛らしく、日本でも飼育だけでなく、ペットとして飼っている人も。
引用;Wiki (雄鶏 Aracuana Cock qutside by Ickemitder45)
アローカナ (Araucana)という名前は、チリのアラウカノ族 (Araucanos) が飼育していた
「コロンカ」と「クエトロ」という種を交配選抜した品種のため、アローカナ (Araucana) と名付けられました。
▼中央がアローカナの卵▼
A blue egg laid by an Araucana hen, with brown ones.by Julian Berry
薄い緑~青色の殻をした卵を産むことで有名なアローカナの卵。
アローカナは品質改良がされていない鶏なので、
産卵能力が低いため、一度にはたくさんは産めない貴重な卵だそうです。
アローカナ鶏はペット向きな性格
アローカナは、元は採卵鶏ではありますが、ペットとしてもよく出回っている品種です。
性格は、比較的おとなしく、他の品種(烏骨鶏など)とも揉める事も少ないので、ペットにも向いているそうです。
鶏は体が大きめでずんぐりしているのに、あまり卵は産まない、しかも臆病なところもあるので、
他の鳥からはイジメられやすいんだとか。
飼い主さんはしっかり面倒を見てケアしてあげないと、いつの間にかストレスを溜めてしまうかもしれませんね。
アローカナ鶏の卵はなぜ青い?
卵は卵管内で卵黄、卵白、卵殻の順に約24~27時間かけてつくられます。
褐色・さくら色・白色・薄い青色…
など、鶏の卵の色はさまざまあり、親鶏の種類によって色が違いますが、
たまごの色を決める色素は
- プロトポルフィリン protoporphyrin
- ビリベルジン biliverdin
という2つの名前の物質の割合で決まります。
アローカナは青色になる色素の割合が、ほかの種よりも強いため、
色素の働きにより、青色の卵が作られます。
アローカナの卵は、「青色」という色の特異さが消費者に珍しがられていますが、
青色というのは、本来、食欲を減退させてしまうもの。
ところが、アローカナの卵は、見た目のユニークさよりも、
実際に、黄身が濃厚でとても美味しいため、
栄養面でもウコッケイ以上に、今、注目されています。
アローカナ鶏のたまごは栄養豊富でおいしい!
アローカナ卵の特徴は、何と言ってもその栄養価!
一般的な卵と比較して、アローカナ卵は栄養価が高いことが大きな特徴です。
【アローカナ卵の栄養】
レシチンが約 2 倍…老化防止成分が普通の卵のおよそ2倍
ビタミンBが約 10 倍から20 倍…疲労回復、免疫力増加
ビタミンEが約 11 倍…血液をサラサラにする、新陳代謝が活発になる
引用:わだ家|アローカナ卵
幸せの青卵、アローカナ 。青いというよりは青みがかった白。玉子の味は濃厚。ややお高め。 pic.twitter.com/7qkUOHFDE0
— ふーつら なこ (@HANACO18) January 20, 2019
左がアローカナの青玉子、右が一般の玉子(´ω`)
かなり黄色いすね pic.twitter.com/tOaMuSIvxr— ちくわ3 (@tikuwa331) July 20, 2015
とくに、黄身の割合が普通の鶏に比べて多く、濃厚な味わいで、卵かけご飯やゆで卵にすると最高なんだそう!
色が珍しくて、美味しくて、貴重な卵、
どんな食べ方でも美味しく食べられるそうです。
アローカナ(青い卵)はなぜ青い?たまごの栄養や親鶏の性格は?まとめ
アローカナの卵は、栄養価が高く、濃厚で美味しくて大きい黄身が特徴です。
通販でも購入できるため、どんな味がするのか、私も一度は食べてみたいですね!
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