甘酸っぱく爽やかな風味の柑橘類グレープフルーツ。
グレープフルーツには様々な種類がありますが、
大きく分けると
- グレープフルーツ(白・ホワイト)
- ピンクグレープフルーツ(赤・ルビー)
の2種類。
ルビーの方は果肉がピンク色で、皮の表面もホワイトに比べると赤みがかっています。
昔はホワイトが9割でしたが、今は流通量も値段もほぼ同じ2種類。
どちらを買おうか迷いますが、
そもそもグレープフルーツは色で違いがあるのか、
赤(ルビー)と白(ホワイト)のグレープフルーツの栄養価や味の違い、
意外と知られていない、身体への嬉しい効果や特徴もご紹介!
グレープフルーツとピンクグレープフルーツの特徴
ホワイトグレープフルーツ | ピンクグレープフルーツ | |
味の特徴 | さわやかな甘酸っぱさ | 酸味控えめで甘め |
流通の時期 | 2~3月頃開花、9~10月頃に熟し、翌年の6月までの長期間収穫可能 | |
旬の時期 | 2月下旬から5月下旬 | |
相場 | 1個150円くらい |
ホワイトグレープフルーツ(白・ホワイト)
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『マーシュ』という米フロリダ原産のものが、一番よく目にする一般的なグレープフルーツの品種。
果汁が多く、強い苦み成分ナリンギンが食欲を抑制。
ピンクよりお値段はやや安いことも。
ピンクグレープフルーツ(赤・ルビー)
俗に『ピンクグレープフルーツ』といわれる品種。
果肉が赤みがかったピンク色をしていることから『ルビー』とも呼ばれます。
カロテノイドを含むので、免疫力を高め、アンチエイジングも期待できる。
同じグレープフルーツでも、味やカラダへの効果に特徴がある2種類。
それぞれの特徴について詳しく解説しましょう
グレープフルーツの色の違いで何が違う?
スーパーで売られているグレープフルーツは、
ほとんどがアメリカや南アフリカからの輸入品。
国内では鹿児島などでも栽培されているのですが、量としてはごくわずかです。
ちなみに、柑橘類なのになぜ“ぶどう“という意味の「グレープ」なのかというと、
一本の枝に数個の果実が集まって生る様子が
ぶどうの房のようにみえるというところからきています。
名前に「グレープ」とついていても、
ぶどうとは全く別の果物ということですね。
そして、グレープフルーツは果肉の色によって分類されます。
黄色い果皮に白みがかった薄い黄色の果肉。
これが普段見かけるもので、品種の名前は
『マーシュ』『ホワイトマーシュ』など。
一方、ピンクグレープフルーツは
黄~オレンジ色の果皮に赤みがかった果肉の『ピンク マーシュ』や、
さらに赤みが強い『ルビー』『スタールビー』などもあるんです。
じつは、これらの栄養成分は基本的には大きく変わりません。
ただ、この果肉の赤みが重要なのです。
グレープフルーツとピンクグレープフルーツの違いは栄養じゃなくて色素成分!
『栄養』『栄養価』『栄養素』といわれるものは、
- 炭水化物
- たんぱく質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
という、いわゆる『五大栄養素』のことを意味します。
赤いグレープフルーツと白いグレープフルーツでは、この栄養面においては大差はほとんどありません。
では、決定的な違いは?というと、
カロテン(カロチン・カロテノイド)
という、色の色素が入っているかどうかの違い、です。
ピンクグレープフルーツの果肉の赤みはカロテノイド色素という、
植物が作る自然の色素で黄、橙、赤色をしています。
カロテノイド色素のなかにもいくつか種類がありますが、
ピンクグレープフルーツの赤みは
と同じ色素成分。
つまり、
ということが大きな違いとなります。
「β-カロテン」と「リコピン」って体にどう良いの?
「β-カロテン」「リコピン」が体内に入ると、ビタミンAとなり吸収されます。
ビタミンAには、
- 抗酸化作用
- 美肌、シミの予防
- 目の粘膜を健康に保つ
- 免疫力を高める
- ガン予防
- 生活習慣病予防
など、たくさんの健康効果の可能性が期待できます。
ピンクグレープフルーツ100gに含まれているBカロテンの量は約410mcg、
それに対してホワイトに含まれる量は、まさかの「0」。
ピンクグレープフルーツの赤みには、
こんな力があったなんて驚きですよね。
グレープフルーツとピンググレープフルーツは目的別で選ぼう
ここまでお話ししてきた内容ですと
「じゃあピンクグレープフルーツだけでいいのでは?」
と思ってしまいそうですね。
でも、そんなこともないんです。
ホワイトグレープフルーツは、ピンクグレープフルーツに比べて
苦みや香りが強いことが特徴です。
苦み成分は「ナリンギン」という成分で、
食欲を抑える効果が期待できると言われています。
香り成分「リモネン」は、
これは、脂肪の燃焼を促す効果が期待できます。
とくに、食事の前にグレープフルーツを食べることで、
食べ過ぎを防ぎ、脂肪の蓄積を防いでくれるため、
無理のないダイエットをサポートをしてくれます。
つまり
食欲を抑えて、脂肪燃焼、ダイエットが目的の場合
苦みが苦手で、より健康・美肌効果を期待したい場合
ということになります。
グレープフルーツは色に関わらず
- 疲労回復に良いビタミンCやクエン酸
- 脂肪燃焼効果のある香り成分のリモネン
- 整腸効果のある食物繊維
- 貧血予防、妊娠中に大切な葉酸
など、様々な成分を一度にとることができます。
美容やダイエット、健康の維持に大切な栄養素ばかりなので、特に女性には頼もしい果物ですね。
美味しいグレープフルーツの見分け方
グレープフルーツを早速買いに行こう!と思ったあなたに、
美味しいグレープフルーツの見分け方も伝授しちゃいましょう!
- 形に凹みがなく、色が鮮やかなもの
- 皮に張りがあり表面が滑らかなもの
- ずっしりと重みを感じるもの
ジューシーで美味しいグレープフルーツは、手に持った時にずっしりとしてハリがあります。
ぜひ買う前には、手に取って確認してください。
※表面にシミがあるものがありますが、肉質には問題ありません
グレープフルーツのおすすめな保存方法
美味しくグレープフルーツを頂くには、保存方法も大事なポイントです。
3~6日であれば風通しの良い場所で、冷蔵庫じゃなくても、常温保存が可能です。
風通しのいい冷暗所や冷蔵庫の野菜室で上手に保存すれば、2~3週間以上は日持ちします。
カットしたものはラップをかけて冷蔵庫で保存し、早めに使い切ってしまいましょう。
ちなみに、筆者個人的には冷凍保存もおすすめですよ!
果肉部分を取りだして、冷凍用の保存袋で冷凍庫へ。
冷凍は1ヶ月ほど保存が可能になるので効率よく使うことができますよ。
食べたい時に、そのままミキサーにかけてジュースを作ったり、半解凍で食べたても美味しいです。
グレープフルーツとピンクグレープフルーツ違いは色だけ?栄養や見分け方まとめ
ホワイトグレープフルーツとピンクグレープフルーツ、
期待できる健康効果や味に違いはあれど、
そもそもグレープフルーツ自体が栄養豊富で美容や健康にとてもいいんですね。
すっきりとした香りは、アロマオイルとしても人気があります。
あなたも目的別に合わせて、少しずつ食生活に取り入れてみませんか。
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