オーストラリア産牛肉は危険で臭い声?ホルモン剤や安全性の実態は?

オージービーフ

 

オーストラリア産牛肉って、アメリカ産牛肉と比べて安全性はどうなの?

現在、日本で食べられている牛肉のうち、国産牛肉は40%にすぎず、半分以上の60%が輸入牛肉。

そして、輸入先の9割はオーストラリア産牛肉(オージービーフ)です。

オーストラリア産牛肉は臭い声?

オーストラリア産牛肉について、ちらほらSNSでも声が上がる

「臭い…」

という声。

和牛に比べ、肉質が硬く、独特の臭みあるため、

食べなれない日本人にとっては、苦手と言う人も多いようです。

 

オーストラリア牛肉(オージービーフ)の特徴!和牛との違い

 

オージー・ビーフ(Aussie beef)とは、オーストラリア産の牛肉の通称です。

日本より21倍も広い、オーストラリアの広大な牧場で、ノビノビと飼育された牛のほとんどが牧草のみを食べて育てられます。

 

和牛との違い
  • オージービーフ…エサは牧草・脂身が少ない・肉質固め 赤身肉が多い
  • 和牛…エサは穀物・脂身が多い・肉質柔らかめ・サシ(霜降り)が多い

日本のブランド和牛とオージービーフとでは、そもそも牛の育て方が違います。

 

日本で一般的に多く流通しているのは、いわゆる《グレインフェッドビーフ》、

Grain=穀物、人工的に配合した穀物を与えて育てられた牛肉のことです。

 

そしてもう一方がグラスフェッドビーフ》、

Grass=牧草、基本的に牧草のみを食べて育った牛肉を指します。

 

牧草のみで育てられた牛肉は、《グラスフェッドビーフ》とも言われ、

近年、ヘルシー食材としても人気が高まっています。

 

オージービーフは、牧草で育てられた牛肉、

いっぽう日本のブランド和牛は穀物を与えられて育ちます。

 

その結果、オージービーフは、国産和牛と比べて肉質にサシ(霜降り)が入りにくいため、

肉質にも独特の臭みがでてしまうのですね。

 

国産和牛は脂身が多い分、柔らかくて甘みが強いのが特徴ですが、

いっぽうオーストラリア産の牛肉は赤身が多く硬めです。

 

オージービーフは、牧草飼育のため、言い換えれば自然に近いエサを使用しているからこそ

肉質に独特の臭みがつくのであって、それが牛肉本来の美味しさであり、

私達の身体にとっても、より健康的なお肉と言えるかもしれません。

 

でも、柔らかい霜降り牛を美味しいと感じる日本人にとっては、

オーストラリア産牛肉=美味しくない、臭い、まずい

と感じる人も多いのですね。

 

→グラスフェッドの食べるバター!ゆりやんおすすめ商品も!

オーストラリア産牛肉は危険?ホルモン剤や安全性の実態は?

 

現在、日本で食べられている牛肉のうち、国産牛肉は40%にすぎず、半分以上の60%が輸入牛肉。

その輸入牛肉の内訳を見ると、

  • オーストラリア…54%
  • 米国…38%
  • ニュージーランド…3%
  • その他(カナダメキシコなど)…2%

(平成28年度農林水産省調べ)

オーストラリアと米国の2強がシェアを分け合っている状況で、

外食チェーン店など、業務用のほとんどは輸入肉が使われています。

 

飲食店では、スーパーで購入するお肉よりも、表示内容に関する規制が緩く、

「〇〇産牛肉」と表示する義務が無いため、安い価格設定の牛肉はほぼ輸入肉。

もちろん、コンビニで人気の「牛カルビ弁当」が国産牛肉で製造されることはほとんどありません。

 

オージービーフは安全?!米国産牛肉との違いも

 

米国産牛肉は、肥育ホルモンを使用しているものがほとんどというイメージもありますが、

オーストラリア産のオージービーフはどうでしょうか。

 

じつは、オーストラリアでも、肥育ホルモンの利用は国として認められているため、

全生産量の4割程度に肥育ホルモンを使用しているのが現状だそうです。※1

 

飼育ホルモン剤については、安全性について、どの国でも長年議論がされていますが、

現在、日本、中国、ロシア、EUなどの国では、肥育ホルモン利用は禁止されています。

 

ただ、オーストラリアはアメリカと違って、自国の畜産物の5割以上を輸出していて、

主な輸出先は、日本、中国、ロシア、EUと、飼育ホルモンを禁止している国々。

 

輸出に回される牛肉商品については、厳格な格付けに基づいて精査されるため、

実際にオーストラリア産牛肉は、飼育ホルモンの使用は年々減っているのだとか。

オーストラリアはBSEと無縁で安全?

 

オーストラリアは、世界最大の牛肉輸出国大国ということもあり、防疫体制や流通システムなど、

牛肉の安全性と品質管理は国際的に高く評価されています。

オーストラリアは疫病がない国として国際的に認知されています。BSE発症リスクが最も低く、口蹄疫については国際獣疫事務局(OIE)により発症ゼロ地域として認定され、EUからも認証されています。

オーストラリアの厳格な検疫対策と監視プログラムは国際基準、あるいはそれを超える内容になっており、EUの欧州食品安全機関(EFSA)よりBSEに関してはGBRレベル1(BSEが最も起こりえない国)の認定を受けています。※2)

 

美味しい牛肉を食べたいのは当然ですが、

その前に牛肉の安全性を考えるのは第一であることは、言うまでもありませんね。

BSE(狂牛病)のない国・オーストラリア

と国際的に評価されるほど、

オーストラリア政府は安全性と品質管理への積極的な取り組みを行っているようです。

 

オーストラリア牛肉(オージービーフ)の臭さ対策

オージービーフ=独特の臭さ・肉の硬さ

がある牛肉なので、多くの日本人にとってはその臭みが受け付けない人も多いです。

ですが、臭みが全く取れないのかというとそうではありません。

 

肉の臭みを取る工夫として、

【香味野菜】にんじん、たまねぎ、セロリ

【スパイス】ローズマリー、ナツメグ、胡椒、にんにく、ショウガ

【調味料】赤ワイン

【肉の切り方】繊維に沿って切る

【調理器具】圧力なべ

 

など、調理過程を工夫すれば、オーストラリア産牛肉の独特の臭みとりながら、

牛肉の旨味も引き出してくれるので美味しいオージービーフ料理を食べる事ができます。

 

【本格ビーフシチューのレシピ】

~材料(4人分)~

  • オージービーフ 肩/もも肉(かたまり)600g
  • 塩・こしょう 少々
  • 赤ワイン 1カップ
  • ローリエ 1枚
  • にんじん 1本
  • たまねぎ 1個

【A】

  • デミグラスソース 1缶(290g)
  • バター 大さじ1
  • ケチャップ 大さじ1
  • みそ 小さじ1
  • 砂糖 少々
  • 塩・こしょう 少々

~作り方~
にんじんは一口大に切り、玉ねぎはくし形に切る。

食べやすく切ったお肉に塩・こしょうをふり、肉を焼いて焼き色をつける。

赤ワインで30分程弱火で煮る。

さらに水2カップ、ローリエを加えて30~40分煮込む。

最後に【A】を入れて20分程煮込み、塩・こしょうで味を調える。

 

 

実際に、オーストラリアの家庭料理でも、

たっぷりの赤ワインと香味野菜とスパイスで、

コトコトじっくり煮込んだビーフシチューが定番の家庭料理です。

【圧力なべ】を使えば、短時間でお肉を柔らかく煮込むことが出来ますし、

吹きこぼれの心配もないので便利ですね!

 

オーストラリア産牛肉は危険で臭い声?ホルモン剤や安全性まとめ

オーストラリア産牛肉(オージービーフ)は、牧草飼育されているから肉質に独特の臭みがつくのであって、

言い換えれば自然に近いエサを食べさせていることになります。

硬くて臭いという声もありますが、調理を工夫することで十分美味しく味わうことができます。

→アンガス牛の産地はどこ?ホルモン剤やカロリーも!

→グラスフェッドは臭い?グレインフェッドとの違いは?

【参考文献】

※1)東洋経済

toyokeizai.net/articles/-/125422?page=2

※2)オージービーフ&ラム

http://www.aussiebeef.jp/b2b/safety/security.html

(2022年2月時点)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。